2020、12.08 撮影
宮沢遊水地では今日も快晴が続いています、池面に下りて散策しようと思います
せせらぎ水路に沿って大きな樹がステキな紅葉を迎えています この4本の大木は今迄
メタセコイアだと思っていたのですが、11月に大和の「引地台公園」でラクウショウ
の紅葉を知って、この紅葉の4本はラクウショウなのかメタセコイアなのかを知ろうと
調べた結果、ラクウショウだと分かりました
まずせせらぎ水路に沿って4本の紅葉中の大木を撮ってみます
4本に向かって手前から1本目です
せせらぎ水路を入れて2本目です
3本目です
4本目です 1~3本目までに比べて紅葉が遅れているようです
どの木も見上げると枝先に黒く写った実が出来ています
大木の足元には沢山の落葉があります
図鑑やネット検索により、ラクウショウとメタセコイヤとの違い点を以下に記します
ラクウショウの特徴として
①樹高は高木20m程で、樹形が丸みを帯びています、メタセコイアの樹形は円錐形です
②小枝は互生です ③葉っぱも互生で、長さは1cmほどで短い、メタセコイアの葉っぱは対生です
★②と③の互生が簡単な鑑別点と言われています
④実はゴツゴツした球形で、大きさは2~3cmです
⑤実は油性分を含んでいて、脆くて割れやすい ⑥紅葉期間が短くてすぐにチリチリになる
⑦多くは湿地に植栽されている
以上の特徴を①から⑦項目迄順次見て行きます
①4本に共通して樹形が丸みを帯びています
この写真は引地台公園でのラクウショウです
この写真は、大和駅西口プロムナードのメタセコイア並木で、樹は円錐形になっています
②小枝は互生です 木の枝を引っ張って撮って見ました
③葉っぱも互生で、長さは1cmほどで短いです
上の写真はメタセコイアの葉っぱですが、きれいな対生です
④実はゴツゴツした球形で、大きさは2~3cmです
実を拾って来て、スケールを当てて写真に撮りました
⑤実は油性分を含んでいて、脆くて割れやすい 触るとポロっと割れ、手がべとつきました
⑥紅葉期間が短くてすぐにチリチリになる 短期間で紅葉になり葉っぱも沢山落ちています
⑦多くは湿地に植栽されているそうですが、宮沢遊水地では大雨で冠水することが
あるので、このラクウショウを植栽したと思われます
以上①~⑦までの観察で、宮沢遊水地の大木はラクウショウとします
湿地に植えられたラクウショウは気根が出るそうですが、この遊水地では見れませんでした
★ラクウショウについて
スギ科ヌマスギ属の落葉高木針葉樹、北米東南部からメキシコ湾岸の湿地を原産とする、
雌雄同株、 4~5月頃雌雄それぞれの花を咲かせる、 雄花は紐状(雄花序)で長さは
10~20cmほど、花後(夏頃)に球形の種子が出来10~11月頃暗褐色に熟す、
酸素不足を補うため、根が地面の突出する気根が出る
2020、12、08 宮沢遊水地にて
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