とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

スマホ持ち込みは賛成するが、その前に考えるべきことがある

2019-02-20 22:05:02 | 社会
 文部科学省が携帯電話やスマートフォンの小・中学校への持ち込みを原則禁止した通知を見直す方向で検討しているという。それ自体は賛成する。スマホを小学生が持つことは連絡を取る上でも必要であるし、迷子防止などの危機管理的な視点からもいいことである。

 しかし考えなくてはいけないことがある。スマホで今問題なのはゲームである。テレビゲームには中毒性がある。一度やったら抜け出せなくなる。

 私自身パソコンのトランプゲームにはまってしまってそこから抜け出せなくなった時期があった。スパイダーソルティアというゲームだった。これではだめだとパソコンから削除するまで精神的な葛藤があった。やめたいのにやめられない。つらかった。私の場合この中毒はいい年になってからである。しかしこれが小学生のころからはじまってしまう子供が数多くいるのである。そういう小学生が本当に多い。そしてそのまま高校に来てしまっている。もはや手が付けられない状態だ。

 スマホが悪いのではない。幼いころからスマホゲームにはまってしまうと大変なことになることが問題なのだ。ゲームだけではない。ラインなどのSNSも中毒性がある。ゲームやSNSに子供たちが縛られて、大切な時期にスマホを見つめるだけになってしまうのだ。

 この話をすると、教育の力で何とかしなさいという話になる。ふざけてはいけない。すでに病気になり医者の力が必要になった人間を、教育の力で治療することは困難である。目の前にある御馳走を食べることをやめさせることなんかできやしないのだ。

 スマホの電話やメールの機能だけならば子供たちに与えるべきだとは思う。しかしスマホを与えなさいというのは、携帯会社に騙されているとしか思えない。携帯会社はもしかしたら自分たちが世の中を破壊しているのではないかという危機感をもってほしい。ただ売れればいいのではなく、子供たち向けのスマホを作り、よりよい未来を創るために努力してほしい。そして政治も子供には子供のスマホを義務付けるような法整備をお願いしたい。
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