ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県飯田市の東側山奥にある下栗の里という山里に行ってきました

2014年07月22日 | 旅行
 長野県飯田市の東側の山中にある上村の下栗(しもぐり)の里は、南アルプスの山々を望む東側斜面にある山里です。静岡県境に近い天竜川の上流です。

 下栗の里は、標高が800メートルから1000メートルある、最大傾斜38度の傾斜面に、住宅や農耕地が点在しています。以前に、東京学芸大学名誉教授の方が「日本のチロル」と呼んだことを、最近は観光の謳い文句に使い、人気を集めています。

 その下栗の里の全景が見える展望台からの景色です。山奥の“秘境”という雰囲気です。





 実際には、右側の森に上部の一部が隠れています。

 この展望台は「おおぎびら展望台」と名付けられた地域住民が手作りで設けたビューポイントです。そのビューポイントは“天空の里ビューポイント”と自称しています。



 “天空の里ビューポイント”は工事用の足場のようなものです。観光客は足場に立ち、眼下の下栗の里を見下ろします。

 観光客は、下栗の里の最上部に設けられた観光案内所、駐車場、ソバなどの食事処などの観光用拠点に車やバイク、自転車などを駐め(観光用シャトルバスもあります)、そこから道路を少し登り、山麓側の細い山道に入ります。



 この手づくりの山道は、斜度が45度程度あるなかなか険しい斜面を水平に結んでいます。多少のアップダウンはあります。道幅が狭いので、すれ違う時はどちらかが立ち止まり、片方がその横をすり抜けてくださいと注意してあります。



 山麓の細い山道はスギやヒノキの林の中です。その山道から見上げた林の木々です。



 スギやヒノキの林は、きちんと枝打ちされ、間引きされた山林もあれば、あまり間引きされていない個所もあります。

 展望台に向かう山道の入り口から展望台までは、徒歩で片道約15分から20分です。

 スギ林の根元にキノコが出ています(名前は分かりません)。スギ林やヒノキ林では、ヒガラの群れに出会いました。

 このスギ林やヒノキ林をみると、下栗の里は昔から林業で生活の糧を得ていたのではと思いました。

 この山奥周辺は、遠山郷と呼ばれ、中世時代には遠山氏が治めていたそうです。江戸時代には人口が増えて、300人ぐらいまでの山里になったそうです。

 現在、下栗の里の中を通る生活道路は元々、車幅が狭いために、住民観光客には別の林道をバイパスとして通過するように指導しています。

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
下栗の里 (天の川)
2014-07-22 06:34:24
GoogleMapで調べてみたら、飯田市といっても、かなり東側の飛び地のような場所ですね。
長野県最南部の天龍村や下條村、静岡県浜松市の最北部などに囲まれた山村が続く地域のようです。ひなびた感じがしそうです。
返信する
南アルプスの山々 (山ガール)
2014-07-22 08:08:14
長野県南部の静岡県寄りの南アルプスの山々は、アプローチしにくい分、自然豊かな山々です。
登山する方も少なく、山を楽しめます。
返信する
すごいですね (赤胴)
2014-07-22 17:30:27
すごい斜面ですね。私はこういうところに運転していけません。鳥の声もいろいろ聞けたことと思います。またお話聞かせてください。
返信する
赤胴様 (ヒトリシズカ)
2014-07-22 20:16:12
赤胴様

コメントをいただき、ありがとうございます。

今回は、飯田市のある種の飛び地(平成の市町村合併の結果)である上村の下栗の里に行ってきましたが、歴史にお詳しい赤胴さんは、下栗の里の南にある遠山郷の中心地の和田という所がお薦めです。

中世の豪族遠山氏の居城地域で、”秋葉街道”の宿場町だそうです。

飯田市中心部から里山・山里の山道を抜けると、南北に走る国道152号に出ます。ここを北に下ると、和田地域に到着します。ただし同時に、下栗の里にも行く場合はシャトルバスをお薦めします。
返信する

コメントを投稿