<続き>
<第5章 上塩冶築山古墳の小石棺>
<その1>
今回は、①上塩冶築山古墳の小石棺、②小石棺の被葬者像についての展示物を紹介する。
出土遺物は、金銀装身馬具と金銅冠が伴う。馬具は心葉形十字文透鏡板付轡(くつわ)で、被葬者は岡田山1号墳と同じく額田部氏との関連が指摘できると云う。被葬者は、岡田山1号墳の被葬者と同じく推古天皇に仕えた人物と想定しているようだ。
推古天皇に仕えたかどうかは別にして、西出雲で大きな権力を有していたであろう。復元被葬者像をみていると騎馬民族にしか見えないのだが。
写真は、出雲弥生の森博物館の特別展での展示ではなく、県立古代出雲歴史博物館展示品であるが、これは上塩冶築山古墳小石棺出土品より、想定復元した像である。
<続く>
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