「ガルパンはいいぞ」「立川はいいぞ」と言っていたガルパンおじさんたちが今度は「4DXはいいぞ」と言い出したので、ぼくもそれを体験してきました。
「ガールズ&パンツァー劇場版」6回めの観賞です。
よほど上映館が少ない映画や単館系の作品を観ないかぎりは大抵の人は見に行く映画館って決まっているようなものだけれどこの「ガールズ&パンツァー」と「ラブライブ!」で合わせてただいま8館目。
いままで行ったことがない映画館っていうのも楽しい。
今回はユナイテッドシネマちはら台というところで観ました。
この土地に来るのも初めてです。
というのもウチの近所ではこの4DX上映館が無いからなんですね。
鑑賞代の1800円に加えこの4DX代として1000円多くかかってしまうので、そこから500円割り引かれるレイトショーで観ました。
初めての土地で帰宅が深夜になるというドライブ気分もまた楽し。
スクリーンの入り口に荷物を預けるコインロッカーがあるっていうのも普通じゃない雰囲気が漂います。
シートは足を載せるところがあって完全に床から離されています。
ちょうど首のあたりになにやらノズル等の仕掛けが。
まさか、起動時に脊髄になにかが接続されたり薬品が注射されたりしてシステムと脳が同期するような仕組みじゃ……
左右壁の上方にもいろいろな装置がある。
シートは大きく前後幅も広いために100席ちょっとしかないとはいえ平日夜遅くの地方劇場だというのに8割方の席が埋まっています。
上映開始。
いつもの3分ちょっとでわかる~が終わり本編が始まるまで1分程度の暗闇と沈黙。
その間あちこちでいろいろなシステムが動き出す駆動音が鳴りなにやら不穏な雰囲気。
でもそれだけに期待もマックスです。
ダージリンさまの茶柱のくだりではいたって静かな始まりかた。
わずかにアイドリングの振動がしているかな?
そこから主砲身を通して外へと視点が移っていく過程で大きくグワンと揺れました。
おおっ! 動いてる動いてる!
大洗女子からの砲撃をマチルダ装甲がギャキンと弾き返し今度はガツンと鋭く揺れます。
場面替り継続高校の観戦シーンではそよ風が劇場内に優しく吹いてきました。
でも、静かなシーンだとその送風機の音はとても気になっちゃいますね。
砲弾が擦過する場面では首筋に風がシュっと吹きつけられるのですがなにせ耳元なのでやはりそのノズル音も気になる。
西住みほ隊長の「Panzer vor!」の声とともに前進する各車。
おおっ! まさに”♪おしりに響くV12 慣れればこれで 心地良い”だ。
ディーゼルエンジンとガソリンエンジンの振動の違いも再現してあるみたいな話もあるのですがぼく程度ではその違いはわからず。
ここでもコマンダーハッチから顔を出し顔に当たる風が再現されていて気持ちいい。
ぼくは常々映画館てちょっと暑いと感じているのでこれは大変都合が良い。
着弾時には前方から煙(ドライアイスの炭酸ガス?)がもくもく。
どうやら硝煙の臭いもするとの話もあるのですが、ぼくは絶賛花粉症中なのでまるで感じず。
本格的な戦闘シーンになればどんどん揺れまくります。
特にクルセイダー巡航戦車のドリフトが面白い。
これはイニDなんかもこの4DXが向いているかもね。
でも、これはストーリー映画という特性上しかたのないところなのですがコマギレ感はどうしてもありますね。
これがテーマパークのアトラクションなんかであれば自分はデロリアンやスピーダーといったビークルに乗って、ずっとその視点で進んでいくので没入感もあるのですが、やはりストーリ上一人称視点ではなく、場面も変わっていくことからそうして動きがブツブツと途切れてしまうのですね。
そこはどうしようもないところではあるのでしょう。
エキビジョンマッチも終わり潮騒の湯で慰労会。
この女の子たちの入浴シーンではいい匂いがしているらしいのですがここでもやはり花粉症ぐぬぬ……
左右前方からはシャボン玉が舞い出してきました。
これは楽しい。
大洗戦車を預かりにきたサンダース高のC5M輸送機シーンではそのエンジン排気炎を再現した生暖かい風が吹き付けてきます。
ここはもっと熱くてもいいのに。
ボコられクマのボコシーンはむちゃくちゃ面白い演出。
ホントにボコボコにされちゃいました。
本戦開始時の大洗女子(+義勇軍)の合計30両もの見事なパンツァーカイルを描く空撮シーンではフワーリと揺れこれが長く続けば酔ってしまうような浮遊感。
カール自走臼砲の着弾シーンの臨場感は立川の極上爆音のほうがスゴかったな。
弾が巨大で弾速が遅く大きな放物線を描くことから砲撃音が聞こえてから着弾までに時間があり、その間のじっと耳をすませて……でもどうすることもなくひたすた自分に当たらないでくれと祈るような数秒。
極上爆音のほうはそのビリビリとした緊張感が秀逸でしたからね。
この4DX(UCちはら台)は音響が残念な感じではあるのですよ。
逆にこれこそが4DXの真骨頂と言えるのが継続高のBT42。
その戦車らしからぬまるでWRCを戦うラリーマシンのような挙動に合わせてグワングワンと動き楽しい。
撤退戦中の雨のシーンでは実際に水が噴射されてきます。
しかもシュシュッ程度ではなく小雨程度にしとしとと降られれます。
(ここは不快であれば自分の席だけをカットがでるスイッチが手元にあります。)
でも、ここで濡れる分には楽しくて良いのですが廃遊園地の戦いにおける日本戦車たちの活躍シーンでの池の水。
あの、いつから溜まっているのかわからないきっと藻で緑色に濁っているであろう水も容赦なくかかります。
もちろん只の水であることはわかってはいてもやはりうへ~となってしまいます。
これ、なんかへんな病気になっちゃうんじゃ……
ラストクライマックスでのVS愛里寿ちゃんセンチュリオンとの決戦シーンは常に円を描くような機動を続けているためにこちらもぐるんぐるん揺さぶられます。
そして勝敗決着後のさわやかなシーンでまたもやのシャボン玉。
このシャボン玉演出は良いわー。
ヴォイテクの振動も気が利いている。
楽しい体験でした。
と、言っても10分程度のテーマパークアトラクションではなく2時間のストーリー映画なのでアトラクションほどには大きくガックンガックンしないので怖いんじゃ……と二の足踏んでいる人もきっと大丈夫ですよ。
シートベルトがあるわけでもないしね。
これが映画鑑賞の主流になるかというと、あくまで遊び感覚かな。
やはり一度見た映画を再度みる際の選択肢であって、初見からこの4DXで見ようとは思わないな。
「ラブライブ!The School Idol Movie」4DXがあるとすれば……
始終いい香りがしそう。
あとチーズケーキの匂い。
アルパカ小屋の獣臭はイヤだなぁ。
振動は穂乃果ちゃんの走ったり跳んだりするシーンくらいしか想像がつかないので、ライブシーンでのリズムを刻み揺れれば楽しいかもね。
チケット……
「ガールズ&パンツ」ちゃうわっ!
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「ガールズ&パンツァー劇場版」6回めの観賞です。
よほど上映館が少ない映画や単館系の作品を観ないかぎりは大抵の人は見に行く映画館って決まっているようなものだけれどこの「ガールズ&パンツァー」と「ラブライブ!」で合わせてただいま8館目。
いままで行ったことがない映画館っていうのも楽しい。
今回はユナイテッドシネマちはら台というところで観ました。
この土地に来るのも初めてです。
というのもウチの近所ではこの4DX上映館が無いからなんですね。
鑑賞代の1800円に加えこの4DX代として1000円多くかかってしまうので、そこから500円割り引かれるレイトショーで観ました。
初めての土地で帰宅が深夜になるというドライブ気分もまた楽し。
スクリーンの入り口に荷物を預けるコインロッカーがあるっていうのも普通じゃない雰囲気が漂います。
シートは足を載せるところがあって完全に床から離されています。
ちょうど首のあたりになにやらノズル等の仕掛けが。
まさか、起動時に脊髄になにかが接続されたり薬品が注射されたりしてシステムと脳が同期するような仕組みじゃ……
左右壁の上方にもいろいろな装置がある。
シートは大きく前後幅も広いために100席ちょっとしかないとはいえ平日夜遅くの地方劇場だというのに8割方の席が埋まっています。
上映開始。
いつもの3分ちょっとでわかる~が終わり本編が始まるまで1分程度の暗闇と沈黙。
その間あちこちでいろいろなシステムが動き出す駆動音が鳴りなにやら不穏な雰囲気。
でもそれだけに期待もマックスです。
ダージリンさまの茶柱のくだりではいたって静かな始まりかた。
わずかにアイドリングの振動がしているかな?
そこから主砲身を通して外へと視点が移っていく過程で大きくグワンと揺れました。
おおっ! 動いてる動いてる!
大洗女子からの砲撃をマチルダ装甲がギャキンと弾き返し今度はガツンと鋭く揺れます。
場面替り継続高校の観戦シーンではそよ風が劇場内に優しく吹いてきました。
でも、静かなシーンだとその送風機の音はとても気になっちゃいますね。
砲弾が擦過する場面では首筋に風がシュっと吹きつけられるのですがなにせ耳元なのでやはりそのノズル音も気になる。
西住みほ隊長の「Panzer vor!」の声とともに前進する各車。
おおっ! まさに”♪おしりに響くV12 慣れればこれで 心地良い”だ。
ディーゼルエンジンとガソリンエンジンの振動の違いも再現してあるみたいな話もあるのですがぼく程度ではその違いはわからず。
ここでもコマンダーハッチから顔を出し顔に当たる風が再現されていて気持ちいい。
ぼくは常々映画館てちょっと暑いと感じているのでこれは大変都合が良い。
着弾時には前方から煙(ドライアイスの炭酸ガス?)がもくもく。
どうやら硝煙の臭いもするとの話もあるのですが、ぼくは絶賛花粉症中なのでまるで感じず。
本格的な戦闘シーンになればどんどん揺れまくります。
特にクルセイダー巡航戦車のドリフトが面白い。
これはイニDなんかもこの4DXが向いているかもね。
でも、これはストーリー映画という特性上しかたのないところなのですがコマギレ感はどうしてもありますね。
これがテーマパークのアトラクションなんかであれば自分はデロリアンやスピーダーといったビークルに乗って、ずっとその視点で進んでいくので没入感もあるのですが、やはりストーリ上一人称視点ではなく、場面も変わっていくことからそうして動きがブツブツと途切れてしまうのですね。
そこはどうしようもないところではあるのでしょう。
エキビジョンマッチも終わり潮騒の湯で慰労会。
この女の子たちの入浴シーンではいい匂いがしているらしいのですがここでもやはり花粉症ぐぬぬ……
左右前方からはシャボン玉が舞い出してきました。
これは楽しい。
大洗戦車を預かりにきたサンダース高のC5M輸送機シーンではそのエンジン排気炎を再現した生暖かい風が吹き付けてきます。
ここはもっと熱くてもいいのに。
ボコられクマのボコシーンはむちゃくちゃ面白い演出。
ホントにボコボコにされちゃいました。
本戦開始時の大洗女子(+義勇軍)の合計30両もの見事なパンツァーカイルを描く空撮シーンではフワーリと揺れこれが長く続けば酔ってしまうような浮遊感。
カール自走臼砲の着弾シーンの臨場感は立川の極上爆音のほうがスゴかったな。
弾が巨大で弾速が遅く大きな放物線を描くことから砲撃音が聞こえてから着弾までに時間があり、その間のじっと耳をすませて……でもどうすることもなくひたすた自分に当たらないでくれと祈るような数秒。
極上爆音のほうはそのビリビリとした緊張感が秀逸でしたからね。
この4DX(UCちはら台)は音響が残念な感じではあるのですよ。
逆にこれこそが4DXの真骨頂と言えるのが継続高のBT42。
その戦車らしからぬまるでWRCを戦うラリーマシンのような挙動に合わせてグワングワンと動き楽しい。
撤退戦中の雨のシーンでは実際に水が噴射されてきます。
しかもシュシュッ程度ではなく小雨程度にしとしとと降られれます。
(ここは不快であれば自分の席だけをカットがでるスイッチが手元にあります。)
でも、ここで濡れる分には楽しくて良いのですが廃遊園地の戦いにおける日本戦車たちの活躍シーンでの池の水。
あの、いつから溜まっているのかわからないきっと藻で緑色に濁っているであろう水も容赦なくかかります。
もちろん只の水であることはわかってはいてもやはりうへ~となってしまいます。
これ、なんかへんな病気になっちゃうんじゃ……
ラストクライマックスでのVS愛里寿ちゃんセンチュリオンとの決戦シーンは常に円を描くような機動を続けているためにこちらもぐるんぐるん揺さぶられます。
そして勝敗決着後のさわやかなシーンでまたもやのシャボン玉。
このシャボン玉演出は良いわー。
ヴォイテクの振動も気が利いている。
楽しい体験でした。
と、言っても10分程度のテーマパークアトラクションではなく2時間のストーリー映画なのでアトラクションほどには大きくガックンガックンしないので怖いんじゃ……と二の足踏んでいる人もきっと大丈夫ですよ。
シートベルトがあるわけでもないしね。
これが映画鑑賞の主流になるかというと、あくまで遊び感覚かな。
やはり一度見た映画を再度みる際の選択肢であって、初見からこの4DXで見ようとは思わないな。
「ラブライブ!The School Idol Movie」4DXがあるとすれば……
始終いい香りがしそう。
あとチーズケーキの匂い。
アルパカ小屋の獣臭はイヤだなぁ。
振動は穂乃果ちゃんの走ったり跳んだりするシーンくらいしか想像がつかないので、ライブシーンでのリズムを刻み揺れれば楽しいかもね。
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