とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

旧統一教会の問題を隠すような内閣改造によって、実は他にもたくさんのことが隠されている。

2022-08-13 07:44:05 | 社会
 岸田総理が突然内閣改造を行い、それと絡めて旧統一教会の問題がさらに大きく取り上げられている。旧統一教会については徹底的に究明してほしいものであるが、必要以上に大騒ぎをしている。このままではしばらくしたらみんなに飽きられて、「大騒ぎしておしまい」のような予感もする。そのどさくさの中でいくつかの大きな問題が隠されてしまっていることを忘れてはならない。

 一つは野田聖子議員の夫が暴力団員だったという問題である。野田聖子・前地方創生相の夫が、過去に暴力団員だったなどと報じた週刊文春と週刊新潮を相手取り、両社に1100万円の損害賠償を求めた2件の訴訟について、最高裁は、夫側の上告を退ける決定を出した。野田聖子議員の夫は反社会的勢力であり、野田議員はそれを嘘をついてまで隠していたということになる。暴力団は反社会的勢力であり、これは旧統一教会と同じ程度で大問題であろう。芸能人ならば廃業の危機である。それなのにマスコミもほとんど騒がない。これはどうしたことか。

 もう一つは東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の高橋治之元理事の問題である、オリンピックがどれだけ利権がらみであったのかを明確にすべきなのに、それがいつの間にか話題に上らなくなった。高橋氏は電通の元社員であり、電通顧問でもある。実は電通と経済界、そして政治家との癒着にこそ、日本の大問題が潜んでいるのではないかと考える人は多く、私もそのひとりである。その問題がいつの間にか話題から消えてしまった。うがった見方かもしれないが、この問題を隠すために電通と経済界と岸田総理が内閣改造を仕組んだように見えてしまう。もちろんマスコミは電通に忖度するためにこの問題を忘れたことにしてしまったのだ。

 さらに言えば、終戦記念日前にウクライナ問題などを含めて戦争について考えなければいけないときに、それを旧統一教会問題が凌駕してしまった。

 繰り返し言うが旧統一教会問題は確かに大問題だ。しかしそれだけが大問題ではない。視聴率が取れるからと言ってむりやり時間稼ぎをしてそれだけに時間を費やし、他のものを忘れさせるマスコミは、旧統一教会なみに反社会的だ。

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