夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

人の縁(えにし)

2011-02-28 14:35:43 | 剣道
23日、私の剣道の恩師の一人、皇學館大學名誉教授、範士九段の鷹尾敏文先生が亡くなられました。95歳という大往生でした。先生とは大學を退かれてから一度もお会いしていませんでした。しかし、自分の中に「鷹尾先生の教え子」という自負があり、剣道に携わっている間は片時も先生のことを忘れたことはありませんでした。三重県剣道連盟に関わりの深かった私の大叔父・故・東春雄範士八段のことを尋ねようとメールしたら、今回の情報を知らせて頂いたのです。おかげで、恩師との最期のご対面が叶いました。
大叔父のことは以前から気になっていたので、いつか誰かに聞いてみたいと思っていましたが、たまたま三重県剣道連盟のホームページでメールによる問い合わせコーナーがあったので、思い立ってメールをしてみただけだったのですが、自己紹介の中で鷹尾先生のお名前にも触れたため、先方がわざわざ訃報をお知らせくださったのでしょう。この出会い、正に大叔父が導いてくれたものに相違ない!と思いました。
偶然の出会いとよく言いますが、私は全ては必然の出会いだと思うのです。人には「縁」というものがあって、自分にとって必要な相手だから出会う運命にあった、と考えるのです。私が剣道を始めたきっかけは担任の先生だった鹿嶋孝先生が誘ってくださったから、なのですが、鹿嶋先生も由緒ある剣道一家の家系で、大叔父は鹿嶋先生のお父上の道場で学んだことがあるらしいのです。ここでもつながっていたのです。
人はどこかでつながっている。それを確信した訃報でした。そして今の環境に置き換えてみれば、この教室で出会った子ども達も、保護者の皆さんも、担任の先生方も、みんな必然的に出会った、縁のあった人々なんですね。だからこそ、「出会えて良かった!」と言ってもらえるように、そう思えるように、これからの関係を繋いでいきたいと思います。
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「うし君とかえる君を捜せ」!?

2011-02-08 10:01:09 | 教室経営
 今密かにうちの教室で起こっているブーム。「うし君とかえる君を捜せ」という名の宝探しゲーム。別に今始まったブームではなく、今までも何度も起こったブームで、私がここに赴任して以来、毎年秋から冬にかけて行っているゲーム。やり方は簡単。教室の中に「パペット・マペット」で一世を風靡した「うし君とかえる君」の3cmくらいの起き上がりこぼしがあるので、子どもが通級してくる前に私がこっそり隠しておき、授業にメリハリをつけるためにある時突然探させる。ただ、宝の地図があるわけではなく、そのもののありかを特徴を捉えて言葉で説明する。例えば「椅子の下」ではなく「近くに木がある。鉄の足が四本ある。四角い。」など、すぐにそれが椅子だと分からないようなヒントを言葉で出していく。子どもたちは一生懸命に考えながら目標を探していく。初めはわざと難しいヒントを出し、たくさんのヒントを手がかりにする。もちろんこれをするためには語彙力が豊富でなければならない。うし君とかえる君を見つけると大喜びする子どもたち。もちろんこのあと子ども自身に隠させる。私が先行で隠すのには訳がある。ヒントの出し方を子どもたちに真似して身につけてほしいからだ。子どもなりに考えた場所に2体を隠すと、いよいよヒント出題が始まる。初めの頃は「椅子」とか「トランポリン」とかそのものを言うしかできなかった子どもたちも、回を経る毎に巧妙なヒントを出せるようになっていく。
 このゲームを始めたきっかけは前任校で言葉の検査であるITPAをやったときのこと。項目の中に物の特徴を言葉で言い表す検査がある。これがあまりにもできが悪かった。検査のためではないが、見た物の特徴をこんなにも言い表すことができないなんて良いのだろうか?という思いが沸いたのが最初である。前任校では普通に宝物を作って探し当てるゲームだったのだが、ここへ移ってからは「うし君とかえる君を捜せ」に統一している。小さくて隠しやすく、愛嬌があってみんなに好かれるキャラクター。片方見つけてもまだもう一つ見つけられるという楽しみがある。子供心をうまくとらえることができた遊びである。みんな何度でもやりたがる。そこを出し惜しみしてお互いに1回ずつだけ隠す。次回はどこへ隠そうかな?と場所を考えるのも楽しみの一つになっている。観察室から見ているお母さんたちも、我が子がどこへ隠すのか、そしてきちんと説明できるのかを楽しみにしながら見ているらしい。大人も子どもも見ている側も楽しくなる「うし君とかえる君を捜せ」!!学校全体を使って大がかりにやってみるのもいいかも!?
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