以前「アイキャラ」という番組でオリジナルゲームを作ろうという企画があり(ひらがな男子)、そのゲームコンセプト会議で出演者のひとりが”スマホで数少ない選択肢をポチッと推していくだけでストーリーが進んでいく手軽なゲームが良い”と意見していたのを聞いてなんてつまらなさそう……と思ってしまった数年前。
5年ほど前、幕張メッセでの東京ゲームショーに行ったときにはPS4やXbox等々のハイスペック大型マシンによる超美麗大ボリュームゲームを差し置いて「グランブルーファンタジー」が一番大きく派手で大掛かりなブースを設置していることが不思議でした。
当時のぼくはソシャゲといわれるゲームはスクフェス(ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル)くらいしかプレイしておらず、グラフィック命のぼくにとってはスマホ(当時のぼくはiPod Touchだったけど)の小画面でチマチマプレイするゲームを思いっきり軽視していました。
そんなぼくも今ではスマホ内にはスクフェスの他にも「少女☆歌劇 レヴュースタァライト −Re LIVE−」「プリンセスコネクト!Re:Dive」「駅メモ」「八月のシンデレラナイン」とインストールされており、日夜ポチポチといくつかのきーをタッチするだけでストーリーを進めていく作業に勤しんでいます。
まぁぼくに先見の明があればもっと違う人生を歩んでいたかもしれませんがそれを嘆いてもしかたがありませんね。
そしていま現在、その軽視していたグランブルーファンタジーをダウンロードし、ここのところ集中的にプレイしています。
必然的に他のゲームをプレイする時間はとれないので一日一回立ち上げてログインボーナスを受け取るのみとなってしまいますが、それだけグラブルにはまり込むワケがあるのですよ。
「ラブライブ」とのコラボが期間限定で配信されているのですから。
TVCMでもよく見るように他コンテンツとのコラボで新規客を引き込もうとするソシャゲは数多くあります。
でもそれらほとんどがコラボキャラのデザインを取り入れ、ちょっとそのキャラのセリフを喋らせて……とお安易なテコ入れとしてお手軽に作られているものが多いようですがさすがソシャゲ最大手のひとつである「Cygames」。
2週間という短い期間限定なのがもったいない素晴らしい出来なのです。
(グランブルーファンタジー(Cygemes)ゲーム画面より引用)
ゲーム初っ端から穂乃果ちゃん歌唱による「ススメ→トゥモロウ」(もちろんテキストだけではなく音声あり)
そしてラブライブ!ではおなじみの曲にのせ「これが私! 高坂穂乃果!」とあまりにラブライブ!すぎる始まり方で、楽しい予感しか無いのに涙がぐっとこみ上げてきてしまいます。
(グランブルーファンタジー(Cygemes)ゲーム画面より引用)
そしてこのグラフィック。
他コンテンツであるラブライブ!のキャラがちゃんとグラブルの世界観になっているところがあまりに素晴らしい。
でもなんといってもすごいのがストーリー。
スーパーロボット大戦好きならこういったコラボは大好物だ!といえるほでにクロスオーバーのさせかたが上手い。
劇場版「ラブライブ! The School Idol Movie」ではその100分未満という短い上映時間ゆえに描ききれず物足りなかった穂乃果ちゃんの思いや熱意がこのグラブルで補完された!とすら言えてしまう良質ストーリーなのですよ。
突然配信停止が決まりそれまで課金してきて人をどん底に落としてしまうことも珍しくもないソシャゲ界ですが長い間トップランカーの地位にあるグラブルの実力はやはり凄いものだったと感心しきりです。
前編はすでにプレイ終了しており現在アイテム回収に精を出しているところなのですが本日17時から後編がスタートするとのこと。
でも前編の終わり方が……なんだか「聖戦士ダンバイン」みたいでイヤな予感しかないのですが。
まさかラブライブ!あんな展開はあるはずが無いとはわかっていてもトミノアニメで育った世代としては……