夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

365歩のうち298歩が終わったマーチ

2013-01-24 10:48:54 | 教室経営
 前任校のある守山区では、7年間奉職する間にじっくりと時間をかけて、理解啓発活動の場を広げながら区内を廻り、啓発活動をするのが当たり前の状態を作り出してきた。しかし、初めから順風満帆だったわけではない。そこに至るまでには、守山区での7年間だけでなく、その前の港区で初めて通級指導担当になってからの8年間に積み上げて準備してきたものがある。啓発がしやすい要因はそれだけではない。地域によって、こういった活動が受け入れられやすい環境と、そうでない環境がある。受け入れられやすい環境というのは、どちらかというと新興住宅地が多い。守山区はどちらかというと開発が進み始めたばかりの地域だったし、前任校の場合は特に「転勤族」が多い地域。人が移り変わっていく期間が短く、入れ替わりが激しい。故に、新しい人も地付きの人も、新しいことを受け入れることに慣れている。だから、啓発活動についても「そういうもの」として受け入れることができていた。
 今、新たに啓発活動を根付かせるべく、行動を開始して、間もなく10ヶ月が経過しようとしている。ところ変わればやり方も考え方も変わるもので、今までのようにすんなりとは進まない。しかし、それは想定内のこと。この10ヶ月間で、このような取り組みは新鮮な驚きをもって受け入れられることが分かった。受け入れる側がまだ「慣れていない」だけなのだということも分かった。今まで100%の力で取り組んできたことを、初めての場所で100%行おうとすれば、当然びっくりされる。ここはかつてのように30%くらいでゆっくりと進めていくことが賢明のようだ。急発進急加速は危険だということだろう。
 授業参観もあと1校を残すのみ。まずは区内に「こんな担当者がやってきた」と顔を売るくらいに止めておいて、じっくりと手を広げていくようにしなければならないことを再認識した10ヶ月。ローマは1日にしてならず。1日1歩、3日で3歩、3歩進んで2歩下がる♪である。
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成人式

2013-01-16 04:43:28 | Weblog
教え子の成人式に最後に出向いたのは、もう、6年前になる。それらはみんな、新卒採用以来、6年間の間に送り出した卒業生や、6年目に担任していた学級の3年生までの子ども達。みんな障害のある子ども達で、今は元気に働いていると年賀状にも書かれている。それ以降、通級で担当した子ども達の成人式には、連絡も専ら年賀状だけで、会場に出向くことはなかった。担任じゃないということは寂しい立場である。自分としては担任並みかそれ以上の、濃い付き合いだったとは思うが、実際は通級が終了するとなかなか連絡は取らなくなってしまう。でも、年賀状だけは続いている子どももいるので、成人式を迎える子どもの情報は入ってくる。今年の新成人は、いよいよ2校目のにじ組の最後、通級担当として8年目の年に卒業していったYちゃん。彼女の卒業する頃には、携帯電話というツールが一般的に普及してだいぶ経った頃で、中学生になる彼女が携帯を買ったからと、私に初メールをくれた頃から、高等養護学校での様子や就職のことまで、色々なことを知らせてくれた。そして彼女の就職から2年、一昨日のメールに成人式の報告が書かれていた。彼女ももう二十歳だったのだ。こちらが年をとる筈である。2校目の最後の子だから、次に成人式を迎えるのは3校目のつばさの子ども達になる。早いものだ。そう考えると、こだまの一番早い成人式は9年後ということになる。そんな頃は私も最後の職場に転勤している頃だろう。雨の成人式で、今年はあまり騒がれることなく過ぎていったが、私の中にはいつも「今年は誰が成人式を迎えているのかな?」ということがちらちらと浮かぶ。呼ばれることはないけれど、関わった者の1人として、心からお祝いします。おめでとう!
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鳴海絞りクラブ

2013-01-08 17:17:43 | Weblog
 この学校には江戸時代からの伝統を今に受け継ぐ大切なクラブが存在する。「鳴海絞りクラブ」である。今年度赴任してクラブ活動の担当者を決めるときに、リクエストすることができるのだが、スポーツや文化系の数あるクラブの中から、このクラブを選んだのには訳がある。新卒時代に下之一色の学校にいた頃、「尾張新次郎太鼓クラブ」というのがあった。それは新卒が担当するのが当たり前だったが、当時特別支援学級(当時は特殊学級と言った)の担任だった私は自分のクラスの子どもを連れて指導に行かねばならない。その子どもが情緒障害児学級の子どもだったので、自分でやりたいクラブを選ぶことができる子どもだった。彼は迷わず「バドミントンクラブがいい!」と答えたため、私はバドミントンラケットを専門店に買いに行き、3年間、そのクラブの指導をした。しかし、同期の先生が太鼓を叩いているのを見て、とても楽しそうに見えたことを覚えている。昔から伝統芸能とか文化とかが大好きな私にとって、新次郎太鼓クラブは魅力的だった。それ以降は剣道クラブを自分で作り、3年間のみの限定クラブとしてやっただけで、転勤してから通級担当になると、クラブの時間は授業時間だったので、足かけ15年、クラブ担当を外れることになった。ここへ転勤した途端、クラブの希望を聞かれて、迷うことなく「鳴海絞りクラブ」を希望したのも、純粋に伝統文化の一端を体験したかったからである。巻き上げ絞りに根巻き絞り、いろいろな技を紹介されて、自分の材料を与えられ、次々と作品に仕上げていく。小さな袋から始まって、2学期は大きめの日本手ぬぐいのようなサイズの布きれを頂いた。好きなデザインをして習ったものをつぎ込んで作る初めてのオリジナル作品。それを子どもたちはいろんな絵を中心に仕上げていく。そんな中、私は一人、文字を抜くことに挑戦してみた。またよりによって画数の多い「直心是道場」を選ぶ辺りが私らしい。年末に宿題のように一生懸命に取り組んで、出来上がってきたものがこれ。

藍色の美しい染め上がり。文字が柔らかいタッチで浮き上がり、なかなか良い。でも、残念なのは文字の周りに練習を兼ねて入れた「根巻き絞り」があまりに規則的に並びすぎて、デザイン的にマッチしていない。余分なことをするんじゃなかった・・・。何はともあれ、予想外に綺麗にできたので、剣道で使うのがもったいない感じである。できるだけアイロンをかけて我が家の剣道の間に額に入れて飾っておこうかとも考える。そこまで高尚な出来映えではないのだが・・・。
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新しい朝が来た♪

2013-01-01 07:41:46 | Weblog
新しい朝が来た♪希望の朝だ!地平線からの日の出は出勤時間に車の中で見ていますが、部屋の窓から県営住宅の上から昇る初日の出もまた綺麗ですね。今年も宜しくお願いします。
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