映画『17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン』を見ました。ナチスによって自由を奪われていき、正義のためにすべてを犠牲にしていく思春期の青年を描きく佳作です。子供は大人が真剣に接すれば自分で自分を正しい道に導きます。大人が子どもの心を苦しめてはいけません。
監督 ニコラウス・ライトナー
出演 ジーモン・モルツェ ブルーノ・ガンツ ヨハネス・クリシュ エマ・ドログノバ[本間1]
(あらすじ)
1937年、ナチス・ドイツとの併合に揺れる第2次世界大戦前夜のオーストリア。タバコ店の見習いとして働くためウィーンにやってきた17歳の青年フランツは、店の常連であるフロイト教授と懇意になる。フロイトとフランツは年齢を超えた友情を深めていく。しかし、時代は国全体を巻き込んだ激動の時を迎えようとしていた。
ナチスとはなんなのだろう。なぜ人々は熱狂したのだろう。なぜナチスはユダヤ人を迫害したのだろう。私はナチスが悪いことはわかるのですが、なぜナチスが台頭してきたのかがわかりません。しかし現在の日本の安倍政権に対する熱狂や、アメリカのトランプ政権に対する熱狂を見ていると、実は似た状況になっているのではないかと危惧します。正しいことを正しいと主張すると、迫害される雰囲気があります。これは本当に怖いことです。
自由な言論の雰囲気がなくしてはいけません。