自然生活

阿蘇の夜明けー

田舎暮らしを始めて2年有半。

田舎だからといって都市生活から完全に切れた訳ではない。時には山を下り街でデパートに行き、現代美術館に行き、アーケード街を歩く。そして一流ホテルで食事もする。たまーには泊り掛けで飲みに行くことだってする。


先の土曜日、近くのゴルフ場の食堂が一般にも受け入れているという情報と経営者が食肉経営をしている知られた人物ということで肉料理がいいらしいとー。

一度行ったのだがその時は断られた。ゴルフ客優先で予約なしではダメみたい。その日も予約なし。別のレストランに行ったのだが、ウィークデイと土日の料金に２００円の開きがあり第二の人生１２８０円はちょっと高い。それでＵターンしてこのゴルフ場にやってきた。

もちろんゴルフはしない人間。玄関前に車を停めて妻がフロントでＯＫかどうかを聞きに行く。ところが突然ホテルの人が出てきてやおら私のヴィッツのトランクルームを断りなしに開けた。「ははーん」と前頭葉が反応。ゴルフ客と思い、ゴルフバックを降ろそうとしているのだな・・・？「あっ食事だけで立ち寄ったのですが・・・」というと「あーあそうでしたか、予約は？」

「していません」

こりゃあ危ないぞと諦め掛けていた頃妻が戻ってきて「ＯＫ！！」という。

2階に上がって行くと広い食堂がある。この建物レンガ造りで堂々とした風体をしていて、なかなかいい建物で中も広い。

4人崖の席が２０席ほどあるだろうかー中心部に料理がいっぱい並んでいる。

よく見るとさすが肉屋の経営、肉料理が凝っている。美味しそう

ビュッフェの食事は美味しかったし満足したのだけれど、その食べた量たるや曙（アケボノ）クラス。後悔先立たず

その挽回策？昨日は実に質素で意味のある自然料理？で倹約することにした。

昼は畑で採った今朝取り野菜ーゴーヤ、キュウリ、トマト、オカワカメでサラダや、ゴーヤチャンプルー、それと味噌汁で終り。夜は自家製のゴボウを抜いて、インゲンを千切ってこれを天ぷらにしてもらった。それとサラダ。よく見ると完全に自家製野菜ばかりが食卓に並んでいた。少し寂しい気もするが偶には肉なし、魚もなしの食事もいいもんだ

昨日は、畑の仕事がはやく終わったので昼から、取り入れて十分に干したライ麦を脱穀した。
といってもとても原始的手法でー







十分乾燥させているのに、木の棒で何度叩いてもうまく脱穀できない。くり返しくり返しこの単純作業を行ったが昨日で2日目まだまだ半分も終わっていない。昔、稲作もこうして機械を使わずに、素朴な道具、だけで脱穀し精米していたのだ。お百姓さんの苦労を思い知る。

この作業を終えたら、精麦はせず、パンを作ってみようと思う。これが黒パンだ。ほんとは陸稲（おかぼ）を作る筈だったけど、来年に持ち越した。

ところで、3個目のスイカ、黄色く熟れて美味かった。それにしても近所の知人Ｕさんから頂いたカボチャとスイカ、その美味かったこともちろん来年用の種は取ってある。