夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

北区剣道連盟稽古会

2023-08-13 00:24:04 | 剣道
久しぶりに北区剣道連盟が主催する稽古会に娘が参加させていただき、高校時代の剣道の師匠だった先生に稽古をつけていただきました。七段の先生、地域の有名人として地域誌に特集されたり表紙を飾ったりしておられる方で、ねんりんピックで95才以下の部全国三連覇されており、今年は更にその上のクラス、寿A組という部門で優勝された、「スーパーおじいちゃん」なのです!この私が小手を打ち損じ、体当たりをしても、びくともしないおじいちゃん先生。二十歳直前の体育大学剣道部の娘が体当たりしても、当然のようにびくともしない。それどころか一歩も下がらず前へ出る。剣道の基本です。強いはずです。素晴らしい先生に稽古をつけていただき、さらにこのあと八段の我等が剣友会の師匠にもボコボコにされ、良い稽古になったと思います。私も久々に剣道の稽古を見せていただき、わくわくしながら座っておりました。楽しかった!
人の前を横切らない。
物を股がない。
挨拶は相手と同じ高さに。相手が座っているときは座り、立っているときは立つ。
着物履き物は左手左足から。
竹刀木刀(刃物)を置くときは全て刃を自分の方に向ける。
上座の者に合わせて着座、面の取り外しを行う。
など、普段の生活にも繋がる礼儀作法は理由とともに剣道で教わった。私も自分の剣道部だけでなく、通級児童にも教えてきた。これらが子どもたちの心に残り、おとなになってもずっと我が子たちに教え続けていってくれることを望んで止まない。
日常の五心(いつつのこころ)
ひとつ、はいという素直な心
ひとつ、すみませんという反省の心
ひとつ、私がしますという奉仕の心
ひとつ、お陰様という謙虚な心
ひとつ、ありがとうという感謝の心
伝えていきたい日本の心。

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剣道をやめる日

2021-08-27 01:11:46 | 剣道
コロナ禍で剣道の稽古ができなくなって、早一年以上が過ぎ去った。実際、たくさんの大会が中止や延期になり、娘も受験生になる前にひとつだけ試合ができただけ。かわいそうな高校生活だった。かく言う私も、鳴海剣友会としての活動を全く行えないまま、子どもたちの自主トレに任せっぱなしの一年半が過ぎ去ろうとしている。昨年度は全面的にできなかったのだが、今年度も市教委は学校体育施設の貸し出しを条件付きでしか貸してくれない。我々のような中高生の混合チームには練習会場を貸してくれないのだ。これでは稽古のしようがない。
しかし、問題は別に起こったのだ。4月に転んで左腕を着いて体を支えたら、そのひょうしに左の肩の腱を損傷したのだ。すると、全く左腕を挙げられない状態になってしまった!更に、オリンピックを寝転がってテレビ観戦していたら、頸椎の古傷が痛み出した。肩を5月に、首を7月にMRI撮影して、大きな異常を発見!係ったスポーツドクターは二択だという。ひとつは痛みを抑えるために神経伝達物質をブロックする薬を飲み続けること。今までは若さと、昔鍛えまくった筋力の遺産で体を支えているが、これから年を重ねて筋力も落ち、バランス感覚が鈍くなってくると、今までのようには立っていられなくなる。薬さえ飲めば、激痛に悶え苦しむことはなくなるのだ。だが、引き換えに腎臓の機能に負担を掛けることになる。
もうひとつの選択肢は手術。首と腰の骨を削り、神経を締め付けている部分を緩くして、金具を挿入して頸椎と腰椎の隙間を作る方法。だが、こちらは治るのではなく、悪化を防ぐためのもので、永遠に大丈夫という訳ではない。また、確実に成功するという保証もないし、1ヶ月以上休まなければならない。これを聞かされたら、手術するという選択肢は選べないだろう。薬で痛みを散らすことにした。左腕は動かないままとなった。二度と剣道はできないということた。高校一年生の10月31日に交通事故に遭い、生死を彷徨う重傷を、若さだけで乗り切ってきたが、実は相当な重傷だったようだ。今まで生かして戴いたことに感謝して次を考えよう。少し生き方を変えなければならない時が来たのかも知れない。
さよなら剣道。四段取れずに残念。
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剣道部への思い

2020-03-18 11:38:38 | 剣道
 いよいよ明日は卒業式。6年生達とのお別れの日。今までで最多の11人が剣道部員である。4年間、楽しく剣道部を運営することができて、本当に幸せだった。この歳になって、剣道部顧問の夢が叶うとは思ってもみなかった。最後の1年は身体も思うように動かず、目も良く見えず、ちゃんとした見本を見せてあげられなかったけど、みんな最後まで頑張って稽古して、楽しく終えることができた。試合も練習も全ての日程が終わり、OB達の高校受験が落ち着いたら、全員で集まって部旗に寄せ書きをしようと、修了式の日の午後に向けて準備をしていた。6年生も全員卒業したあとだから、集まるのは全員「OB」だね!と言っていたのに。新型コロナウイルスは、こんなちっぽけな剣道部のお別れにも水を差してくれた。せっかく前もってOB全員に行き渡るように「終幕の会」のお知らせを配布してもらったのに、まさか「中止のお知らせ」を郵便で送付することになろうとは・・・。でも、全員を一堂に会することはできなくなってしまったけれど、「寄せ書きしたい」という思いのある人は、顧問がこの学校に在籍している内に書きに来て良いことを書き添えておいたら、早速中学1年生達がやってきた。初めて3年間剣道部に在籍できた学年。ほとんどの子が1級に合格し、中学生になった今も道場や私立中学で剣道を続けている子がいるくらい、剣道が大好きだった学年だ。寄せ書きに来る日も示し合わせて連絡してきた。仲が良い子達だ。
 ところが、来たは良いが、実際に部旗を目の前にして何を書いたら良いのか分からない・・・。あーでもないこーでもない、と30分も悩んだ挙げ句、「八段目指して剣道頑張ります!」ときた!!頼もしい言葉じゃないか!!君たちがいつか剣道の日本代表になれるくらいになったら、必ず全日本も世界選手権も応援に行くからな!それまで諦めずに続けろよ!!と鼓舞してお別れした。転勤先も分かっていたのでフライングで教えてあげた。
 その内の一人が「東京へ遊びに行ってきたからお土産!」と袋をくれた。家に帰ってから開けててみると、チョコレート菓子と東京2020の手拭いが入っていた。そして、私宛のお手紙が2通。1通は本人が。もう1通はお母さんから。中身を拝読して思わず泣けてきてしまった。子どもが剣道部の創部を大変喜んでくれていたことも、保護者の方が剣道部をこんなに良く思っていてくださったことも、苦労して一人で続けてきたことが一瞬にして報われた思いだ。剣道に出会わせてあげるだけのことしか、私にはやれなかったけど、それでも、こんなにも剣道を好きになって、高校生になったら必ずもう一度剣道部に入るんだと気持ちを新たにしてくれたD君。彼だけじゃない。他の子どもたちも剣道を続けていこうとの気持ちをもってくれた。これだけで、私が剣道部を創部した意味がある。短い期間だったけれど、こんなにも楽しい部活動を経験させてくれた子どもたちに、そして、ご協力いただいた保護者の方々に、心からお礼を申し上げたい。ありがとうございました。楽しい思い出をくれた剣道部にも「ありがとう。さようなら。」を言いたい。
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師匠の教え

2020-02-15 15:47:03 | 剣道
剣道部の廃部にあたり、子どもたちにずっと語り続けてきた、今は亡き師匠・皇學館大學名誉教授、範士九段、鷹尾敏文先生からの教え「直心是道場」「剣心活人」「経文緯武」を最後にテストで確認してしまおうと、問題を作っている私。学校部活動として、道場とは違う切り口で剣道に携わってきた私の集大成。目がかなり見えなくなった私には技術はあまり教えられなかったけど、心の持ち方に重点を置いて指導してきたつもり。漫画・アニメ「六三四の剣」を見せて読書感想文を書かせたり、教えを黒板に書いて講義したり、学校だから出来ること、いや、学校でなければ出来ないことを教えてきたつもり。子どもたちに鷹尾先生の言葉が少しでも届けば、私がここで老骨に鞭打って部活動をやった意味がある。彼らが「剣道やりたい‼️」と少しでも思ってくれれば、それでいい。
ただ、しょっちゅう使っていた、剣道で使えるアニメのセリフばかりが頭に残っていたらどうしよう?
銀河鉄道999のアンタレス
「打たれる前に打て!」

さらば宇宙戦艦ヤマトの斉藤始
「慌てず急いで正確にな!」

機動戦士ガンダムのシャア・アズナブル
「当たらなければどうということはない❗」
これはこれで、「夢野先生の教え」として残るかも⁉️
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最後の公式戦

2020-02-12 03:15:05 | 剣道
建国記念の日、我らが剣道部の最後の公式戦がありました。参加チーム中、最弱であるという自覚はありますが、3年間頑張ってきた子ども達ですから、少しくらい興奮するような経験をさせてあげたい‼️
会場が港の埠頭の付け根でとても遠いため、私自身が学校に6時半入り。最後くらい正装でと着替えていたら、やたらと早い時間に私を呼ぶ声が。副将のA君とお母さんが。教室に剣道着と袴を忘れたから取りに行きたい‼️と。急いで着替えて西校舎へ。しかし、校舎の開け方が変わり、上手く開かない❗仕方がないから昔の開け方でやっと開けて、集合場所に行くと既に5分が経過している❗スタートからつまずいてしまう。予定の電車に乗れず、5分遅れが最終的に15分遅れに。身体に鞭打って速歩き❗しかし太ももが辛い‼️そうか、朝イチで校舎4階を往復ダッシュしたっけ⁉️この年には辛い‼️会場まで駅から21分を15分に短縮がやっと。何とか間に合った。中は思った以上に大きく広い。座席も多い‼️余裕で座れたのでした。陣取った場所がうちの体育館で稽古をしている他の2チームが偶然隣接していたのです。これが後で問題を引き起こす原因になろうとは⁉️
対戦相手はくじ引き。引いてみたら、シードチームのないブロックに当たりました‼️最後に運が良かった‼️と思ったのも束の間、強いチームが2つも!
後半戦なので、待ち時間が長すぎる。全員で応援に参加しているため、待つことが苦手な発達に問題を抱える子どももいる我が部。落ち着いて座っていられない子どもが、あの硬い椅子に長時間おとなしくしてはいられません。それでもかなり我慢を強いて頑張っていました。時々奇声を発することも。しかし、その周波数に耐えられなくなった隣チームのお年寄りの方が激怒!おとなしく試合を見られない子どもに怒鳴り散らし、指導者の私にもキレまくり。その方は何十年も前のわが校に存在した剣道部のOBでした。そんな時代の方が発達障害などに理解があろうはずもありません。お詫びもそこそこに、試合時間が近づいたので、アリーナに向かいます。叱られた3人は自分が叱られたと思っていません。この件は試合終了後に反省会で取り上げることになります。
緊張感が漂い始めるアリーナで、試合前の言葉かけと体操。普段緊張とは縁遠い彼らも、流石に、と思ったら、全く緊張しておらず、叱られた時のような大声で話しています。固まるよりはましですが。
試合は4回。最初の相手は例によって1番強いチーム。引き分け1つであとは負け。ですが2試合目は引き分け3つに勝ち2つと白星をあげました‼️まさかまさかでした‼️3試合目は初戦と同じ結果に、4試合目は本校を活動の拠点にしているチームに1勝2敗2引き分けで負け越してしまいました。でも、4試合を闘ううちに学習していく我がチーム。技を仕掛けたり追い詰めたりできるようになりました。いずれにしても、良い経験ができたと思います。
会場で写真を撮って、学校に帰ります。着いたのは3時半。1日仕事でしたが、心地よい疲れでした。叱られた件も含め、しっかりと反省会をして、あと2回となった稽古を最後に、4年間の剣道部活動に終止符を打ちます。廃部の式典・剣道部終幕の会は3月24日の修了式後、4時から4時半まで、OBを招待して行います。

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最後の緑区大会

2019-11-18 14:31:12 | 剣道
 我らが剣道部最後の公式個人戦、緑区剣道大会が行われました。10人の子どもたちが参加してくれました。3年間頑張って続けて来た子どもたち。卒業までの間に出場可能な個人戦はこれが最後。試合そのものに初めて参加する子も2人。みんなドキドキです。
 先陣を切ったA君。いきなりの飛び込み面で1本先取!幸先良しかと思いきや、敵も名のある選手。簡単には勝たせてくれません。良い試合をしたのですが、逆転の2本を決められてしまいます。続く2番手、R君前へ出る試合展開でついに白星!2回戦へとコマを進めます。しかし、その後の選手達は残念ながら黒星。最後の10人目、R`君が白星発進!何と、1回戦の10人のうち8人までが敗れ去ってしまいました。2回戦に進出した2人も、だんだん敵が手強くなっていく。善戦しましたが、惜しくも全員が敗れ去る結果となってしまいました。
 しかし、思い返してみると、みんな良い試合をしたのです。初出場にもかかわらず、試合場の雰囲気に呑まれることなく?時間いっぱい使っての敗戦だった2人。とても良い記念になったね!保護者の方も喜んでおられたようです。運動が苦手で、公式戦に参加することなどあり得ないと思っていらっしゃったようです。個人戦ならではの良いところですね。他の子達も、学校で普段やっている練習試合や地稽古とはまるで違う、本物の剣士達の技のキレとスピードについて行くのが精一杯。1本も取れずに悔しい思いをしたようです。しかし、自分の力だけで戦わなければならないということは、如何に厳しいことなのか。そして、どこまで自分を高められるのかが勝敗の分かれ目だと分かったでしょう。何となく部活動をやっていた、だけでは強くはなれません。小学校剣道部はあくまでも「剣道と出会った」だけの場所。これからその出会いをどう活かすのかは自分次第。この中から、いつか再びどこかの団体に所属して剣道を続ける子が現れることを信じたい。次は春季大会。団体戦。これが最後かな?県大会まで行けたら素晴らしい!
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読書感想文!?

2019-09-17 15:30:30 | 剣道
 2学期に入って、剣道部の練習が再開され・・・るにはされたのだが、今月末は運動会。6年生しか在籍していない我が部なので、運動会の応援団の練習が始まると、部活動にならない。活動場所である講堂は応援団が使うし、何と言っても部員のほとんどを応援団に取られてしまう。まぁ、今月は試合や昇級試験があるわけでもない。運動会前に怪我でもさせると、最後の運動会を楽しめなくしてしまう。講堂の暑さで熱中症になられても困る。そこで、エアコンの効いた通級教室で、ありとあらゆる筋トレグッズを持ち込み、参加できる者だけで筋トレをすることに。それだけではなく、抽選で1名様に、剣道に関する書籍を読んで感想文を書いてもらうこととした。
 じゃんけんで負けた順に好きな筋トレグッズを選んでいく。当然の如く、筋トレグッズに飛びつく男子達。読書感想文なんて「いやなこった!」と言わんばかり。そして、最後までじゃんけんに勝ち続けてしまった「幸運な」部員が決定した。恐らく部員内で1番真面目で、1番賢い、読書感想文が一番似合いそうな女の子・Sさん。狙ったわけではなく、彼女に当たるといいな、と監督自ら思っていた通りになり、ちょっと驚いているくらいだ。みんなが「絶対嫌だ!」と思っていた読書感想文。段ボール箱から取り出された本は、何と!漫画「六三四の剣」全24巻であった!きっと分厚い剣道の本だろうと思っていた男子部員達は仰天!「そりゃぁそうだよ。君たちにそんな専門書とか、宮本武蔵の『五輪の書』とか、読めるわけがない。読ませるわけがない。」とあっさり私。渡されたSさんはにっこり。真剣に読み始めた。
 しかし、どうせならみんなに「六三四の剣」を読ませたい。だが、本は時間が掛かる。1日に1冊半が限界だ。そこで、筋トレの最中にBGMの様に流すものを決めた。アニメ『六三四の剣』である。多少オリジナルな部分もあるが、原作とさほど違わない。全話持っているDVDを放映しっぱなしで進めた。アニメを見ながらちゃんと筋トレを進める者、アニメに集中して筋トレがお留守になる者、アニメの場面場面にいちゃもんをつけたがる者、色々な子どもがいる。普段の生活や、部活の中だけでは分からない性格が良く見抜ける。こちらが参考になった。
 2日目の練習。突然、5月に1回来ただけの「幽霊部員」が嬉しそうな顔をして練習にやって来る。講堂での練習には体力も技術も全くついてこれずに、3年間ずっとサボり続けたT。「何をしに来た?」という私からの冷たい一言に流石に慌てて弁解する。「いやぁ、あの~、今までサボっちゃってすみません!!一度ちゃんと話した方がいいかな?と思って!」あまりの軽い口調に流石の私もいらだちを隠せない。叱られているという気持ちさえもてない様子。何故サボっていたのか、今までサボっていたことを親は何と思っているのか、今後どうしたいのか。立て続けに問答責めにされたTはしどろもどろになって、何と答えて良いか分からない。「他の部員達に今月の練習内容を聞いて(涼しい部屋でアニメが見られる!)と思ったから来たのだろう?」と聞くと図星である。防具を着けると5分と保たない。体力もなければ、厳しい練習に頑張ろうという気概もない。遅かれ早かれ、サボるようになるだろうと予想していた子だ。周りがどれだけ励ましても、声を掛けても、全くの『お調子者口調』で、大人を平気で欺いたつもり。今までの件を水に流し、練習に参加することを確約し、この上で最後通告までして、今後1回も休ませないようにすることができるかどうかは分からないが、全員の前で誓わせた以上、彼も他の部員を裏切ることはできないであろう。アニメを餌に、とは言いたくないが、厳しい筋トレに精を出してもらおう。我が部は「最後まで参加した者のみ」が、私の手作りのアルバムと鳴海絞手拭いがもらえることになっている。1枚増えるか減るかはTの努力次第。
 漫画もDVDも同じくらいのスピードで進行している。もうすぐ前半の山場、とっちゃの・・・・。みんな泣かずに見られるか?
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トイレのスリッパ

2019-08-24 16:57:36 | 剣道
今日は剣道の一級昇級試験の監督に行きました。うちの学校の六年生1人とOBの中学生1人が受験しました。六年生部員は主将として夏休み中も休まず頑張ったY君。OBは二年生のT君。二人とも、何とか今回で一級を合格したいと必死の形相。それもそのはず。会場に集まった受験者は名だたる先生方の門下生が多い。地稽古1つ見ても、上手さと迫力が違う❗試合をしたらうちの部員達では到底敵わない相手がほとんど。もう少し厳しくしてもいいかも知れない…、と監督も反省してます。
何だかんだと、絶対守らねばならぬことを確実にやることができたので、二人とも合格させていただくことが出来ました❗これはめでたい!よく頑張った❗しかし、初段はこうも簡単には行かないぞ‼️と戒めて、2学期からの稽古に力を入れさせると誓いを新たにした監督でした。
試験が終わってほっとしたら、トイレに行きたくなりました。入り口に立つと、スポーツセンターのトイレは、学校並みにスリッパがぐちゃぐちゃ。私の前に1人の先客がいました。彼はぐちゃぐちゃのスリッパの1つを自分で履いて、すぐさまもう1つをきれいに揃えて、私の前に「どうぞ」と差し出したのです‼️何て清々しい少年だろう‼️久々に感動して大声で御礼の言葉を伝えました。年は六年生位でしょうか?せめて名前と道場くらい聞くべきだった❗
かつて、長男が味鋺剣友会の愛知県武道館合同合宿で、現在範士八段の東良美先生から「人の嫌がることを率先してやれる子に」という訓辞のあと、トイレでスリッパを揃える子どもが東先生から激励を受けていたのを目の当たりにして、必ずトイレのスリッパを手で揃えてから出るようになりました。尊敬する大先生のお言葉に感銘を受けたのです。私もすぐにその時の事を思い出しました。きっと、今日のスリッパを揃えてくれた子も、名のある大先生の教え子に違いありません。剣道は「心」を育てる武道です。殺人の技から「人を活かす」技に生まれ変わった剣道に出会うことができたこの喜びを、出会わせてくださった鹿嶋先生に感謝申し上げたい。そして、私がその意思を継いで、同じ教育の世界で剣道部を作ることができたのも、全て、鹿嶋先生のお陰であり、私の剣道の師と仰ぐ歴代の先生方に感謝申し上げます。精勇館・鹿嶋孝先生、岩田先生、皇學館大學・範士九段・鷹尾敏文先生、皇學館高等学校・教士七段・竹川信彦先生、味鋺剣友会・教士八段・中村隆信先生、愛知大学剣道部監督・教士七段・江原清彦先生。
もう半年ほど、この出来損ない監督である私をご指導ください。先生方に教わったことを、鳴海の子どもたちに伝えられるように精進します。
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跳べ!飛べ!渡米!

2019-07-18 10:54:51 | 剣道
 1学期の剣道部練習が、昨日最終日を迎えた。暑い中、みんな頑張って稽古を積んできたが、水曜日はみんなの習い事が集中して、女の子だらけになる日だ。本当は前日の火曜日だと、沢山の部員がいるから、とも思ったのだが、それでは最後の水曜日が間延びする。本人が女の子なので、女の子だらけの水曜日でも構わないか?と思い、昨日をそのまま最終日にした。何故最終日にこだわるのか?我らが剣道部で、みんなに愛された女の子・Mちゃんが、ご家庭の都合で渡米することになったのだ。アメリカ合衆国は9月から新学期。Mちゃんは日本の夏休みを満喫することなく、アメリカへ渡り、同級生達より一足お先に「中学生=7th.grade」になる。
 Mちゃんの転校決定を聞いたのは6月最初の稽古日。「先生、私は夏休み前の1学期いっぱいで剣道部を辞めま~す!」とお調子者の天然娘・Mちゃんが、冗談っぽく言うのだ。初めは「ふ~ん」と相手にもしていなかったのだが、私立受験の準備に入るのであれば遅すぎる!と思い、練習の終わりに聞いてみた。「なんでやめるの?」と。Mちゃんは4年生の頃からほとんど休むことなく部活に参加して、「居残り学習」で大幅遅刻しても、例え10分でも「跳躍素振り」だけやりに来る子だった。元々の運動神経も良く、センスもあったので、得意技が遠間からの「飛び込み胴・担ぎ胴」であるくらい地稽古でもその強さを発揮する子だった。私が見る限りでは、この4年間の我が校剣道部の歴史の中で、女子剣士№1に成長した選手だった。6年生になった今年、必ず団体戦の主軸にしようと決めていた子だった。それだけに、彼女の抜ける穴は大きい・・・。結局公式戦では一度も出場機会を与えられなかった。彼女がいればチームに女子を2人置くことができるはずだった。女子が強いとチームの士気が上がる。とても残念だ。
 最終日ということで、他の子も含めて全員と地稽古をして、最後の記念撮影と、記念品の贈呈をした。いつもは卒業生を送り出すための「ドリームマッチ」で行うイベントだが、今回は「誰よりも沢山練習して頑張ってきた」Mちゃんの、「一足早い卒業式」だ。彼女が欲しがっていた「水色」の卒業記念手拭いと、剣道部写真集をあげた。途中退部者はもらえない、最後まで頑張った人にしかあげない記念品だ。勿論全て私の手作り。これから新しい環境での生活が始まるMちゃんには、本校での卒業アルバムがない。少しでも「思い出」の足しになれば。
 新しい生活は、きっとほとんど英語で生活することになるのだろう。英語は分かるのか?「I have a pen. I have an apple.Oh!~!」だけじゃ駄目だぞ!5年後に帰国するらしいが、せっかく行くんだから、ペラペラになって帰ってこい!!自分の剣道のように、遠間からでも跳び込んでいけるような度胸で、新しい世界に「跳び込んで」行ってくれ!!頑張れ!Mちゃん!
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令和元年度剣道部国際交流エピローグ

2019-06-12 22:55:39 | 剣道
 今年もドイツからAちゃんが国際交流でやってきた。6年生なので今年が最後。3年間の間に2日間ずつ練習に参加してくれた。2週間しか滞在しないのに、こちらでの勉強の合間を縫って課外活動に参加してくれている。数ある部活動の中から、我らが剣道部を選んで参加してくれているとは光栄です。我が市には小学校で剣道部を作っているのは本校だけだから、是非とも「日本人の心」を堪能していってもらいたい。昨年度の別れ際にあげた手染めの手ぬぐいも持参してきてくれた。やる気満々である。日本語は難しいけど、頑張ります!と言ってくれたAちゃん。「姿勢を正して、黙想!」「面」「ありがとうございました」ちゃんと言えてるね!しかも、去年1度教えただけの防具の付け方を覚えていた!それも凄いけど、今年は「切り返し」「面打ち」「小手面」「小手抜き面」などの技も見本を真似てできるようになった。ヴンダヴァー!(ドイツ語でワンダフル!素晴らしいの意)
 2日目の今日は、木刀による基本稽古(9本)に挑戦。木刀を握るのも初めてなら、寸止めも初めて。果たして怖がらずにできるのか?初めは怖そうだったけど、何度も受けていく内に、お互いに信頼感を得て、目をつぶらなくてもできるように。素敵です!9本が終了して時間があったので、日本剣道形にも2本目まで挑戦!仕太刀も打太刀も経験しました。左上段と右上段。違いが分かる彼女です!背が高いので様になる!天然のブロンドヘアの向こうから日が差して輝く!今日は1日主将代理で準備体操なども号令をかけてもらいました。ちゃんと日本語で。部員にはドイツ語でも真新しくて良かったんだけどね!?アイン・ツヴァイ・ドライ!って。みんなの先頭を走るAちゃんの凛々しいこと!
1日の稽古が終わって、木刀で構えて記念撮影!
剣道部は今年度限りで活動を終えてしまいますが、ドイツへ帰っても、機会があれば剣道にチャレンジしてみてください!
それではAちゃん、Auf Wiedersehen!
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最後の春風杯

2019-04-01 15:38:38 | 剣道

年度末最後の日曜日、中スポーツセンターで行われた第13回春風杯剣道大会に、我らが剣道部の参加者が4名参加しました‼️
春風杯は、他にはなかなか類を見ない大会で、東京の日本武道館で行われる、全日本少年少女武道錬成大会でも行われる「基本の美しさ」を競う大会です。この大会で優勝することは、剣道の基本が素晴らしいと証明されたようなものです。その証拠に、審判は殆ど八段の先生方ばかり。しかも、大会終了後にその八段の先生方との稽古会があるのが最大の魅力。我が子達も毎回出場して、愛知の至宝、ダブル東先生に稽古をつけて戴きました。前回は娘が中学女子の部で優勝することが出来ました。つい先日まで受験生で、稽古は2週間しかやっていない娘。二連覇を狙って張り切っていましたが、受験勉強中にやたらと太ってしまった娘は、動きも重く、準決勝で同門の後輩に敗れて3位でした。残念。
今回は親としてだけでなく、チーム監督としても参加しています。うちの部員の実力では1回戦敗退は当たり前ですが、剣道部の外に出て、色々な先生方に稽古をつけて戴くことが今回の狙いなので、試合に負けてもへっちゃら!な様子でした。これには保護者の方々の理解がなければできません。おうちの方々に感謝です‼️朝イチに都会の真ん中のスポーツセンターにならんで、夕方5時半まで。頭が下がります。でも、予定通り、秋に八段に昇格されたばかりの中村先生に揃って稽古をつけて戴きました‼️そこから先は早い者勝ち!東先生、平井先生、林先生、名だたる先生方との稽古は、4名の参加者にとって、一生の思い出となったことでしょう。春風杯がこれで最後だというのはもったいない‼️残念です。いつか復活を願いたい‼️
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平成最後の剣道部ドリームマッチ

2019-03-01 15:28:33 | 剣道
 創部から3年、ついに3年間育てた子達が巣立っていく。3年間という月日は、子どもたちにとっても、そして顧問の私にとっても、とても意義のある期間だった。これまでの子達は1年、ないしは2年で結果を出さねばならなかったが、基礎的なことを身に付け、そこそこ見られるようにしようと思うと、2年では足らない。況してや1年なんて、何を教えられただろう?3年間必要だった。基本的なこと、応用技、試合でのマナー、その他のマナーや礼儀作法。決して強くはないし、上手でもない。でも、剣道が好きだという気持ちと、「直心是道場」の揃いの手拭いに託した思い、負けても引きずらない心の強さ。そして、最後まで続けた6人の仲の良さ。1級合格者も4人。2級が1人。小学校の剣道部にこれ以上何を求める?これだけできれば上等じゃないか!?これらが身について、その上で勝ち進める強さならば素晴らしい。だが、練習試合にも行けない、習い事が多い、試合参加数の制限、引率者の不足。これらの条件に真っ向勝負してここまでの1年間1人で闘ったのだ。今年は、新採用者のための指導講師の先生が経験者で、稽古を手伝ってくださる日が週に1回だけあった。重度の糖尿で苦しむ私を支えてくださった講師の先生。彼がいなかったら途中で倒れていただろう。年度途中に癌の手術もしたし、今でもまっすぐ立っていられない。フラフラ・ガタガタ・ボロボロなのだ。その体に鞭打って、試合の引率は勿論、級試験を受けると聞けば例え1人でも会場に駆けつけてアドバイスをする。色々なことが走馬灯のように思い出されて、まるで燃え尽き症候群・・・。まだ最後のひと学年があるのに。
 今年のドリームマッチは、かなり大勢の先生方が最後まで観ていてくださった。全員による打ち込みで、その強さを知ったと褒めていただく子どもが続出した。基本の木刀稽古では、寸止めすることができるかという緊張感の中、みんなが目標の手前5㎝くらいでぴったり止めることができた。校長先生に至っては、実際に主将の相手をしていただき、木刀が風を切る音と圧力を肌で感じていただいたようだ。保護者の皆様からは、子どもたちが剣道にハマったことや、中学や高校でも続けたいという気持ちをもってくれたことを喜んでいただけた。私の仕事は「剣道に出会わせ、好きにさせること。」私程度の腕前ではそれが限界だ。だが、好きになるきっかけを作ってあげられれば、きっと子どもたちはいつか「昔取った杵柄」の如く、どこかで剣道を再開するかも知れない。私がそうであったように。いつかどこかで、昇段試験を受けている姿を見たいものだ。頑張ってくれ!!
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恩師の言葉

2019-02-13 12:28:38 | 剣道
 去る2月11日、建国記念の日、名古屋市春季少年剣道大会(兼県予選)に参加してきました。今年から県の会員になっている子どもたちしか県大会には出場出来ないことになり、我がチームも会員証を持っている1級受験経験者のみにメンバーを絞って参加しました。中には試合経験ゼロの子も。それでも初出場であるが故に、どんな敵が来てもその怖さを知らないので、試合直前までみんなあっけらかんとしています。そう、試合の対戦相手は強敵ばかりのブロック。そのことを知るのは私と、道場に通っている先鋒の子だけ。県の予選を兼ねているため、各ブロック2位までを入賞とする本大会。6チーム中一番成績の良いチーム(勝ち数)と2番目のチームのみが決勝トーナメントと県大会に進めるわけです。しかし、常勝軍団のチームが入っているブロックにあたった我がチームは、ある意味、最初から残る1席を賭けて戦うことを余儀なくされます。いえ、その常勝軍団を破れば快挙も夢じゃない訳ですが・・・。そんな出来事が起ころうはずもありません。4試合するうちの1試合目と2試合目に、最強の敵と、下馬評での2位通過するであろう敵とを連続で迎え撃ちます。はい、瞬殺!見ているのが辛くなるくらい、いえ、逆に清々しい2本負けでの全敗!ストップウォッチのスイッチを押したかどうかも分からないくらい。あっけにとられる部員達。それが実力の差だから仕方がない、と思うのは私だけ。
 最初の2試合が終わり、3、4試合目までは時間がある。とりあえず、残る2チームには一矢報いたい。気をつけるべきことと、やるべきことの再確認をする。しかし、負けた感がないのがこの子達の良いところ。いつまでも引きずらない。ミーティングをしている最中でも、最終戦であたるチームの監督が大きな声で「今回のくじは当たりだ!○○(うちのチーム名)には全勝してこい!」と子どもたちに聞こえるように檄を飛ばしている。これを聞いて腹が立たないわけがない。私と子どもたちの中に「2本負けしてたまるものか!」という気持ちが芽生えたことは言うまでもない。
 3試合目と4試合目も連続で行われる。1試合目や2試合目に比べれば、敵のスピードや剣さばきも数段下がる。我がチームとしては舐めてかかれるほどの実力はないが、最初の2戦のスピードに目が慣れたせいか、後半2戦は展開も剣のスピードも足さばきもゆっくりに見えてしまう。3試合目は2本負けを喫したものの、「必ずやれ!」と言ってあった連続技を繰り出すことが出来ている。4試合目に至っては、1本負けに止めた子や、1本奪い返して引き分けに持ち込んだ子、1本も許さず引き分けに持ち込んだ子が現れた!負け数では3敗だが、目標通り「全敗」にはさせなかった。この後半2戦は子どもたちも体が動くようになり、徐々にスピードに慣れていったことがよく分かる。唯一の部活動チームとして存在するため、練習試合も組めず、道場の強さを体験出来る試合は数少ない。にもかかわらず、5人ともとてもよく頑張った。4試合終了するまでの間に、成長を感じることができた試合だった。
 最後に労をねぎらうようにこれまでの健闘を褒め称えた。最後の試合で防具のないところを打ち込まれた次鋒のHちゃんが泣いている。部の地稽古中でも外されて痛がっていたことはあったが、大粒の涙をボロボロこぼして泣く姿を初めて見た。よほど痛かったのだろう。「叩かれてきたから強くなるんだよ!相手にも優しくなれるんだよ。」恩師・範士九段・鷹尾敏文先生のお言葉を拝借してHちゃんを慰める。きっと君たちは強い心の持ち主になれるよ。相手の気持ちに立って考えることのできる人になるよ。素敵な女優さんになってくれ。
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稽古納めのあとは!

2018-12-28 12:24:06 | 剣道
 我らが剣道部の稽古納め大会が昨日行われた。冬休みに入って3日目という早い稽古納め。もう一日あるのにもったいない。仕方がない。市教委の方針で、部活動を週3回に制限しているからだ。大会がある直前でさえ3日間しかやらせてはもらえない。ましてや、既存の野球部やサッカー部ならいざ知らず、市内に1校しかない小学校剣道部だ。疎ましく思われて当然。しかも担当者は部活動指導者の中で一番の年上と来たら、若い先生達も文句を言いにくい。おかげで、苦情は教頭先生が直々に言ってくるようになった。帰りが遅いだの、もっと早く終われだの。剰え、終了5分前には講堂へ子どもたちを追い出しに来るようになった。「怖~い教頭先生が怒ってこないうちに急いで帰り支度をせよ!」と言うが早いか、その3秒後くらいには言いに来ているのだから素晴らしい。まぁ、2学期の終わりというのは時期的に暗くなるのが早いから仕方がないのだが・・・。あっという間に時は流れて、稽古納め。今年は練習時間の制限により、個人戦トーナメントしかできなかった。しかも、私の体調が悪く、賞状しか用意してあげられなかった。メダルもカップも無しという寂しいものになった。1時間半で全てを成し遂げるには無理がある。しかも、みんなそれなりに上手くなって、2分では決着がつかなくなってきた。延長に次ぐ延長で、最初に敗退したものは長く待たされることに。まぁそれも仕方がないか・・・。みんなの成長の証。優勝したのは5年生のA君。2連覇だ。頑張っている。唯一の道場経験者として入部してきた子だが、その影響もあってか、一部の子達が道場に入り、益々腕が上がっている。2連覇はしたものの、他の子達の実力が上がって拮抗している状態だ。みんな頑張っているね!!
 今年は、女の子達の上達が目立った。女子だけでチームが作れるくらい、今の娘達は調子が良い。期待しているのだが、如何せん、習い事との両立で、試合になるといないことが多い。試合に出られなければなんともならない。残念だ。
 稽古納めである以上、今年の稽古は昨日で終わった。しかし、私がこんなところでおとなしく終わらせるわけがない。予定表にも銘打ってあるように、翌日、つまり、今日、朝一で集合して講堂の大掃除を行った。窓磨き、舞台掃除、床磨き、防具置き場の整理整頓。やればできるじゃないか!というくらい、奇麗に掃除することができました。中には冬休みの稽古は休み倒したにもかかわらず、大掃除にだけ参加する真面目な子も。いいよ!そういったところが大事なんだ!お便りにもいっぱい「道具・道場」の大切さを説いてきた。技ばかりでない、ものに対する礼儀や愛情を育ててほしいと思うから、わざわざ別にして行っている大掃除。剣道部が何よりも「心を育てる」部活動であることの証である。親御さん達もそれが分かるから、市教委が銘打った「3日間」を越えていても、ちゃんと剣道部の締めくくりに、子どもを送り出してくれる。ありがたいことです。
 講堂掃除のあとは、おやつタイム。腕によりを掛けた?お汁粉の時間です!!最近の子どもたちは「小豆」が嫌いだという子が多いので、食べてくれるか心配だったけど、お代わりの嵐!!これは作った甲斐がある。ちょっと味付けが薄すぎたけど。砂糖をケチりすぎたかな?保護者の方にも手伝っていただいて、みんなでいただきました。寒い講堂で冷えきった体を、お汁粉で温めて!元気百倍!こだま教室のバランスボールで散々エクササイズして帰って行きました。部活動というより、スポーツ少年団だな、こりゃぁ・・・。みんな、家の大掃除もちゃんとやれよ!!
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八段誕生の瞬間!

2018-12-03 03:49:37 | 剣道
 私の敬愛する、我が子たちの剣道の師匠が、秋の試験で念願叶って「剣道八段」を取得された。合格率が0.何%という過酷な難関を乗り越えて、子どもたちに「諦めずに挑戦し続ける姿勢」を示してくださった。私も自分のことのように嬉しくてたまらない。子どもたちが指導を受ける教室の先生が「剣道界最高段位」になられたのだ。そんな凄い先生に指導を受けていることが、いつか我が子の誇りに感じられるようになる。恐れ多くも娘が花束贈呈の係に選ばれて、昨日のお披露目に参加した。長男が習い始めたばかりの頃に「丸目蔵人戦」に出るほどの方だったので、いつかこの日がやって来るとみんなが信じていた。3兄妹がお世話になり、最後の娘が引退直前に成し遂げられた「八段」。その場に我が子を通じて関わることができたのは嬉しい限りである。
 思えば、大学2年の頃に、恩師・鷹尾先生が九段を授与された時以来の高段位だ。興奮度はMAXである。鷹尾先生に出会わなければ、剣道の八段というものが、そんなに凄い人なのだということに気づきもしなかっただろう。大学の剣道場に中京テレビが取材に来ていたのを覚えている。あの年に鷹尾先生は定年退職を迎え、皇學館大学名誉教授になられたのだ。大学から駅へ歩く途中で先生に出くわすと、いつも宇治山田駅の近くのうなぎ屋さんでうな重をご馳走になったものだ。先生が亡くなられた今でも、そのお店には先生の書や直筆の暖簾がかかっている。
 大叔父の東春雄氏が、当時三重県で3人しかいない「範士」に合格したと父に電話してきたのが、私が小学5年生の秋。昭和53年のことだ。しかし、「範士・八段」の凄さを知らない我が家の人々(私も含めて)には「ふ~ん、そうなんだ、おめでとう」位にしか感じられなかった。況してや大叔父だからそんなに凄い人だとは思わなかった。ご近所の剣道場の先生(後の剣友会館長先生・故人)に「何故お祝いして差し上げないの!?」と苦言を呈されたくらいだ。小学5年の夏に剣道部に入ったことを知らせた時、身内で剣道をやり始めた人間が私しかいなかったから、大叔父はとても喜んでくれたらしい。早速、竹刀に「贈 夢野翼君へ 範士八段 東春雄」とサインを書いて送ってきてくれた。私の名前の3倍くらい大きな文字で大叔父の名が書かれていたので、「誰の竹刀なんだ?」と笑っていたくらいだ。剣道に関わっていないと、範士八段の凄さは分からない。関わっていても、この頃の私のように、雲の上の神様の存在など知るよしもない。今の剣道部の子どもたちに「範士」と言っても「半紙?」と習字の紙と間違えるくらいだ。だから、師匠が八段に合格したことで沸いているのは、長い間師匠の元で稽古をしてきた中高生・大学生だけ。小学生や稽古に直接関わっていない大人では、その凄さは分からない。お祭り騒ぎに便乗しているだけなのだ。もっと価値のあるセレモニーをしたいところだが、師匠は派手な演出を嫌う。いつも控えめな方だ。その人間性が良いところとしてみんなの尊敬を集めるのだろう。本当に素晴らしいことだ。
 八段になると、ただ単に剣友会の指導をしているだけでは留まらない。全国に行脚して剣道普及に尽力しなければならないのだ。鷹尾先生もしょっちゅう出張と称して留守にされていた。これからはなかなか剣友会にも来ていただけなくなることが増える。現役の警察官である以上、鷹尾先生のようなことはないと思うが、少なくとも、県内の稽古会や段級審査には顔を出されることだろう。益々お休みがなくなっていく。身体を大事にしながら、八段としてのお役目を果たされることを切に願う。心からお祝いを申し上げます。おめでとうございます。5年後の選抜八段優勝大会と10年後の「範士」を目指して、修行に終わりはありませんが、次を楽しみにしています。
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