とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

「GoToトラベルキャンペーン」の不思議

2020-09-19 07:00:43 | 社会
 「GoToトラベルキャンペーン」は不思議である。人々の心をもてあそぶからだ。

 このコロナ禍に誰もが家に閉じこもり、やりたいこともやれない状況にある。そろそろ気分転換もしたい。さらには誰もが観光業界が大変なのもわかる。「GoToトラベルキャンペーン」に賛同したい気持ちは多くの人が持っている。

 しかし、移動する際の感染リスクや、観光地での密による感染リスク、さらには感染のおさまっていない大都市などの感染リスクを考えるとブレーキをかけてしまう気持ちも多くの人が持っている。

 この二つが両立することはない。多くの人はどうしたらいいかわからなくなっている。若年層はどうし感染しても大したことはないと腹をくくり、キャンペーンに応募するだろう。せっかくの「お得」なキャンペーンなのにそれを利用しないのは損をした気分にもなるだろう。しかし高齢者層はそうはいかない。感染拡大防止のためにはまだ早いと思いキャンペーンを利用したくてもしない人も多くいるだろう。人々は混乱させられる。旅行業者も困惑しているというニュースも流れていた。

 本来ならば自粛のブレーキをはずすのがキャンペーンの目的であるはずだ。しかしまだそれは早すぎる。

 政府の無策ぶりがあらわれた政策である。
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大坂なおみさんの抗議行動

2020-09-17 19:50:51 | 社会
 人種差別に抗議した大坂なおみさんの行動が話題になっている。賛成の多いが賛否両論のようである。この行動の是非は私にはすぐに答えられない。スポーツ選手はスポーツに専念すべきなのか、社会的な発言も含めてパフォーマンスすべきなのか、他人がとやかく言えるものではない。

 個人的な感想を書かせてもらう。大阪選手は人種差別に抵抗した。そして優勝までした、その精神力は称賛すべきだ。すごいことだし、尊敬する。しかし一方では今回の優勝が今後の活動の重荷になってしまうのではないかと心配してしまう。今後、社会派アスリートの代表として大阪さんのことは見られるだろう。それは大変なことである。

 若い時のことでも、自らの言動はその後の人生に大きな影響を与える。自分の行動をみんなが注目してしまう。それは息が詰まることである。良いことでもわるい事でも同じだ。過去の自分の行動は全部自分に返ってくる。若い時はそれが実感できないから思い切ったことができるのだ。

 これからも末永く大阪さんに活躍してもらうことが最大の私の願いである。大阪さんのカッコよさにしびれながらも、どうしても心配になってしまうのだ。

 余計なお世話だとは知りながら、私自身の問題としてとにかく書いておく。
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舞台『わたしの耳』をライブ配信で見ました。

2020-09-13 08:37:38 | 演劇
 舞台『わたしの耳』をライブ配信で見ました。人が人にどんな時魅力を感じ、どんな時に壁を感じるかが、見事に演じられていました。

作:ピーター・シェーファー
上演台本・演出:マギー
出演:ウェンツ瑛士、趣里、岩崎う大

 ある男が女性を家に招く。しかし彼は女性と交際した経験がなく何をどうしたらいいのかわからない。だから自分を飾り立て、「いい自分」を演じようとする。さらに会話がうまくいくように、会社で人気者の友人を呼び、雰囲気を作ってもらおうとする。女性が家に来る。しかし男と女性は会話が成り立たない。そもそもの趣味が違うからしょうがない。しかし本当はそれが原因ではない。男には本音がない。男の真の姿が見えないからだ。女性は、男の友人のほうに興味を持ち始める。友人は本音で話をしているので、その姿に魅力を感じる。友人は男との約束通り、途中で帰る。男を女性は二人きりになる。気まずい時間が流れ、女性は帰ろうとする。その時初めて男は自身の本音を語り始める。情けない自分の真の姿を女性にさらけ出す。女性はその男性に興味を持ち始める。それを察した男は女性に肉体的な接触を求めようとする。女性は男を殴る。男は「実は自分には婚約者がいる」と言う。

 真の姿が見えない人間は付き合いにくい。しかし誰もが自分を飾る。その情けなさこそが人間的である。男は見事なほどに情けない。しかしそこに自分を見てしまう人は多いだろう。微妙な人間関係の機微が描かれたおもしろい作品だった。

 ウェンツ瑛士さんが情けない男をうまく演じている。趣里さんは微妙な心理の変化を表現している。安心して見ていられる。岩崎う大さんは確実な演技をしていた。もともとはお笑い芸人さんだったようだが、最近は劇団でも活動が主になってるということだ。

 地方在住者にとってはライブ配信はありがたい。ただしやはり集中力が大きく落ちてしまう。やはり生の舞台を見たい。


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「悪夢のおこちゃま政権」(安倍政権の総括)

2020-09-11 18:40:47 | 政治
 安倍政権はいい面も悪い面もあった。しかし一番悪かったのは、首相が「おこちゃま」だったことである。

 森友問題、加計学園問題、桜を見る会、すべて自分が悪いことをしたのに、それを隠そうとした。それだけならまだしも公文書の書き換えまでしてしまった。すべて自分のミスは謝らずにごまかそうとする姿はみっともない。

 自分の敵をバカにしたような発言をする。「悪夢の民主党政権」という言葉には首相としての威厳もなにもない。安倍政権だって「悪夢の安倍政権」と言われてもおかしくないようなことばかりしているのである。今後、アベノミクスの正体が暴かれると本当に日本国民みんなが言ってもおかしくないのだ。

 新型コロナの対応も、安倍晋三氏の愚かさばかりが目立った。あきらかに今年になってkらは、「おこちゃま度が増していた。」

 実は、安倍晋三氏を引きずり降ろしたのは、自民党の重鎮たちだったのではなかろうか。こんな「おこちゃま」にこれ以上居座られたら自民党がまた野に下る。はやめに変えておこうという力が働いていたのだ。すでに安倍晋三氏は孤立しはじめていたのである。もちろんこれは単なる妄想ではあるが、最近の菅氏の様子を見ると、菅氏と二階氏でこのシナリオを描いていたのではないかと考えてもおかしくない。

 いづれにしても安倍政権の真の評価はこれから見えてくる。
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安倍政権の最大の功労者は菅義偉官房長官と田崎史郎氏であった。

2020-09-08 15:33:51 | 政治
 安倍政権は自民党にしっかりと守られていた。組織をしっかりと守るというのが自民党のすごいところである。一時期の自民党や野党はそれができていなかった。組織を守ることは大切なことである。

 その中でも、菅官房長官はよく頑張っていた。自分を犠牲にして総理を支えていたという印象が強い。組織人としては超一流である。だから新総裁候補として多くの人が適任だと思うようになる。ただし自分が守る立場になるのと自分がトップになるのは別の問題だ。今後どうなるかしっかりと見極めなければならない。

 もうひとり、田崎史郎氏もテレビに出続けて、安倍政権を擁護し続けて。田崎氏は政治評論家というよりも安倍晋三氏のスポークスマンである。安倍政権の失敗を言い訳をして被害を最小限に抑え、野党のミスをしっかりと指摘して、政府の批判をかわす役割をはたしていた。

 今回の安倍総理の退陣についても、総理が辞める気がないならば、田崎氏は「総理が辞めることはない。」と明言していたはずである。しかし田崎氏は「総理がやめるのは五分五分だ」という発言をしていた。田崎氏が知らなかったはずはない。おそらく総理が辞める決意だということは知っていた。そこで田崎氏は情報を流しながら、流れをつくろうとしていたのである。そして田崎氏は菅氏が総理に立候補することも事前に知っていた。その流れも作り出す役割をしていた。このように田崎氏は世論を作り出すことに成功していたのである。

 そもそもこのシナリオを誰が作っていたのか。この情報戦略は見事であった。近年の自民党の力はこの情報力であったとも言える。こうなるとどうしても影に電通がいたように思われるのである。
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