いつも散歩で通る畑のある道で、大きな木が一面真っ白になっている
いつもは素通りするが、今日は時間にゆとりがあって立ち止まって眺めた
どんぐりの時に眺めたのと同じような穂状花序が沢山垂れ下がっている
枝が通りまではみ出していて、花が目前にまであるので撮影はとても楽ちんです
近づいて見ると小さな花が一面無数に出来ていて、なんの木かな?
見渡すと、小さなイガグリが出来ていて、昨年のクリのはじけた殻が
木に引っかかっていて、これは間違いなく栗の木で、これはその花か?
穂状花序の根元辺りに小さなクリの赤ちゃんが出来ている
クリの花と実についてネットで調べると、沢山の説明がヒットした
花と実について簡単な説明でブログに投稿するには今手持ちの写真だけでは
不足するので、幸いに近くの場所なので、再度撮影に行って来て原稿を続行
クリはブナ科の落葉広葉高木、5~6月に開花、クリは雌雄同株ですが、雌雄異花で
雄花と雌花のある風媒花です クリの花は穂になって咲くので花穂と呼ばれ、花穂には
雄花だけをつける雄花穂と帯雌花穂と呼ばれる雌花と雄花の両方をつける2種類がある
上の写真は帯雌花穂で穂状花序のつけ根に数個の雌花があり、受粉して根元辺りに
小さな赤ちゃんクリが出来ている
こちらの写真も帯雌花穂で穂状花序のつけ根に小さなクリが出来ている
この写真でも、枝の左右に帯雌花穂があり、穂状花序のつけ根に小さなクリが出来ている
小さなクリが出来るとその先の穂状花序は枯れて落下する また雄花花序は花の時期が
過ぎると枯れ落ち、イガ状になった雌花が目立つようになる
実際にクリの木の下には沢山の枯れた穂状花序が落ちていた
手前のクリはもうすっかり成長して大きくなってきている
奥側の2ケは枯れた穂状花序が付いたままだが、その内に風で落ちるでしょう
以上の様子を、簡単に説明すると
『クリの花には雄花のみの花穂と、雌花と雄花の両方つける帯雌花穂の
2種類あり、これらが風に吹かれて受粉して、小さなクリの赤ちゃんが生まれる』
クリの収穫は9月初旬~10月初旬です
その頃に、大きくなったイガグリを再度眺めてみたいもんですね。
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