夢への第一歩

　長男から第１志望校合格の一報が入りました。第１志望が受験校の中で一番最初の合格発表日だったので、今日の発表が終わるまでドキドキしていたけど、落ちても何回でも受験する！と言い張っていた学校なだけに、そこに合格できて喜びも一入。私立だけど、これからの４年間を託すには有意義な大学生活を送れるであろう場所。リトグリの歌じゃないけど、「なりたい自分になって、自由になって～♪」自分らしく生きてもらいたい。次の心配は「４年で卒業できるか？」だ。学業サボったら即退学だ！と言い聞かせてやらないと。まだまだスタートラインに立ったばかり。ここからが夢への第１歩。目指すは国際社会で働くこと。父と違う夢を抱いて別の道を進む以上、自分のことは全て自分でやれ！一人前の人間になることを期待して、送り出してやろう。合格おめでとう。そして、行ってらっしゃい。

春季剣道大会県予選

　建国記念の日、我らが剣道部は、６年生の引退試合となる公式戦に出場しました。グループリーグを２位で制すれば県大会への切符がもらえるという大事な試合。８ブロックの内４つのブロックにはシードのチームが入る激戦区。くじ運は全て私の手の内に。やりました！シードのいない第２リーグに当選です！！チャンスがあるかも！？
　しかし、６チーム中４つのチームと戦わねばならないリーグ戦。別の言い方をすれば、４試合もさせてもらえるというありがたい対戦表。６チームが全て出揃ってびっくり！久田道場と、我らが古巣・味鋺剣友会がリーグにいるではないか！？先生方もニヤリと笑みを浮かべて寄ってくる。「当たりますねぇ！」「お手柔らかに・・・。」
　第２リーグはお昼から。それまで前半のリーグを見物することに。しかし、ギャラリーからは遠すぎて緊迫感がない。肝心の子どもたちも間延びしすぎて、何を見たら良いのか分からない。何より、試合の応援に来てくださっていた校長先生や担任の先生方の姿を探して大騒ぎ。嬉しい話だけど･･･。
　昼から始まった第２リーグの第２試合目。やっと登場する鳴海小剣道部。市立小学校から唯一の剣道部として、しかも、担当者が私のような素人に毛が生えたような顧問。大会関係者からものすごい注目を浴びている。ちゃんと指導はしたつもりだけど、ぬかりないはずだけど･･･。不安が過ぎる。しかし、せいぜい籠手に穴が空いていることで交換を余儀なくされたことくらい。あとは何とか礼式に則って行うことができました。しかも、きっと全て１０本失って惨敗を喫するだろうとの大方の予測を翻し、何と、１人は２本勝ちを収めてきたではないですか！！もう１人は２試合で１本先取！！燦然と輝くトータル４本の取得本数と勝者数１。剣道部発足から約１０ヶ月ちょっと。防具を着けて練習を始めてまだ半年。そんな素人剣士達がこの結果！久田と味鋺には案の定負けてきたけど、その内の１本は味鋺から奪った１本だ。ただ当たっただけかも知れないが、うちの子達は他のどの道場にも負けていなかったものがある。声の大きさだ。気合いだ。例えすぐにやられてしまっても、その敗戦を次の試合に引きずらない心の強さだ。特に４年生の２人は防具を着けられるようになるまで４ヶ月かかった。実際の防具を着けての稽古は４ヶ月にも満たない。よくやってくれた。思わず泣きそうになった。彼らが６年生の時には期待できる選手に育ってくれていると信じて、明日からの剣道部を励もう！

泣き虫鬼も食べ過ぎ鬼もやっつけろ！

　やってまいりました、一年で一番、私が大はしゃぎする日、節分。今年の生け贄！？じゃなかった、鬼の犠牲者？は金曜日通級の子どもたち！？と思いきや、今年は違ったぞ！！鬼の姿を見るなり、「鬼～のパンツは良いパンツ～強いぞ～♪」と歌いながら「ぼくもやりたい！！」と鬼のパンツと角を貸して欲しいとせがむＫ君。ノリが良すぎて嬉しくなってしまう私。迷わず貸して記念写真を１枚！もちろん、いつものように、心の中から追い出したい「鬼」を紙に書いて破り、ちぎって丸めて鬼に向かって投げつける、こだま教室恒例の豆まき行事。追い出したい鬼は「泣き虫鬼」。もちろん私は「食べ過ぎ鬼」お互いに紙に書いて、豆をたくさん作り、鬼は外！！！気持ちよく豆まき行事を終えました。
　今年はお隣の２年1組にも乱入！先生もあっけにとられていましたが、ノリの良いＴ先生は文句1つ言わず、私の乱入を許してくれました。授業中にごめんなさい。子どもたちは史上最高の大賑わいを見せてくれました。鬼のパンツを無理矢理引きずり下ろされ、股間に攻撃を食らい、鬼は慌てて逃げていく！しかし、更に追い打ちをかける子どもたち。廊下まで追い掛けられ、階下の１年生に危険を知らせるように大声で「１年生の皆さん！鬼が行きますよ！！」って大騒ぎ。Ｔ先生も困っただろうな。本当にご迷惑おかけしました。ちゃっかり記念写真を撮ってもらったけど・・・。
　続いての犠牲者は、教室の真下にある特別支援学級の子どもたち！いつものように泣き叫ぶ子どもたち、正に阿鼻叫喚！ちょっと脅しすぎたかな・・・。担任のＯ先生に泣いてしがみつくＭちゃん。毎年泣かせてゴメンよ・・・。でも、ちょっと逞しくなった子もいる。Ｍちゃんと同い年のＹ君だ！１年生の時はおっかなそうに大騒ぎして逃げまくったのに、２年生の時は遠巻きに見ながら、鬼の仲間として現れた猩々に一撃を加えて得意気な顔！３年生の時は真っ先に廊下に逃げたけど、不敵な笑みを浮かべながらじっと見つめるＹ君。そして、今年、４年生になった彼はなんと、嫌そうな顔をしながらも、鬼と肩を組んで記念写真を撮ったのだ！！今までなら考えられなかったことだ。かなりの成長に先生方もびっくり。嬉しいなぁ！
　いよいよ１年生の教室へ！・・・ところが、新しい先生の多い１年生。私が鬼の格好で徘徊するなんて知らなかったためか、学級全体が突然の訪問者に凍り付く！お呼びでない！？これまた失礼しました～！！と思いながらも、「担任の先生の言うことを聞かないやつは鬼の世界へ連れて行くぞ！」といつもの台詞でご挨拶。するとやはりどこの学級にもいるものだ。「連れてってくださ～い！！」困ったものだ・・・。それにしても、冷静な対応をしてくださった１年生の担任の先生方、ありがとうございました。
　そして階段を上に上がるとそこは３年３組。そう、去年２年1組で鬼の格好をしてくださった、今や剣道部の同朋、Ｒ先生の学級だ。教室の窓から顔を覗かせると、案の定、大騒ぎしてくれる声が！！うぉ～！と言うが速いか、パンツは脱がされるわ、カツラは捕られるわ、ありとあらゆる攻撃でもみくちゃにされるわ、あまりの惨劇に笑いを堪えるＲ先生。逃げ出さねばやられる！というわけではないが、這々の体で逃げだそうとしたところを、Ｒ先生に「写真撮ってあげますよ！」って言われて、すんなりカメラを差し出している私。今年の収穫はいっぱいあったぞ！と思いながら３年生、４年生、２年生を廻る。しかし、２年１組と３年３組以外はあまりに真面目な対応であしらわれ、少し残念・・・。私の相変わらずのパフォーマンスにウケてくれるのはやはり職員室だけか・・・。