とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

「永田町の論理」に毒されているのは小泉進次郎だ

2024-09-16 18:23:37 | 政治
小泉進次郎が暴走している。

解散時期について聞かれた時、「永田町の論理的には、解散については言わないとなっていますけど、私は判断材料は十分あると思います」と、わけのわからないことを言い始めた。

さらに「これだけ史上最長の自民党総裁選、これだけの政策論争、そして国民の皆さんが選ぶわけですから、判断材料というのは、国会議員の中の永田町の論理だけで決めないで、私は今も含めて、国民の皆さんは次の選挙があったらどのような判断をするか、お考えになりながら、この総裁選も見ていると思います」と言った。「衆院ですから、国会での論戦なしに解散はあり得るんでしょうか?」と質問されると、「昨日も記者会見でもそうだったんですけど、だいぶ永田町の論理に毒されてると思いますね」と答えた。

そもそも解散というのは、議論が行き詰まり、総理大臣の思う政治が出来ないときにするのは本筋であり、総理や党のやりたいときにするという論理こそが「永田町の論理」である。永田町の論理に毒されているのは小泉のほうだ。勘違いしないでいただきたい。

しかも自民党総裁選は自民党の中のイベントであり、部外者にとってはどうでもいいものだ。そこで候補者が何を言っても、実際に当選したあとその通りのことを明確に実践するかは別問題だ。すくなくとも国会論戦を経て、対立点が明確になってからでなければ解散する意味がない。

小泉は若手だとアピールしながら、永田町の論理にはしっかりとはまってしまった無能な若年寄である。はっきり言おう。こいつだけは許せない。

最近の支持の低下をみると、この人の政治生命も終わりなのではないかと思えてきた。
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映画『クレオの夏休み』を見ました

2024-09-13 18:39:53 | 映画
 フランスの母を亡くした少女とアフリカ人の乳母の交流を描く映画『クレオの夏休み』を見ました。2人の心情だけでなく、登場する人たちの心情を言葉による説明ではなく、映像と展開で見せてくれる名画でした。

クレオはパリで父親と暮らす少女です。母親はガンでなくなり、アフリカから来たグロリアという乳母が面倒を見ています。しかしグロリアの母親が死にアフリカに帰ることになります。クレオは夏休みにアフリカに行き、グロリアに会うことを楽しみに生活するのですが、父親がはぐらかそうとします。なんとかクレオはアフリカに行くのですが、自分の予測とは違う状況に出逢うのです。グロリアには子どもがいて、娘は妊娠しています。息子は自分たちをアフリカに残してパリに行っていたグロリアを母親ではないと言います。そこにはアフリカの現実があったのです。そしてそこで女としてのグロリアの姿も見てしまいます。

余計な説明はないのですが、それぞれの登場人物の心がよくわかります。そしてクレオの父親が何を心配していたのかもわかります。まじめに生きている大人たちも子どもに理解されないこともあります。そんなかすかなすれ違いの中で、子どもは成長していくのだと感じます。

人間の難しさを感じるとともに、その難しさの中で生きて行く人間のいとおしさを感じる映画でした。感動しました。
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始まった時には終わっている総裁選

2024-09-12 07:26:42 | 政治
 自民党総裁選が本日告示だそうだ。しかし始まった時にはもう当選者がきまっている。いつもの通り茶番劇が繰り広げられ、それに外野が無意味なコメントをするだけだ。政治に関心がなくなる構造をつくっていて、「国民の政治離れ」と嘆く。政治離れをつくっているのは、政治家とマスコミである。自分らの責任をたなにあげて国民に責任を擦り付ける。本当にくさっている。

 そもそも統一教会の問題や裏金問題によって議席数を増やした政党に次の政権をとる権利がないはずなのだ。自分たちが偉そうにできたのは、不正をおこなってきたからなのだから、身を引くのが筋である。それでも自分らに政権をまかせてほしいならば、もっと謙虚に自分らの反省を明確にしめしてもらわなければならない。

 野党の案をそのまま自分の案にするならば、野党に対して真摯に謝罪することから始める必要がある。その上で国防の問題とか、憲法の問題とか、経済の問題で自分の独自の政策を示すべきだ。9人も立候補して、この短い期間に議論が盛り上がるはずがない。自分の意見を言って終わりだろう。盛り上がっているとあおっているコメンテーターが多いが、これが盛り上がりといえるはずがあるまい。

 結局は茶番に終わる。もっと議論自体が盛り上がり、国民が議論を聞いて自分の判断をできるような政治をつくっていただきたい。与党にも野党にも真面目に議論のできる人たちはいる。そういう人が前面に出て来るような裏の無い政治であってほしい。
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兵庫県知事問題の不思議

2024-09-09 18:04:37 | 社会
 兵庫県の斎藤知事の問題がスキャンダラスに報道されている。確かに斎藤知事の言動には問題があるように見えるが、逆にマスコミのこの騒ぎ方にも大きな問題があるように思われる。
 
 この問題が最初に騒がれたのは、パワハラとかおねだり疑惑だった。県民局長の告発と自殺については逆につけたしのように報道されていた。マスコミもその程度の扱いだったのである。

 おねだり疑惑とか、パワハラなんて政治家にはたくさんいそうである。とくにパワハラなんて当たり前のようにいるのではないか。みんなを調べれば齋藤知事レベルなんてたくさん出て来るのではないか。橋下徹なんか、テレビのコメンテーターをしていてもパワハラそのものだ。こいつが齋藤知事と似たようなもんなんじゃないかと思われる。

 それなのに維新も含めた会派が辞任を要求しているという。斎藤知事の理屈からすれば、これはマスコミがしかけた自分を陥れるための罠だというものであろう。自分に非がないという建前なのに、それで辞任すれば自分の非を認めたことになる。絶対にやめられないはずだ。維新も斎藤知事の非を認めたわけではない。県政を混乱させたから一度辞めて再選挙しなさいというものだ。これは理屈が通らない。

 斉藤知事に辞任を求めるならば、客観的な何かが絶対に必要である。例えば百条委員会が齋藤知事に明らかな法令違反があったことを明確に認めたなどというようなことがあれば、辞任要求も当然であろう。しかしまだ疑惑の段階である。この疑惑の段階で辞任を要求していいのだとしたら、世論誘導で政治を動かす事ができることになる。

 維新にしてみれば、これ以上この問題を長引かせたくないというだけなのだ。自分の損得だけで動いているとしか思えない。

 メディアの報道の仕方も、政治家の日ごろの態度ももっとしっかりとしてもらわなければ困る。人が自殺するなんてよっぽどのことなんだから。

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映画『風が吹くとき』を見ました。

2024-09-07 18:12:36 | 高校国語改革
映画『風が吹くとき』を見ました。現実に原爆が落とされた場合、こういうことになっていくのかと、恐怖を覚えました。

1987年に日本で公開され、その時も話題になった映画ですが、今回再上映されたのを機会に初めて見ました。善良な老夫婦が原爆投下の危険の知らせを聞き、その対策を準備します。中途半端な情報と知識と勝手な思い込みのために、十分な準備とまではいきません。そのために命は助かるのですが、かなりの被ばくをしてしまいます。情報は何も届かず、それでも夫婦は政府を信じています。その善良な夫婦の姿が痛々しく涙を誘います。

私たちは原爆の真実をみないようにしてきたように思います。どうせもう使わないだろうという勝手な楽観主義に陥っています。そういう生半可な知識と、御上を信じ込むことがどれだけ危険なことかを教えてくれます。広島や長崎について今こそ、詳しく知ることが大切であると感じます。

音楽をロジャー・ウォーターズ、主題歌をデビッド・ボウイが手がけました。
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