おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

国際理解=友好親善って難しい

2011年01月27日 09時29分55秒 | 日記
81.6kg、一日でなんでこんなに数値が動くのだろう?

今朝は寒いけれど、朝日が射しているので気持ちだけ「小春日和」、ほっとする。

ニュースを見ていたら、日韓戦のことでいろいろ騒がれている。まず猿真似をして日本に対する敵愾心を表現したという選手。

何で猿なのかよくわからないのだが・・・生物学的に考えて、あの国民だけは猿ではない別の何かが始祖になっているというのか?そのことこそ変じゃねー

おっと冷静に!(天の声)

そうだ彼の言い分がある。観客席の日本サポーターに旭日旗で応援している人間がいたのだそうな。はっきり言ってこれは日本人の歴史認識の甘さだ。
日本は沖縄を除いて他国に侵略支配を受けた経験がない。あの第二次大戦でも。
日本の歴史を考えると、秀吉の朝鮮出兵から近代にはいっての日韓併合による植民地化。ついこないだ(この間)まで半島は日本の領土として支配政策が敷かれていたのだ。
創氏改名、日本語教育の徹底、日本各地に送られたと朝鮮人労働者と国内での差別。1923年関東大震災における朝鮮人虐殺。
長い間の「恨み」(「恨」(ハン)はもっと広く深い意味があるのだが、怨恨のハンはその一部)は民衆の間に血肉化し、立(歴史=親から子へ)、横すなわち民族の意識下を流れる暗い伏流水となって今でも消えることはないと思う。日韓の関係回復が政治の次元から民衆レベルまで拡がっていることも事実である。

熊本城に時々遊びに行くと今やってくる人韓国人と中国・台湾が多い。去年阿蘇のお猿の劇場と阿蘇山上の記念館に入った時にも韓国からのツアー客がいてびっくりだった。それは経済の復興と表面的な関係の改善であって、もしトラブルが起こってしまうと消えずにある「伏流水」が沸騰するのだ。

社会科教育の弊害で、近現代史を教えてこなかった教育の責任もあるだろう。軽々しい「文化」交流の影響もあるだろう。しかし、向こうの歴史教育は徹底しているということ、そして余りにも日本人がその歴史認識が浅いこと。このギャップがこの事件の真相だろう。

旭日旗は日本軍国主義の象徴だった。帝国海軍旗、帝国陸軍旗若干のデザインの違いはあるのだが、朝日の射す16条のマークは一緒。「いけいけジャパン」はいいけど、これはやはりすべきことではないと思う。キムヨナの顔を仮面にして額に角生やして悪魔として表現した応援者もいるという。
感情として浅田真央を応援する気持ちは一緒だが、だからといってこういう個人的誹謗中傷はいけない。

日韓戦、「猿真似」は知らなかった。しかし、ずーっと感じていたことがある。選手達を見ていると特に主将のパクチソン、素晴らしかった。冷静で、しかもプレーは他を寄せ付けない程の技量を感じた。彼は日本でプレーをしていたらしいが、こういう人間的に素敵なスポーツマンって尊敬する。
遠藤がパクに辞めないでと励ましているらしいが気持ちよくわかる。

感情(主観)をできる限り抑えて、理知的(相手をよく知ること)に行動することができる人間が増えることで真の国際理解となるのではないかー

学校にあった時代、国際交流事業で姉妹校が韓国論山にある関係でよく当地を訪れた。ハングルも勉強した。結局草薙君みたいに見に着かなかったけれど、交流会で必ず発した韓国語がある。

「チョヌンコンドレマンドレ」

私は酔いどれです、という意味の言葉を酔っ払って酩酊してから意識していうと必ず爆笑を誘い、場が和んだことを思い出す。

いつも思うのだが、朝鮮半島も日本も根っ子は繋がっている。思い切って言うと血を遡ると同根だということ。白鳳のモンゴルだって中国だってやっぱり生まれてきた子には蒙古班があるはず。

仲良くせにゃんばいー