おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

焼肉パーティー

2010年07月18日 07時41分50秒 | 日記
梅雨が明けたそうなーしかし今朝はすっきりしない天気で曇っている。この雲行きだと朝からにわか雨のご到来となるのか

昨日は畑仕事をたっぷりやって、昼前に一度シャワーを浴び、昼食午睡して、再び畑へ。またしっかり汗を掻いて、夕刻風呂を沸かして入る。お湯の温度を39度から1度下げる。温め目の湯に浸かって、本を開くこれも無上の喜びとなる。偶には赤鉛筆まで用意して入ることもある。一度どこかの温泉で例の如く湯船に浸かって本を読んでいた。ところが、突然幼子を連れた男が入ってきた。その時事件が起こった。

幼子曰く、「このおじちゃん、お風呂で本読んでるよ。ダメだよねえ、そんなことしたら本が濡れちゃうよねえ」。
親父さん気まずそうに他所を向いている。倫理としては、本は風呂の中で読むように作られていないし、学校では背筋を伸ばしてお行儀よく机上で読むように教えているのだろう。
心の内では「おじさんはね、あんたほど人生の時間がたっぷり残されていないの。だから寸分の余暇を見つけて本を読む時間を確保しているのだよ」と諭すこともできない。ここは温泉宿の浴場。この時は知らんプリを決め込んだ。

さて、昨日だ。妻が朝からご奇特なことをのたもうた。「今夜は○○に焼肉食べに行きましょうかー」これは説明が必要。住んでいる場所は南阿蘇の外輪山の麓、標高450m。周りは別荘が多いので、夜は灯が消え、人の声が途絶える。代わりに虫の音と山から吹き降ろす風の音のみ。近くにあるお店は市内から来る客が帰る4時か5時には閉店。そもそも歩いて行ける場所に酒を飲める店がないのだだから先日は意を決してラーメン屋に最終時間を確認してから、ラストーオーダー8時を目安に早めに車で行って、生ビールをしこまた堪能して、帰りは車を置いて、とぼとぼとマムシや放浪牛に遭わないように注意しながら帰ったものだ。

○○は高森町の方にある居酒屋で昼間は馬乗りとかあるウエスタン酒場らしい。チラシをみるとなかなか盛んで、若い人が経営しているのだろうがやる気が伝わってくる。しかもチラシの隅に「送迎も致します」とある。田舎の飲み屋ではよくあることで、人口が少なく住民は遠く近くてんでばらばらに住んでいて、帰るに足がない。タクシーも使えない(まだこの村ではタクシーの姿見たことない)所では店がその足を用意しなければ人が集まらないという営業上の条件もあるのだ。
今日は街に?飲みに行けると思うと体の芯から力が湧いてくる。

ところが夕方、奥方が澄まして「買い物に行ってくる」と車で出かけていった。ガックン

しかし、そこは長年連れ添った女房殿、ちゃーんと焼肉の用意だけはしていた。そこで夕方からデッキに机と椅子を用意して、ビールもいや発泡酒もたくさん冷やして、机下には蚊取り線香を焚いて、徐にささやかなパーティーを始めた。

肉は村の有名な?阿蘇の赤牛かと思いきや、豚バラのしかも一度湯通しして油分を落としたやつと何といったか鶏の首のところの肉。自家製のキャベツの下に隠されているのかと妻の目を盗んで捜索したもののついに発見できなかった。まっ!いいかっと諦めてじゃない得心して食べ始めた。しかし、食事はシチュエーションが大事。目の前に雄大な阿蘇の連峰、裏には外輪山が夕日を受けて黄金色に輝いている。手前には丹精込めて作っている私の畑があり、暑くもないし風が殊更心地良い。ビールいや発泡酒の美味いこと。そしてもらった焼酎も実に美味。次第に日が落ちてきた。その時予期せぬお客が登場。パタパタという音と共にリビングのガラス戸に打つかって落ちた物がある。お出でなすった。カブトムシの初見参だ。光りに寄るのか、いやしんぼ私みたいに食い物の匂いに誘われるのか知らないがやって来た。しかも二匹も

わが家でも焼き肉パーティー、結構イケルぞ。最高の一夜だった。