夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

巣立ち

2009-03-25 02:41:19 | 教室経営
 昨日、いえ、既に一昨日、「巣立ちの会」が終わりました。今年度最多の21人中10人の終了・退室ということで、残る人数が少なくてちょっと寂しいのですが、新たな仲間も3人加わり、来年度は14人でスタート予定。自校通級でもう少し増えそうな感じなので、最終的には15~6人になりそうですが、まずはとてもやりやすい人数でのスタート。自分に余裕が出来ると、もっとたくさんのことを見てあげようという気持ちになりますね。内容が濃くなると良いですが…。
 さて肝心の巣立ちの会、子どもたちの司会進行で進めるようになって2回目。今年はわざと吃音の子を二人指名しての進行。二人ともとても緊張していたようでしたが、アシスタントの子も含めて、3人とも頑張って司会をしてくれました。なかなか学級ではこういった機会に恵まれることはないでしょうから、おそらく3人ともアドリブで司会をしたり、人前でトークをしたりするのは初めてに近い経験ではないでしょうか?学芸会のようにセリフが決まっているわけでもなく、その場の進行に合わせたコメントや質問を考えてしゃべることなど、3人の普段の生活の中にはあまりあり得ないシチュエーションだったのではないでしょうか?話し始めは固まっていましたが、徐々にアドリブを利かせるようになってきて、終わるころには3人とも肝が据わっていた感じを受けました。思い切ってやらせて良かった!きっと本人たちはやりたくはなかったと思いますけど…。でも今回の経験はきっと彼らの自信の一つとなることでしょう。しっかりとやり遂げたのだから。来年はだれに司会をしてもらおうかと今から悩んでいます。
 今日から春休みに入り、私も残務整理に入りました。子どもたちは思い切り羽を伸ばして遊びまくっていることでしょう。小学生のうちは遊ばにゃ損!たくさん遊んでいろいろな経験を積んで、それが勉強に生きてくると言うこと無し!みんな頑張れよっ!さて残務整理を早く片付けて、私も少しでも多く春休みを満喫できるように頑張りたいと思います!!
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まとめの季節

2009-03-02 18:02:29 | 教室経営
 ついに弥生に入りました。弥生とは、春の暖かな陽気に恵まれて、全ての草木が弥生(やいお)い茂る月ということだそうで「やいおい」が訛って「やよい」となったという説があります。春の陽気に誘われるようにいろいろな草花が茂り始めるイメージから、テンプレートを菜の花畑にしてみました。昔から菜の花が大好きで、この時期になると渥美半島へよく菜の花畑を見に出かけたものです。『朧月夜』の歌詞「菜の花畑に入り日薄れ~♪」の情景が大好きで、大学の音楽の授業で最後のテスト曲に『朧月夜』を選んだくらい、菜の花が好きです。自分の生まれ月でもあり、3月という季節は「春の始まり」として年中で一番好きなときでもあります。
 しかし、学校では一番最後の月として、年中で一番忙しさを感じる時期でもあります。一年間のまとめと称して各学級ではテストの毎日。先生方も暇さえあれば丸付け、成績統計など、寸暇を惜しんで仕事をしています。かく言うつばさ組もそう。まとめの季節。本来ならば各自が違う時期に入室しているのだから、進度も違って当然なんですが、こちらも学校内の一教室である以上、評価をしていかねばなりません。みんなの進度をこの時期になるとまとめて文書に表していく仕事があるわけです。そんなわけで、子どもたちの授業を校内の先生方に公開しながら、自分も研修とまとめをするという「公開授業週間」を始めました。何人の職員が参観に来てくれるかは分かりませんが、自分にとってのまとめ、今年の集大成のようなつもりで企画している行事なので、毎年2月に行っています。今年は他校授業参観や出張が相次ぎ、このように3月始めにずれ込みましたが、何とかこぎ着けることができました。毎年の定期的な行事なので、見慣れた人は「もう分かった」という感じですが、今年初めて参観する人からは、見慣れない通級というシステムに驚きと感嘆の声。説明する側もつい力が入ります。たくさんの人に通級を知ってもらいたいという思いから行っている行事です。見ていただけば、いろいろな子どもたちに合わせた授業方法があることを理解していただけると思います。調子が悪くても取り繕うこともせず、その調子が悪いときにはこうしているという見せ方をしているので、驚きもひとしおです。でも、あくまでもこれは1対1だからできる教育。学級の中で不調な子どもに同じことができるかといえばそれは不可能に近いでしょう。そのためにも、もっと広くこのシステムを知ってもらい、全ての学校に通級教室を作ってもらい、いつでも使ってもらえる教室にしていきたいと思います。そのためにはこういった草の根活動が必要なんだろうなと、常々考えています。
 私がまとめに入っているように、子どもたちにもまとめの学習に入ってもらっています。各学年の国語的な到達度を見るのも「ことばの教室」ならではの仕事。発音指導も初心に返った訓練で確認しながら発音チェック。言葉の力を総合的に試すコンピュータソフトも駆使しながら、みんながんばっています。この時期になって「終了・退室」をようやく決定できた子も数人います。10月やそこらではなかなか決まらないことですが、3月に間に合えば、今年度で終了させてあげようという気持ちにもなります。終了することで自信をつけて学級へ帰るということも視野に入れているのです。
 いろんな意味での「まとめの季節」。今年度の自分を振り返りながら、子どもたちにも振り返らせながら、新しい学年への期待と不安を抱える子どもたちの力になってあげるためには何をすればよいのかと自問自答しながら、このまとめにひとまず区切りをつけていこうと思います。あと1ヶ月でどんな答えを導き出せるか分かりませんが、今年の反省点を踏まえながら新たな計画を考えていこうと思います。まだ終わったわけでもないのに、終わったような文章でごめんなさい。あと数日、花粉症と闘いながら、今年のまとめをがんばります。
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