ボランティアと苦役

昨日は村の中を貫流する白川の上流部の清掃活動「白川一斉清掃の日」ということで参加した。

朝７時、村の祇園橋が集合場所。有線放送でも参加を呼びかけていたのでいっぱい集まっていると思っていたのだが、実際には村外の大企業のボランティアグループが２０名前後、そして村内からの参加者が５，６名。

白川は流れ下って熊本市内の真ん中を流れている。去年の７・１２ではこの白川が豪雨で暴れた

まだその時の後遺症が消えていない。土手は削られ、護岸コンクリートも所々破壊されたまま




行政からも環境保全の担当者も来ていたが、何となく村内の参加者が少なく村外からのボランティアに申し訳なく情けなく感じた

白川の上流部なのでもう少し上ると源流がある。南阿蘇村の最大の売り「水の生まれる里」きれいな湧水のある村として環境保全に皆の意識が高まっていないことをそれは明かしていた

土手を下り水に入ってゴミを収集する

空き缶、ビニール、靴、金属の破片、なんでもござれ

洪水という事情も勘案しながらも空き缶のポイ捨てには情けない思いがする

私が担当した場所は悪臭が漂っていた。何故かな？と原因を探ると、洪水で大小の石が散乱し流れを堰き止め水が滞留して澱み、水底がヘドロ化していて悪臭を放っているのだ。

水を通すことだと判断して岩を除け、水を導き入れる。少しは流れができ、きれいな水が入り込ん来た。



集めたゴミを分別し、軽トラに積み込んで２時間で作業終了。




汗だくになったが「いいこと」をすると体は疲れるが気持ちが晴れる。

この川の下流では鮎が釣れ、有明海に注ぐとノリや魚介類を育て、生活を成り立たせてもいる。熊本市内では中心部を流れるから観光客にとっても「清流」白川の意義は大きい！

皆で川を守ることは環境を守ることでもあり、村ではお米を育てる大事な「資源」。村民よもっと川を大事にしようよ！

そしてこんな時こそ村長は一緒に汗を流せ