夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

担任者会

2007-06-30 14:16:25 | 教室経営
 昨日,担任の先生方をお招きして担任者会を開催しました。学校行事で欠席された方を除いて全員の方にご出席いただき,とても充実していたと思うのは私だけかもしれませんが,担任の先生方のお考えや,学級での子どもたちの様子がよく分かりました。私が連絡ノートをもっとこまめに書くことが出来ていたら,きっと更に充実したものになっていたのでしょう。せっかく質問を頂いたのに,はじめのビデオ鑑賞でかなり時間を費やしたので,お答えする時間が無くてがっかりさせてしまったのではないでしょうか?今後,ノートを通してゆっくりお答えしていきたいと思います。特に吃音に関するお問い合わせが多かったようです。これも難しい話題だったので,後日お答えするようにして正解だったかな。
 今回の担任者会で,担任の先生方が「特に理解啓発は行っていない」という答えが多かったです。理由としては,①子どもが授業時間外に通級している。②以前から通級しているので子どもたちは理解がある。③怪我のせいで病院に行くのと同じだと思っている。④毎日必ずいない時間があるので不思議に思う子がいない。という感じでした。確かに自然に通級して,それが当たり前であることをみんなが納得しているのであれば,あまり取り立てて通級をクローズアップする必要はないかもしれないですね。ただ,みんなの知らないところで,苦手なことを克服するために,親子で頑張って通級しているんだということを,担任の先生が知っていて,いつか疑問に思う子どもが現れたときに,通級へ通う子どもが頑張っていることを伝えていただければ良いのでしょう。そのためにも,先生方には真実を知っていていただかなければならないので,今回の担任者会と連絡ノートの開始は意義のあるものになったのではないかと思います。次は保護者会です。7/12(木)の10時からです。どんな話が出るでしょうか?私も期待しています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あと2か月。それより目先のことの方が重要だ。

2007-06-21 20:23:25 | Weblog
 愛知大会の日まで残すところ2か月となり,何か忘れているのではないかと思い直す今日この頃。準備は万端のはずなのに,何かが出来ていないような気がしてならない,そんな経験はありませんか?大会のことはさておき,もうすぐ担任の先生方を一堂にお迎えする在籍学級担任者会が開催予定です。先生方に当教室をアピールするための資料作りもさることながら,連絡ノートが出来ていないという最大のピンチが!今年の自分の仕事量から考えたら,やっている暇があるかどうかを考えるべきだった!でもその割に,ちゃっかり気分転換はしている。Vanilla Moodのコンサートや御園座マツケン公演など公務の合間を縫って一人こっそり楽しみにいっているのですから,準備が出来ていないなどと騒いでも,だれも同情してくれません。自業自得か。よく考えてみるとちょうどあと1か月で夏休み突入。職場の教務が通知表なるものを準備しているのを見て,成績の時期が近づいていることも今頃になって気がついた次第。身近なことから片付けていく癖を付けないと,終盤に来てとんでもないことになりそうな予感が。
 さて,子どもたちは?目先のことを頑張っているのだろうか?彼らにとって未来のことなど考える余地もなく,今自分に降りかかっていることがメインのようです。専らの話題は「プール」かな?でも,意外なことに「嬉しい!」という子はあまりおらず,「雨で中止になって良かった」「入りたくない」という消極的な言葉が聞かれるのは気のせいだろうか?その背景には「泳げない」「寒い」「疲れる」という彼らの気持ち・本音が見え隠れ。プール大好きな私としては,この季節にプールに入れないことの方が悔しいのに。とはいうものの,3年生の時までは私もプールが嫌いだった。泳げなかったのだ。というよりある事件をきっかけに水が嫌いになっていた。親はこれを直すのに苦労したらしい。今となってはそのときの気持ちなど推し量るすべもないが,当時の自分にとっては水の中に入るということは生きるか死ぬかの大問題であったことは覚えている。
 子どもには子どもの都合というものがある。親は,大人は,かつて自分もそうであったことを忘れて子どもたちの出来ないこと,やらないことを「努力不足」と言って怒りがち。「そんなことをしていると,大きくなったときに自分が困るんだよ!」「大人になったとき後悔するよ!」「今のうちに我慢することも覚えよう」なんて,子どもたちには具体性に欠ける言葉である。そんなことを言われて大人になって苦労する自分を想像できる子どもなんかいるわけがない!子どもにとって「今の一瞬」が一番大切なのだから。子どもたちに将来を教え諭すのであれば,今やっていることを否定するのではなく,今の取り組みに「これをプラス」するとどんな風になっていいよ!とか,もっと身近なことでプラス思考に考えるように導くのが上手い方法。うちのカミさんにもよく言って聞かせるのですが,「何故出来ないの!」って言っても出来ないものは出来ないんだから,もっと違う言い方すれば?『すごいね,ここまで自分で出来たんだ!あとこれが出来たらもっとすごいんじゃないの!』と目の前のニンジンを少しだけ手が届きそうな範囲で先送りすれば,子どもは自分のやったことに自信が持てるし,次を,もう少し先を見てみようとするでしょう?大人だって「分かっちゃいるけどなかなか出来ない」訳だから,子どもにそれをさせようなんて無茶な話であることを,大人は忘れてしまっている。目に見える範囲で子どもを褒める!大切なことを忘れないようにしたいものです。…っていかん,土日は予定がつまっているから今日明日中にやらなければならない仕事があった!今日はここまで。目先のことを片付けます。徹夜かな・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リズム感

2007-06-19 19:23:50 | 教室経営
吃音のお子さんにとって,難しいのがリズムに乗ること。とは一概に言えないんだなぁ,と今日の取り組みで感じた次第です。確かに今まで出会ってきた吃音のお子さんにはリズムに乗ることが難しいお子さんが多かった。でも今日のA君は違いましたよ!上手い!どこで身につけたの?そのリズム感!!って感じで,普段の言葉のリズムの乱れが嘘のように滑らかにリズムに乗ることが出来る。「好きこそものの上手なれ」と言いますが,きっとA君は音楽や歌が大好きなんでしょうね!テレビゲームだったから良かったのかな?男の子ってそういうところありますよね。私は昔から音楽が大好きで,リズム感などには自信があった方ですが,その割に運動神経は鈍く,必ずしも運動とリズム感は一体ではないことはよく承知しておりました。そうやって考えれば,吃音とリズム感が必ずしも一体であるとは限らないことも想像がつきます。リズムの乱れる障害だとはいうけれど,吃音のリズムの乱れと音楽的なリズムの得手不得手は全く別のものなんですね。でも,リズム感の善し悪しは生活の流れに多少の影響があることもまた事実。リズムのある動きは見ていて美しいですし,何をするにも乗りやすい。苦手な教科書を音読するにも,リズムがあれば読みやすいのでしょう。国語の時間にラップ音楽を流しながら音読させるのって面白いんじゃないかな?先生方もリズムに乗って踊りながら授業すると子どもたちにウケるかも?「1ぺーじィめを○○くン,よンでくダさぁい!!(半角カタカナを短くラップ調に読みましょう)」さぁ,Let'sダンシング!そういえば先日うちのNo.2がお昼の社内放送でワルツがかかっていたときに,一人で社交ダンスのまねごとをしながら「ぶんちゃっちゃ~ぶんちゃっちゃ~」なんて踊ってましたっけ。仕事がいっぱいでついに頭に来たかと思いましたが,リズム感はばっちりでした。流石芸術家肌!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

個性の集団・・・集団じゃないか,単体か・・・

2007-06-13 19:05:44 | 教室経営
レッドつばさ君に戻って久々の更新です。忙しさで目が回るといった感じの1週間でしたが,ようやく集中する時間が出来たので。
今,子どもたちに出題している「○○と聞いて想像するものは何?」を並べて見返しておりました。まだ全員ではないけれど,一つのことばについてみんなが様々なイメージを持っていることが分かります。子どものイメージ。時には大人をうならせる想像力も。みんなと同じではつまらない。違う意見がたくさんあってこそ面白いと思いませんか?今回の出題10問の中に「赤い花」「茶色い食べ物」の二つがありますが,私としてはいろいろな種類があるだろうと思ったものが,子どもたちの頭の中には「チューリップ」と「バラ」,「カレー」と「チョコレート」しかあがらず,意外性を感じましたが,考えてみれば子どもの世界の中にそれぞれの代表がチューリップだったりチョコレートだったりするのは当たり前か?逆に「柔らかい生き物」というお題では,私としては「イカ・タコ」を想像していたのですが,出てきたものは全員違っており,それぞれの目の付け所に驚かされるとともに,感覚の違いを楽しませていただきました。ちなみに「イカ・タコ」と答えた子は一人もいませんでした。感性の違いがそのまま個性の違い。私の仕事はこの個性的なキャラクターたちをどのように生き生きとさせるかというのが仕事です。いってみれば役者を使い分ける映画監督みたいなものでしょうか?しかも他の方々のように一つ部屋に40人のお子さんがいてそこでタクトを振るのではなく,長野オリンピックの世界同時第九演奏の小澤征爾みたいに,あっちの個性,こっちの個性,全てばらばらの場所にある個性を多次元的に絡め合うようにタクトを振る,きわめて難しい仕事をさせていただいているわけです。滅多に出来ない面白い仕事だなぁと思います。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

折り返し点

2007-06-01 11:28:17 | 教室経営
とうとう6月になってしまいましたね。あっという間に過ぎ去っていく日々にあわてふためいている割に,アクションがなかなか起こせない。きっとこんな調子ですぐ夏休みが来るのでしょうね。
折り返し点に到達し,この2か月を振り返ってみました。取り組み始めた内容が全て順風満帆にいっているか??忙しさにかまけてやっていないこともあるような気が…。そういえば,6月始めに予定していた在籍学級担任者会も,諸般の事情により下旬になり,その担任の先生方にお送りする予定の連絡ノートも出だしから遅れています。今まではGW後にはちゃんと送り出していたのに。渉外部門はこのように遅れてしまうことが多いのですが,教室内のことはそんなわけにも行かない。合間を縫っていろいろな準備をするのですが,5月始めに少しだけ取り組み始めていた「記録ノート」,「詩の鑑賞」は置き去りに…。人数が増え,毎日8時間授業になると,全く空き時間が無くなり準備の余裕がない。ようやく昨日渉外部門の「お知らせ作り」が出来たところ。来週の出張用の書類整備も出来ていないし,どうしましょう?
焦る担当者をよそに,子どもたちは元気に通ってくれています。一人一人の顔つきが楽しそう。学校でいいことあったのかな?みんな思い思いの話をしてくれるわけですが,「お話サイコロ」が定着してきてからは,サイコロの目にかかれた内容を全て話し終えるまでサイコロを振り続ける子も現れ,始めた甲斐のある教材だなと思いました。1学期間は同じ質問で行きますが,もう一つサイコロを作ってグレードアップを図るのもいいかも?
もう一つの取り組みである「つばさブログ07」。こちらもしっかり定着し,みんながたくさん書き込めるようになりつつあるのですが,一つ困ったことが。今年から自分の書き込みたいことを次々と書くのではなく,誰か相手を決めて話しかけるように書いているため,「前はだれに書いたか?」「だれから問い合わせが来ているか?」を私が覚えておかなければならず,結構大変。文字だらけの中から子どもたちの投稿を関係のある部分だけ探し当てなければならないのも大変です。今は掲示板2枚分だけど,これからページが増えていけば更に大変になるでしょう。写真を付けているせいか,みんなの覚えが良く,相手の写真を見て「あっ,この子は○○の子だよね!」といち早く反応。夏に本人に出会ったときにも同じように反応できるといいですね。これもやってみて良かった取り組みですね!
また,新しいお友達が入室しました。5月末に一人増え,いよいよ16人。ひょっとしたらもう一人増えるかも?17人目が現れると空き時間は1時間で臨時の対応が難しくなるかな?それでもみんなが楽しく通級できるように工夫していきますので,応援よろしくお願いします。
明日は運動会が3校。T,N,Hの3校です。晴れるといいな!!
追伸:皆さんはこのブログの冒頭に必ず現れる私のイラストの衣装が毎回カラーチェンジしていることにお気づきでしょうか?今回の「ホワイトつばさ君」で最後のカラーチェンジです。こちらも折り返し点についたわけです。レインボウカラーにピンク,茶色,黒,白を加えて11色。スーパー戦隊も真っ青のカラーリングでしょ?間で違う写真を使った日もあったから12回目になるこのブログ。まだまだ続きます。よろしく!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする