白い石灰岩の柱列を潜り抜け、朱色の湿原を抜け、それはいよいよ紅く細い洞穴の中へと向かった。
細く続く穴はいつしか大きな空洞に広がり、灯りがなければ真っ暗闇なのだが、そのライトに照らし出されて波を打った壁面が浮かび上がる。
丸い天蓋のドームを抜けると、また道は細くなっていく。・・・
一方、別の隊は朱黒い小さな穴の扉を押し開いて、洞穴の内部へと探検していった。
壁面はやはり波状の襞になっている。全体に桃色で艶があって滑らか。所々白っぽくなっている細道をさら進んでいく。
暫く行くと小さな突起が現れた。ここは白く浮き立って見える。触るとふにゃふにゃとして柔らかい。
道は螺旋状になってどこまでも続いている。同じような道がずっと果てしなく続いている。
・・・・
昔「ミクロの決死圏」という映画があった。灯りの付いたカメラになって洞穴(胃と腸)を進んでいくイメージで書いたのだがー語彙も文章も稚拙だね
昨日は街の掛かり付けの胃腸科医院に年一度の内視鏡検査に行った。
最近、下痢が続いているし、お腹が痛くなることがあるので、大事に取ってあるポリープが暴れているのかもしれないというくらい予感もあって、決断した。なにせ4人に1人はがんに罹る時代だ。いざ覚悟
前日から下剤を服用し、当日は朝から何とか言う透明の液体2lを1時間半かけて飲まねばならない。
もう何年続いているだろう。慣れたものだ。決して苦痛ではない。
途中、来るべきものが突如として訪れる。実は前夜の下剤の影響だろう午前3時ちょうど急に催した。急いでトイレへ。
間に合ったと思ったけれど、ふと足元に下ろしている下着を見ると、・・・瞬時遅かったのだ
その始末をして、再び床に就いたが今度は5時にまたやって来た。今度は何とか間に合った。
子供時代よくオネショをしたものだが、朝それがバレルのが恐いし恥ずかしいし、思い出す。
さて、内視鏡検査。嫌いではない。
何故かと言うと全身麻酔をして調べるのだが、その麻酔注射で眠る時が何ともいえない快感なのだ。点滴で薬剤を入れるのだが、しっかり意識して注射から液が腕の静脈に流れ入るのを見ていた。どの辺で眠くなるのだろう・・・?
血管を伝って肩辺りが痛痒くなるとストンと意識が落ちるーそう思っていたけど、まったく知らないうちに眠りに落ちていて、遠い意識の中で「ウウェッ」と嘔吐しているだけがわかる。腸から診て、ベッドを移り胃を検査すると聞いたが気づいた時には全て終わっていてベッドで寝ていた。
診察結果。
胃も腸も大丈夫と太鼓判胃にはびらん性胃炎、逆流性胃炎があり、腸には3mmのポリープがあるもののこれは心配ない。1,2年後にまた検査しましょうということだった。「今夜だけは酒は飲まないで下さい」と念を押された。
しかし、夕方になると無性に飲みたくなって、いつも通り缶ビール1本と焼酎お湯割り薄めに2杯飲んでしまった。
検査前日は無限の努力をして酒を絶っていたのだ。「OK」のサインが出たのに飲まないで居れるかってんだ
細く続く穴はいつしか大きな空洞に広がり、灯りがなければ真っ暗闇なのだが、そのライトに照らし出されて波を打った壁面が浮かび上がる。
丸い天蓋のドームを抜けると、また道は細くなっていく。・・・
一方、別の隊は朱黒い小さな穴の扉を押し開いて、洞穴の内部へと探検していった。
壁面はやはり波状の襞になっている。全体に桃色で艶があって滑らか。所々白っぽくなっている細道をさら進んでいく。
暫く行くと小さな突起が現れた。ここは白く浮き立って見える。触るとふにゃふにゃとして柔らかい。
道は螺旋状になってどこまでも続いている。同じような道がずっと果てしなく続いている。
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昔「ミクロの決死圏」という映画があった。灯りの付いたカメラになって洞穴(胃と腸)を進んでいくイメージで書いたのだがー語彙も文章も稚拙だね
昨日は街の掛かり付けの胃腸科医院に年一度の内視鏡検査に行った。
最近、下痢が続いているし、お腹が痛くなることがあるので、大事に取ってあるポリープが暴れているのかもしれないというくらい予感もあって、決断した。なにせ4人に1人はがんに罹る時代だ。いざ覚悟
前日から下剤を服用し、当日は朝から何とか言う透明の液体2lを1時間半かけて飲まねばならない。
もう何年続いているだろう。慣れたものだ。決して苦痛ではない。
途中、来るべきものが突如として訪れる。実は前夜の下剤の影響だろう午前3時ちょうど急に催した。急いでトイレへ。
間に合ったと思ったけれど、ふと足元に下ろしている下着を見ると、・・・瞬時遅かったのだ
その始末をして、再び床に就いたが今度は5時にまたやって来た。今度は何とか間に合った。
子供時代よくオネショをしたものだが、朝それがバレルのが恐いし恥ずかしいし、思い出す。
さて、内視鏡検査。嫌いではない。
何故かと言うと全身麻酔をして調べるのだが、その麻酔注射で眠る時が何ともいえない快感なのだ。点滴で薬剤を入れるのだが、しっかり意識して注射から液が腕の静脈に流れ入るのを見ていた。どの辺で眠くなるのだろう・・・?
血管を伝って肩辺りが痛痒くなるとストンと意識が落ちるーそう思っていたけど、まったく知らないうちに眠りに落ちていて、遠い意識の中で「ウウェッ」と嘔吐しているだけがわかる。腸から診て、ベッドを移り胃を検査すると聞いたが気づいた時には全て終わっていてベッドで寝ていた。
診察結果。
胃も腸も大丈夫と太鼓判胃にはびらん性胃炎、逆流性胃炎があり、腸には3mmのポリープがあるもののこれは心配ない。1,2年後にまた検査しましょうということだった。「今夜だけは酒は飲まないで下さい」と念を押された。
しかし、夕方になると無性に飲みたくなって、いつも通り缶ビール1本と焼酎お湯割り薄めに2杯飲んでしまった。
検査前日は無限の努力をして酒を絶っていたのだ。「OK」のサインが出たのに飲まないで居れるかってんだ