ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県松本市の乗鞍高原のかもしかの径は、高山植物の宝庫でした

2015年08月08日 | 旅行
 長野県松本市山麓の乗鞍高原の名瀑の三本滝を見に行った話の続きです。
 
 標高約1800メートルのかもしかの径は、背の高いコメツガ、シラビソなどの森の中を通っています。



 かもしかの径はいくつかの小川を渡ります。



 晩秋以降は積雪量が多いので、三本滝の近くでは、積雪による倒木も目立ちます。

 そのかもしかの径は高山植物の宝庫です。小道の両側は、スズラン亜科マイヅルソウ属の多年草のマイズルソウやベニバナイチヤクソウ、ゴゼンタチバナなどの群生が続くのです。

 当然、マイズルソウやベニバナイチヤクソウ、ゴゼンタチバナの花は既に終わり、実をつけ始めています。

 マイズルソウの実です。



 マイズルソウの花期には、小道両脇ではマイズルソウの花がずっと続いていたようです。

 ゴゼンタチバナはなんと、三本滝のすぐ近くではまだ少し花が咲いていました。





 三本滝のしぶきが周囲を冷やしていて、ここはまだ初夏のようです。

 かもしかの径では現在、ギンリョウソウがポツポツと咲いています。草むらを探すと、ある感じです。



 カニコウモリと推測される野草です。花がちょうど咲き始めでした。



 リンドウが蕾をつけています。



 ユリ科らしい野草は赤い実をつけています。チゴユリよりは大きい野草です。



 背の高いコメツガ、シラビソなどの森の中には、ダケカンバやシラカバの木が育っています。積雪によって、枝がかなり折れています。その中をウグイスに似た“ムシクイ”系の野鳥、2羽が飛び回っています。葉陰にしか留まらず、撮影できませんでした。

 このかもしかの径では、いろいろな野鳥が観察できるそうですが、残念ながらウグイスの鳴き声などしか、聞こえませんでした。


長野県松本市安曇などに広がる乗鞍高原の名所の三本滝を見に行ってきました

2015年08月08日 | 旅行
 長野県松本市安曇などにある、深い森などが広がる乗鞍高原には、三つの有名な滝があり、その“名瀑トレッキング”を薦めています。

 その三つの有名な滝とは、三本滝、善五郎の滝、番所大滝の三つです。
 
 標高約1800メートルと一番上にある三本滝を見に行きました。乗鞍エコーラインの一般車両が上れる三本滝というバス停まで上がります(ここから上はシャトルバスとタクシーしか入れません)。ここには、三本滝レストハウスがあり、広い駐車場があります。
 
 三本滝というバス停に向かう途中の鈴蘭(すずらん)というバス停付近から望む乗鞍岳です。



 この時は、山頂付近が見えていましたが、すぐに雲の中になりました。
 
 三本滝レストハウスの横から、かもしかの径に入ります。入り口には「クマに注意」との表示があり、「ベルやラジオなどの音がするものを携帯する」ように薦めています。
 
 背の高いコメツガ、シラビソなどの大木の森の中を進みます。標高が高いのでダケカンバやシラカバなども育っています。こうしたうっそうとした深い森の中を、階段や木道などのよく整備されたかもしかの径をゆっくりと下ります。かもしかの径の両側はクマザサで覆われています。
 
 約20分で、轟音が響く三本滝の下側に到着しました。この三本滝の案内板によると、小大野川の本沢(中央)、支流のクロイ沢とムメイ沢をそれぞれ下る滝で構成されています。三つの滝が合流して流れ落ちているようです(全景を見通す場所がないので、そのようです)。落差は50メートルから60メートルだそうです。そして、滝壺の標高は1830メートルだそうです。

 中央にある本沢の滝は豪快に落下しています。



 一番印象に残るのは右側にあるクロイ沢を下る滝です。



 この滝の上側です。豪快に流れ落ちています。



 この右側を下る滝の上部の崖は、ギボシなどのお花畑になっています。



 この滝の下側です。黒い大きな岩の上を流れ落ちています。



 左側を下る滝は、残念ながら、うまく撮影できませんでした。滝を撮影する難しさを感じました。

 滝を見に行く小道沿いの崖には、もうトリカブト(ミヤマトリカブト?)が咲いています。



 うっそうとした針葉樹の森の中を、この三本滝の轟音が響き渡ります。

 三本滝までのかもしかの径のアプローチ部分は、5月までは深い雪に閉ざされ、近づくことも難しかったそうです。原生林を感じました。