夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

表現することの喜び・歓喜

2010-08-28 19:41:51 | Weblog
夏休みもあと3日ほど!宿題がまだの人は私だけでしょうか?例によって入院中の私は、今日もまた病院をこっそり抜け出して、ではなく、ちゃんと医者の許可を得て、栄に繰り出して、夏の終わりを告げる祭典、どまつりこと、にっぽんど真ん中まつりを見に行ってまいりました!いろんな団体が、趣向を凝らした衣装とダンスで、観客を巻き込んで盛り上がるどまつり!今年も参加チーム、観客動員数ともに昨年以上のようです!
正直、最初はただ単に、北海道のよさこいソーラン祭りのパクリだろうと思って見向きもしませんでした。ソーラン節の今風アレンジがやたらと流行った時期がありましたが、それを受けて私は「名古屋なんだから、名古屋囃子を踊るのが筋だろう!どうして北海道の踊りを名古屋で広める必要がある!?」とつむじ曲がりな屁理屈をのたまっておりました。
そんなへそ曲がりな私に、踊ることの素晴らしさを教えてくれた人が、このどまつりに参加して踊っている先生です。かつてその先生は通級児童の担任の先生として私と繋がりのあった方でした。通級児童の担任の先生には二通りのタイプがいて、通級しているからこの児童のことは通級の先生(私)に任せてほかの子供たちに専念しようという割り切り型の先生と、通級しているときこの児童はどんな感じで授業を受けているんだろう?教室ではどんな事に気を配ってあげるべきなんだろう?と常に通級児童のことを考えて相談にくる先生です。今回のお話は後者の先生。私はこの先生の子供を見つめる眼差しの優しさと、常に何事にも全力投球の姿勢に感銘を受けました。その一つが「どまつり」だったのです。授業も遊びも仕事も全て全力で頑張っている先生が、どまつりで「踊りで自分を表現すること」にも全力投球していることを聞き、これまでの偏見を捨てて、雨の降る中、会場へ足を運んだのが最初です。そこには、雨などものともせず、観客に向けて最高のスマイルを向けながら、自分たちの持てるエネルギーを全てぶつけながら心を表現する若者たちがいました!あれだけの激しい動きをし続ければ、かなりエネルギーを消耗して表情も曇るはず・・・なのに、みんな笑顔がはちきれんばかり!若いから?そうじゃない。年配の踊り子も笑顔満載!それは自分を表現しきったことによる喜びの笑顔!歓喜の笑顔なのです!私が彼らに、そしてこのお話の主人公の先生に教わったこと。それは表現することの喜び。自分の内側にあるものを全て出し切った時の喜び、歓喜!
ことばの教育に最も大切なことを、私はこの先生から学んだ気がしました。この先生に出逢わなかったら、きっと今でもどまつりの度に「名古屋囃子を踊りゃあせ!」とのたまっていたでしょう。私は踊りと言えば日本舞踊(子供の頃習った程度)と盆踊りしか踊れません。だから踊りを教えて自己表現という訳にはいきませんが、表現というものの幅の広さと可能性の大きさを、この体験を通して伝えることは出来ます。私に歓喜を教えてくれた「歓喜団」の皆さん、そしてこのお話の主人公の先生に、改めてお礼申し上げます。ありがとうございます!明日も暑く、熱く、踊ってください!私も2学期からさらにいっそう、子供たちに歓喜を与えられるように頑張ります!
その前に、まずは退院出来るよう養生しまぁす!
たった今、歓喜団の皆さんが、どまつりの優秀な団体に贈られる「奨励賞」を受賞されたとの吉報を戴きました!これも「頑張れば夢は必ず叶う」というお手本みたいなものです!この成果を、教室の子ども達に伝えていきたいと思います!歓喜団の皆さん、おめでとう!!そして、喜びを伝えてくれてありがとう!!
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デイキャンプが終わり、・・・。

2010-08-21 02:40:20 | 教室経営
 朝からいきなり小雨の降る中、デイキャンプ当日を迎えました。昨年度までとはメンバーも大きく替わって、当キャンプ経験者は現役の中でも2名しかおらず、如何に入れ替わりが大きかったかということを物語っております。仕掛け人のこちらもペースは毎年変わらないのですが、大きく変わったのは「体が年をとった」と感じることだけ。その分低学年が増えて、こちらの方が若さを吸い取って生きるヴァンパイアのような気分です。
 経験者が少ない割に、準備や進行も素早く、駆けつけてくれたOBの中学生たちが、これまた大活躍してくれました。キャンプの達人と化していたOBたち。頼れる存在です。もちろん、参加してくださったお父さん、お母さん方も大活躍!!例によって体調の万全でない私の代わりに本当によく動いてくださり、助かりました。
 カレーも美味しくでき、みんながおなかいっぱい食べて、スイカもとても甘く、言うこと無しの一日でした。
 最後は恒例となりました「つばさ子ども会議」今年はメンバーが大きく替わったため、要領を得ない子が多く、始めに戻ったような新鮮な気持ちで取り組むことが出来ました。慣れないメンバーで緊張のあまりテンションが上がりっぱなしになる子もいれば、周りの様子を伺うように見ている子どもも。私と1対1で話すことには慣れていても、見知らぬ人たちと話をすることの難しさ、年齢の違う集まりの中で、どこまで自分を出して良いのか、みんなが手探りのようでした。人の話を聞くことの大切さを最後に説いておきましたが、どこまで頭に入ってくれたかな?滅多にない勉強の機会なので、これからも1年に一度は必ず続けたいと思いますが、開催方法は変わっていくかもしれませんね。
 夏休みもあと1週間。遊びのラストスパート?それとも宿題のラストスパート?最後までエンジョイしてくださいね!それではまた2学期にお会いしましょう!!
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長野大会

2010-08-07 11:50:46 | 言語・難聴
一昨日から全難言協長野大会に来ております。今年は珍しく、はじめのいっぽ研修会の方が一週間も早かったので、先週お会いしたばかりの人たちと再会できて嬉しいです。
今回の大会では、初めて構音障害の分科会に参加させて頂きました。構音に初めてというと驚かれるかも知れませんが、はじめのいっぽ研修会の一回目で中澤先生のお話を聞いたのが最初で最後。大きな大会の分科会では、自分が勉強したくて構音に参加したのは初めてです。
初日の分科会では、コンピューターを使った構音指導用の教材研究と、鼻咽腔閉鎖機能不全に関する実践、二日目は粘膜下口蓋裂児に対する鼻咽腔構音の改善指導と、声門破裂音を子音省略と捉えた失敗から振り返る構音指導、以上の4レポートを聞き研究協議しました。内容を事細かに書くことは出来ませんが、何が凄いかというと、発表者の1人に、全ての構音障害音をサンプルテープのように再現できる先生がいらしたことです。私も初めてことばの教室担当になった頃、全難言協のはじめのいっぽ研修会に参加して教わったことのひとつに、子供が間違って出している音と同じ音を自分が出せるようになると、子供がどこでつまずいているのかが分かるようになる、と言われたのを覚えています。14年目になってもまだ出会ったことのない構音障害のタイプがありますが、今回の研究協議で出会った先生は、どのような音も出すことができるのです。裏を返せば、それだけ臨床経験が豊富だという事です。しかも、それが専門用語と結びついていることが素晴らしい!私も自分が関わってきた事例の音は出せますが、一つ一つの専門用語と絡めて覚えていませんので、鼻咽腔構音と言われても、それが今指導中のお子さんの音と同じである事に気付くまでに時間がかかりました。専門書をあまり読まずにやっているので、指導に時間がかかりますが、その分だけ、自分の専門的な力として身について行っていることは確かです。でも、やっぱり専門書は読んだ方がいいかな!と改めて考えさせられました。良い勉強になりました。
今回の研究協議の中で、言語聴覚士の方が意見を述べていらっしゃったのですが、病院の言語療法教室から小学校の言葉の教室へ出た患者さんが、口蓋裂児や側音化構音の指導が出来ない担当者だったので元の病院へ7割方戻って来るそうです。最近の若いモンはというと自分が年をとったようですが、出来ない、分からない、を平気で口にします。初めはそれでもいいでしょうが、我々は教育のプロとして現場にいる訳ですから、初めての経験だろうと、次までに答えられるように勉強しておくことも大事です。今回の言語聴覚士の方に言われたような事がないように、若い先生方に自信を持って仕事にあたってもらえるように導いて行くことが、今後の自分の仕事でもあるかなと思います。
例によって、大会終了後に善光寺と川中島古戦場を旅して見聞を深めてきました。旅行記は別掲載で。
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チャンピオンから教わったこと

2010-08-03 10:25:30 | 剣道
 先週末、子どもたちの剣道の合宿がありました。といっても、宿泊ではなく、余所様の合宿に参加させて戴くという図々しい方法をとらせて戴いたのですが、突然決まったこの合宿、とても価値のある合宿でした。
 今回は突然だったので、自由参加だったこの合宿。我が家も実はこの夏休み中で唯一の家族旅行が充ててある2日間でした。それをキャンセルしてまで参加した理由は、指導講師陣の充実です。うちの剣道チームの先生は愛知県警察の剣道専門家集団「特錬隊」の監督です。言ってみれば愛知県の剣道のトップのお一人です。そんな先生に毎週二日間も稽古をつけて戴けるだけでも幸せ者なのですが、今回、その師匠の師匠に当たる先生のお声掛かりで、うちのチームが呼んで戴けることになったのです。それだけでもすごかったのですが、脇を固める講師陣には名古屋市剣道連盟の偉い先生や、愛知県警特錬隊の凄腕剣士たち、そして、全日本選手権を制覇したチャンピオンまでが元立講師として参加されるのです。こんなすごい稽古会は探しても見つかりません。以前、県武道館で「愛知のチャンピオンに学ぶ」という全市レベルの稽古会がありましたが、それと同じかそれ以上の規模の稽古を3道場だけの合同合宿でやってしまおうというのは何とも贅沢なことです。
 稽古の中身についてはすばらしいものでしたが、それはこの場では割愛します。今回何をお伝えしたくてブログを更新しているかというと、稽古の最中の出来事でした。みんなが激しく試合や地稽古をしている最中に、一人の先生がぐるっと道場内を廻りながら、子どもたちの竹刀を一つ一つ点検して回っているのです。竹刀にササクレや割れがあってはならないのは剣道界の常識です。しかし、激しく稽古をしていると、今朝手入れしてきたばかりであっても傷ついたり、中結いが緩んだりするものです。その、稽古中の竹刀の緩みや痛みを一つ一つ子どもを呼んで手入れをしながらお話しして聞かせてくださっていたのです。その方は元全日本チャンピオンの安藤戒牛先生!息子の竹刀を手にとって、いきなり分解して手入れをしてくださっているではありませんか!!前の日に手入れをしたばかりなのに、なんと恥ずかしいことだ!と思って、はさみを取りに来た我が子について先生に駆け寄ったら、逆に父親がいつまでもしゃしゃり出てくることを叱られてしまいました…。確かに恥ずかしい…。その後席に戻って先生のご指導を、耳をダンボにして聞いていると、このようなことを言っておられたのです。「竹刀の傷やササクレで、自分が怪我をすることは自業自得である。だが、その傷が広がって割れてしまった場合に、相手に大怪我をさせてしまう場合があり得る。剣道は剣で相手を切る武道だが、『殺し合う』のではなく『相手を活かす』=『活人剣』でなければならない。稽古の最中でも常に道具を点検し、怪我の無いように努めなければならない。また、割れたときにすぐに対応できるように竹刀を複数準備しておく必要がある。それを怠るのは剣士として言語道断。」私自身も口を酸っぱくして言っていることでしたが、チャンピオンが言うと重みが違う!常に相手のことを思いやる剣道家であらねばならぬ、という部分が私の耳にクローズアップして残りました。相手を思いやることは剣道でも、教育でも、いえ、日常生活でも全て同じですね。
 でも、それと同じくらいに先生に叱られた「いつまでも親がしゃしゃり出ないで」という部分が今回の自分にとって戒めとして残りました。子ども自身の問題解決能力を高めるためには、親は静観していなければならないときがあると。本当に恥ずかしい思いをしました。もう少し我が子の生活力を信じてみなければと思いました。そして、同じ剣の道を志すものとして、自分の弱さを再確認しました。でも、チャンピオンと直接会話できたことは実は嬉しかったりして…。
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