過日、航空自衛隊鹿屋基地にて零戦を見た。過去、海軍航空隊鹿屋基地より特攻隊が出撃した。
鹿児島県沖2か所から、零戦の残骸が引き上げられ、それを1機に復元されている機体が展示されていた。
張りぼてと思いきや、それなりに頑丈に作られていると思われた。制作当時は世界の最先端をいっているものと思うが、如何せん後が続かなかった。昭和の始めとは云え技術革新は日進月歩であった。零戦に続くのは隼だが、二番煎じの印象はぬぐえない。戦後日本企業は世界の冠たるものがあったが、失われた30年はゼロ戦に続く戦闘機が出現しなかった状況の再来である。この撃墜された状況はいつまで続くのか?
立派な機銃を搭載していた。これもその先の進歩がなかったのである。
<了>