自民党が3補選で不戦敗も含めて全負した。予想通りなので、慌てたそぶりを見せずに平気な顔で、政治資金規正法の改革案も適当に出そうとしている。そしてそれ以上に田崎史郎氏をはじめとする自民党応援団は、自民党内の権力闘争をあおり、党内の政局に注目させようとしている。
違うだろう。政治資金規正法の改正案をしっかりと論議して、今出ている多くの問題を解決できるような改正案を作るように促すのが政治評論家の務めであるはずだ。逮捕されなければ何をやってもいいという状態を終わらせるような改正案が必要なのである。
そしてその改正案が成立した時に、岸田総理は解散すべきだ。
今の政治不信は、統一教会問題、裏金問題、安倍晋三氏の関わったモリカケサクラ問題など、権力者が好き勝手にやって選挙の結果をゆがめるようなことにまでなっているという民主主義の危機の問題から生じているのである。
岸田氏が民主主義を守るつもりならば、厳しい改正案を作り成立させ、これだどうだと解散するしかない。それが正しい政治家の在り方である。