おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

墓参りとこどもミュージカル

2012年08月13日 12時55分58秒 | 日記
昨日は朝から玉名の墓参りに行って来た。

高速道路を使って1時間足らず。

墓参りに用意するもの。

バケツ=水汲み用、雑巾=お墓の拭きあげ、供花用の花(我が家の庭から今咲いている花を用意)、お墓に備えるジュース・酒、ビール・お菓子、線香、ロウソク、マッチ、草取り用鎌、麦藁帽子、着替え用のシャツ、軍手・・・用意万端整えて墓所にー

ここは繁根木八幡宮の裏、お稲荷さんの横にあって、隣は玉名市役所。お稲荷さんは歴史的由緒ある場所にある。昔ここから補陀落渡海に出航していった場所なのだ。補陀落渡海とは仏教徒が民の罪業を一身に背負っての滅罪行。小さな船に乗って南海のポータラカ(補陀落浄土)に向かっていく再びこの世に帰ることのない旅立ち出会った。こんな宗教的な場所にある。

補陀落渡海をルイス=フロイスは「自殺行」と言ったが、実は自利行であり究極の利他行であるのだ。民の罪業を身に引き受けることは代受苦の修行で、死んで浄土に渡るという願いを籠めた実践だったのだ。

汗をいっぱい掻いて墓石を磨き上げ、花を生けて線香を上げておまいり。

お盆なので、祖霊がこの世に帰ってくる。迎え火を焚いて、霊を迎えなければならない。そして御もてなしだ。

それから、いつもなら玉名ラーメンを食べて帰るところだが、今日は午後予定がある。一目散に阿蘇への帰路に就いた。

家で昼を食べて、ルーチンの昼寝を1時間。2時に職場の後輩が送ってくれた子供ミュージカルを見に美里町(旧矢部町)に向かった。阿蘇から近いと思ったら、外輪山で阻まれているので遠周りして1時間で現地へ。田舎だが会場=三里町文化交流センターひびきという会館は素晴らしい文化施設だった。

ここで同僚の子供や元園長していた幼稚園の卒園児2名が出演するミュージカルを観た。子供ミュージカル飽きるかなと思ったけれど、段々劇に入り込んでいって面白く見入ってしまった。子供がこんな演劇・ミュージカルという文化的なジャンルに挑戦することができるのは素敵なことだ。

幼稚園から小学生が主体なのだが、一人だけ高校2年生の女の子が主役で彼女の芝居や歌や最後の代表挨拶は素晴らしかった。恐らくスカウトされて将来のスターになるのではないかと思った

帰りは土砂降りで駐車場まで雨に濡れながら走った

劇は食べ物のありがたさを教え考えさせるものだった。観ていて気持ちが豊かになったような感じがしていい心持ちになって、途中「黒ビール」を買い、妻と乾杯した。何かあるといつもこうして飲む