夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

作文力

2009-02-25 10:08:23 | 教室経営
 昨日はなぜか気分も体の調子も落ち込みが激しく,あまりにも愚痴っぽい,というか,反省色の濃いブログ内容だったので,今日は少しだけよかったことを書いてみます。
 最近子供たちの作文力が上がってきているのではないかと思うようになりました。以前はほとんどの子が「何書けばいいかわからん!」と答えてきて,一緒になって文の内容を考えることが多かったのが事実です。でも,最近,「わからん!」が聞かれなくなってきたと思うのです。こちらが「何を書こうか?」と聞くと,自分の口から書きたい言葉が出てくるようになってきていると感じるのです。みんなが書けるというわけではないのですが,書ける子が増えてきたなと感じています。
 もちろん文を書く前にはいつも通り「お話会」をするわけですが,「昨日,ゲームやった」というだけの言葉だったのが「昨日,お兄ちゃんと任天堂DSのマリオパーティをやったんだよ」という風に話せるようになってきたのです。これはかなりの進歩だと思います。その話をふくらませて,感想をつけるだけでも立派なお話。私と話すときの会話をそのまま文にして表すコツを覚えてきたようです。一言で終わっていたお話や作文が,二言,三言,ついには原稿用紙半分。200字の文が書けるのは,全く書けなかった子供たちにとって予想以上の進歩。話したことをメモして,「今君が話したことはこんな内容だったよ」とキーワードを出てきた順に書き留めてあげると,それを元に,立派な作文が書けるようになった子が増えてきました。長いこと教室でのブログを書かせてきましたが,それなりに成果が上がってきたことを実感しました。これからもがんばって続けよう!
 それにしても二日連続でブログ更新したのは珍しい!始めたての頃のようだ!!最初でもこんなことはなかったかも!?だとしたら快挙!?いや,現実逃避?
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入室・退室

2009-02-24 12:42:09 | 教室経営
 言語障害通級指導教室というやつには3月、4月にかかわらず、年度途中での入室・退室があり得る。言語症状が改善されてしまえば、負担を強いて通級させる必要はない。当然の結果である。入室だってそう。空きができれば次の子が入ってくる。自然の成り行き。
 今年度は20人でスタートして、週に35時間授業。当然、名古屋市内では最多の授業時間数であり、自分でも「名古屋一、時給の安い教師」をうたっていたくらいだ。ところが、これは想像を超える激務だった。第一、空き時間がない。空きがないと、次に来る子どもの授業内容を準備したり前回を確認したり、いや、次回につながるための記録をとる時間がないのだ。全員の細かなことを次の週まで覚えていられないことも多々あった。「年のせい」とか「厄年」にしてごまかしていたが、これはいろいろな場面で自分に対しての不利益となった。ミスが多い。明らかに自分のキャパを超えている。朝、1時間目に授業を開始してからフル活動で8時間目が16時30分に終わるまで。いや、16時30分とは仮の終了時間。ほとんどの場合、最後の時間帯は他校通級の子どもたちなので、その日のノリで時間は延長。保護者の方々との他愛のない世間話から真剣な教育相談まで。全てが終われば18時30分などということもざらである。自分が好きでやっていることだから何も文句はない。むしろそれが気分転換だったり、息抜きだったりしているので、それにつきあってくれている子どもたちやお母さんたちには逆に感謝している。だが、半分は「現実逃避」になっていることも間違いない。私たちには、授業以外にも当然だが「校務分掌」とか「言語・聴覚障害児教育研究会の仕事分担」があるのだ。全てが終わってからでなければそれらの仕事には取りかかれない。さて始めよう、と思った頃には19時を回っていたり、職員室が空っぽだったりする。職員室が空になると、流石に教室にこもって仕事をする気が失せる。仕方なく仕事を家に持ち帰る。食事をとって、子どもたちを風呂に入れれば当然眠くなって、仕事は翌日へ持ち越し。こんな日々が続くのである。ここまでくると、単なる愚痴話のようだ。
 ところが今年度は少し事情が変わってきた。2学期を皮切りに、症状が改善して退室する子や、家庭事情で終了する子が増えてきた。ここまでで4人の子どもたちがすでに終了している。終了に伴って新たな待機児童を入室させようかという話になったのだが、自校通級の一人を除いて、まだ新入室生を受け付けていない。差し引き3人減の17人でも、授業時間数は29時間。あまり余裕ができたとは思えない。しかも、今年度は時間のやり繰りがつかずに、各学校への授業参観にも出かけられない状態だったので、3学期に入ってようやく授業参観を再開できるようになったところだ。どうやら、自分のキャパは16~7人がやっとのようだ。というより、時間配分がうまくできてさえいれば、今までの経験から18人まではOKのはず。今年度のような結果を招いたのも、結局は時間割の組み方に問題があったからだと思う。毎年、午後の7,8時間目のどこかと木曜日の午前中を、必ず空けておいて、変更があった際の補充時間に充てていたので、授業参観もスムースに出かけることができていた。しかし、その時間帯にも今年は授業を入れてしまった。また、退室で空いた時間は午前中や1時間枠が多く、授業参観が行われる時間帯ではなかったことも今回の敗因として挙げられる。当然、午前中や1時間では他校通級児を新たに受け入れることも難しい。そんなこんなで、結果的に退室が続いても、入室ができない状況を生んでしまった。年度末にはあと4人の退室が予定されており、来年度はどれだけ入れるかまだ未知数。今年度と同じような失敗をしないためにも、来年度の時間割編成はよく考えて行わなければ。
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鬼は外!

2009-02-02 14:10:00 | Weblog
 早いものでもう2月になってしまいました。明日は節分。1年に4回ある節分のうち、最初の節分、つまり明後日から新たな季節と1年が始まるということです。私もいよいよ数えで42歳、本厄になりました。つい先日、車を運転中、お年寄りが運転する車にぶつけられ、早速厄年効果が現れました。そんな縁起でもない厄を振り払うべく、今年の恵方・竜泉寺へ豆まきに行こうかなとも考えております。週末には国府宮の裸祭りにも行かなければ。日頃のストレスを思い切り発散してくるつもりです。
 それにしても厄年になるとなぜこんなに災いが目立って起こるのでしょう?私の周りにも両親を亡くしてしまった人や、つい先日は小学校時代の同級生本人が亡くなるという悲しい出来事もありました。何かがあると周りの人が「厄年だからねぇ」と必ず言います。そのせいで思い込まされてしまう面も少なからずあると思いますが、実際、男性の40歳過ぎはそろそろ体力の限界が来ていることも確か。若い頃からバリバリ働いて、自分の健康など顧みることもせず、気がついたときにはもう手遅れ、などということもよく聞きます。自分に何ともなくても、両親も年齢的には70歳に近い頃です。親がこの時期に倒れれば「子の厄をもらった」と言われてしまう。でも、どんなに健康に気をつけていても、老いだけは誰にでもやってくるもの。仕方がないことなのかもしれません。それを昔の人は「厄年」として注意を喚起するようにとしたのでしょう。
 毎年、教室便り2月号の冒頭の文には節分の話を載せています。ほとんど変わらない話なので、長く通級している人や、前任校の人が見たら「またこの文章だ!」と呆れる人もいることでしょう。でも、昔から続く日本の伝統「節分」を語らずして2月は語れない!と思うので、同じ文章だと思ってもおつきあいください。さて、そのお便りにも書きましたが、やはりストレスを発散するためには「泣く」ことと「大声を出すこと」が一番。泣くことは滅多にないと思いますので、ここは一つ、大声を出すことに力を入れてみたいと思います。最近訓練のまとめとして、教室での取り組みでも以前の復習をする時間を設けています。その中でもやっぱり人気なのは「トーキングトレーナー」。ゲーム感覚で構音訓練をするための『言語訓練器』ですが、発音にあわせて車が動いたり、動物が動いたりするのが楽しいようで、みんな大声を上げながら楽しく声を出しています。先月途中からこの訓練器の映像とパソコンの画像が観察室からも見られるようになりました。子供たちがどんな風に学習しているのかがわからないことで長年ご不自由をおかけしてきましたが、これで文章表現や、声の状態をスペクトル分析したものをごらんいただくことができます。より分かりやすい指導に努めていきますので、教室での取り組みについて是非とも共通の話題として話し合う機会を持ってください。これでつばさ教室の死角がなくなりました。全て見えます!!丸見えです!!見え過ぎちゃって困るの~とは言いませんが・・・。観察室を是非ご利用ください。
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