文部科学省は27日、教員の働き方に関する改革案をまとめ、来年度は教員約7700人を増員する方針だという。「教職調整額」を基本給の4%から13%以上へ引き上げるというニュースも出ていた。文科省も頑張っているのはわかる。
しかし騙されてはいけない。全国の小中学校数は3万校程度である。単純に1校に1人増員するとしても3万人が必要なのである。小規模校があるのではないかといいう人もいるかもしれないが、確かに小規模校もあるが、大規模校もあるのである。
映画など見ていてわかると思うが、ヨーロッパやアメリカなどは一クラスの人数が少ない。日本は今35人以下を目指しているそうだが、ヨーロッパやアメリカは20人程度である。当然ひとりひとりに眼をかけることができるし、生徒に対する事務量も大きく違う。
現代の教育はひとりひとりにしっかりと向かい合う必要がある。それができないから家庭からの注文や批判があるのである。現状の日本の教育はこの根本を構築してこなかったのである。
やってる感をだすだけでなく、異次元の教育改革が必要なのだ。