四季の風景

横浜近郊の風景や鎌倉~江の島へ時には神奈川県内のあちらこちらへ写真を撮り歩いている「たろう」のフォト日記です。

・ ハンゲショウの花、ダイコンソウの花  (2022/07/17)

2022年07月20日 | 花3

泉の森を先週訪ねた折は湿生植物園では「半夏生」が一面満開でしたが

今日は白い葉っぱが少なくなって、終盤に近いようだ

ドクダミ科の多年草、水辺や湿地に生え、高さ1m程になり、細長い

総状花序を付け、その周囲の葉は白く変色する

 

花をアップで撮影しようと近づくと先客が居た~

半夏生は花粉を餌とする虫媒花、葉を白くして虫を誘う為に進化したそうだ

白くなった葉っぱは花期が終わると緑色に戻るのは、葉緑体が葉緑素を

再度作り始めるからだとか

 

 

花をアップで眺めるのは始めてだが、ちょっと予想外だ

一面に白い毛が出ていて、白い花が沢山突き出ている 花弁は無く

雄しべは6~7個、雌しべの柱頭は4裂している

 

既に種の出来ているのが沢山有り、撮ってみた、種子は1.2mm だそうだ

名前の由来は、半夏生の頃(7月2日)に白い葉をつける為とする説、

葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」とする説があるそうです

 

【ダイコンソウ】

黄色い5弁花の「ダイコンソウ」です バラ科2cm程の可愛らしい花

花期が6~9月と長く、何処にでもある花です

 

花の右と左に1.5cm程のトゲトゲの果実が見えます 集合花です

 

集合花を横から眺めると、沢山のトゲトゲが出ています

これは花柱で、先端がS字状に曲がっています。これが

「ひっつき虫」で、ひっついて種を運んでもらう知恵者なのです

あの可愛い花がひっつき虫だとは、知って初めて納得です

ダイコンソウの名前の由来は、根元に生えている根生葉が

大根の葉に似ていることからだそうです