珍しく高校野球開会式を全部観た。
前夜の近所の「飲み方」で痛飲し二日酔いで半日は沈んだ
しかし、眠るのではなく目は冴えているので「あまちゃん」から「アサいち」の続きで高校野球となった
高校野球の甲子園は夢の象徴。野球少年達がずっと胸に抱いてきた憧れの場所
ここに出てくるために毎日練習に汗を流し、予選から勝ち上がってきた精鋭ばかり。
思いの詰まった甲子園に全ての出場選手が集った。
暑い暑い夏の一日
入場行進曲はいつもと変わらない。
思い出すと尾崎の顔が、池永の顔、江川の球速、ドカベンのバッティング、津久見の小島監督、今年和歌山から出てきた箕島の尾藤監督。今は長男が監督をしている。松井の連続敬遠も覚えている。彼の偉さは屈辱的な仕儀にあっても恨みがましい顔を彼は見せなかった。
セレモニーは相変わらず冗長な話が続いた。
文部副大臣、審判代表の挨拶は要らないのでは・・・内容がみな重なっている恐らく40度近い気温の球場で並んで立たされている選手達が熱中症で倒れるようなことはなかった。流石だと思ったけれど、心配だったのはプラカードを持って立っている尼崎市立高校の女子生徒。
運動部出身ではないだろう彼女達、よく倒れなかった。
熊本の高校総体開会式には30年続けて部の指導教師として一緒に行進したが、式で同じ役目の女子生徒がよく倒れた
さて華は選手宣誓だった。
宣誓したのは春夏通じて初出場の帯広大谷高の杉浦大斗(ひろと)主将(3年)。
カメラはずっと彼を追っていた。アップになると彼は何か言っている。恐らく自分の宣誓文を読んでいるのだろう。
緊張が伝わってきた。人前の「宣誓」なんて私の高校時代には考えられないこと。
途中、ふっと台詞が消えることってある筈だが大丈夫だろうか?親でもないのに不安になってくる。
しかし、現代っ子だなあその挙措は見事なものだった。文もよかった。落ち着いてゆっくり噛み締めるような宣誓だった。
何故か涙が溢れてきた