おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

田舎暮らしの醍醐味

2009年09月01日 08時09分33秒 | 日記
あと半年で定年、それに備えて阿蘇外輪山の中腹に土地を買って、小さな家を建てた。終の棲家だ。220坪の土地に30坪程の平屋の家。親と住んでいた街の二世帯住宅の二階の我が家は放棄することにした。20年経っていて、二階の家だけだから、資産価値なんて殆どないだろうし・・・もう都会暮らしには飽きた。田舎の家の隣接地の畑(2反ほどある)を借りることができたので、去年から作物を植えている。これまで農業にはまったく関心がなかったのでズブ素人だった昨年、植えた品種のうち実りまでいったのは「イチローの打率」位。去年の反省を踏まえて、取り組んだ今年は、しっかり畝を作り植えつけたので、いろんな作物がいっぱい実をつけた。月晦日の昨日、夏休み中長期滞在していた生活にもピリオドを打つことになった。2学期が始まったら、また都会暮らしの復活だ。半年の我慢!週末金曜日には訪れるのだがー。夕方、夕飯用に畑に下りてトマトとシシトウ、パセリ、ゴーヤを採り入れた。今年は夏野菜としてはトマト、ゴーヤ、シシトウ、オクラが良くなった。トウモロコシは去年が収穫前に野生動物に全部食べられたので、今年は早めに防護策を施したのだが、ちょっと早すぎたみたいで、中に入れなくなって雑草まみれになり、追肥もやれないししっかり実をつけるまで至らなかった。
この田舎暮らしで嬉しく思っているのは近所の人と仲良くなってコミニュケーションが実にうまくいっていること。3軒で持ち回りで夕食会(芋焼酎の飲み会)を始めた。縁とはよくできていて、3軒とも鹿児島に関係していることがわかった。私が鹿児島の出水高校卒で鹿児島大学卒業、Hさんは同じ鹿大の学部は違うが3年先輩、もう一軒のMさんも奥さんが鹿児島指宿の出身というからびっくり。Hさんは大分から、Mさんは大阪からいずれも何十年と住みなれた場所を離れて阿蘇永住を決めたという。基本的には別荘地だから、ウィークデイには人がいないのだが、家の周りには定住者が多いから幾分安心している。なにかあった時に連絡相談相手が誰もいないのは不都合なものである。自然がいっぱいあって、トレッキング、渓流つりなんでもござれなのだが、もちろんリスクもある。病院が遠い、郵便ポストも車で5分位かかる、店がない。妻と「今日は銀座に行こう」というのは、車で20分高森の町中にあるコメリやコスモスやナフコに行くこと。デパートもアーケードもなんにもないところだ。買い物は野菜物は自前で、あと魚、肉は離れた場所まで買いに行く。不便なのはここあたり。但しお金を使わない。飲み行きたいと思っても、飲み屋がない。車で行くことはできない(妻も飲むからー)ので、肥料以外に買うものは殆どない。消費節約するなら田舎に限る。今の暮らしからはまず飢えることはないだろう、口に入れることができる食物がなにかある。定年引越しが待ち遠しい。