夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

春の運動会観戦

2018-05-26 23:55:30 | 教室経営
 今年もやってきました、春の運動会シーズン。お天気も薄日が差してとても運動会には良い天気。いや、少し暑いかも?今年は他校通級児の在籍校3校。時間的な余裕もあったので、久しぶりに自転車を積んで学校へ行き、全行程を自転車で廻ることにしました。一番近い学校から行くのが丁度良いと、時間ロスのない方法を選び、出発しました。学校に着いたら時間の余裕がありすぎて、職員室で時間つぶし。45分ほど時間をつぶしてから自転車で出発!
 最初の学校に着くと、校歌斉唱の真っ最中。準備運動後の最初の競技・5年短距離走。陣取った場所は丁度スタートの前!良い瞬間の写真が撮れました。Y君、頑張って最後まで走りきりました。今日も一日頑張って乗り切ろう!と声をかけて、K校を後にしました。
 2校目に着いた時、その学校の保護者である本校の先生と出会いました。お子さんの姿を探す様子は、「親」になっていました。私はかなり早く着いたので、じっくり見せてもらおうと、予定していなかった短距離走から見せてもらいました。楽しそうに走るT君。こちらも全力です。その後、妹さんの演技を見て、声をかけに行きました。毎週兄の通級に付いてくる彼女は私が来ることを知って、演技を事前にやって見せてくれました。上手に踊れていたね!!と声をかけると、嬉しそうに座席に戻っていきました。そして、肝心なのはその次のT君たちの組み体操。1人技も組技も完璧にこなしたT君。苦手な力業も上手にできました。それにしても、最初の学校もこの学校も、今年の流行だったからか、「ダンシングヒーロー」や「ルパン三世のテーマ」など、昭和歌謡の名曲やアニメソングなどがBGMで使われていました。お父さんたちよりもうんと年上の私たちぐらいの年齢の人が喜びそうな曲ばかり。時流に則ってか、給水休憩タイムが途中で10分設けられ、水分を持参してこなかった私は「目の前が白い」ことに気がつきました。やばい!脱水状態だ!目の中で血液がドロドロになっている時に起こる「色素の欠落」が起こり始めました。2つしか見る予定がなかったので、短距離走や給水タイムのことは計算に入っておらず、終わったらコンビニで買えば良いと思っていました。状況が悪くなってきた!終わると同時にダッシュして学校を後にした。一路コンビニへ。水分とエネルギー用のゼリーを購入して、一瞬で補給。次の学校へ向かいました。
 距離はあれども、ほとんどが下り坂。行きは早く着きすぎてしまい、余裕があったのでCoCo壱番屋に入り、ガンダムオリジンとのコラボメニューを食べる。牛肉三昧カレーとやらは通常の三倍楽しめるとシャアが宣っている。面白い。見せてもらおうか、牛肉三昧カレーの性能(味)とやらを!!普通だった・・・。だが、熱い!口の中をやけどした。そうこうしているうちに午後の部開始時間になってしまった。3校目に向かう。
 3校目は子どもの数がかなり多い。にもかかわらず、運動場が狭い。保護者が周りを取り巻くだけでは収容しきれずに、校舎から眺めるよう解放されている。珍しい学校だ。応援合戦が終わるとK君の出場する短距離走。ゴール横に陣取り、瞬間を見る。みんな同じ格好をしているので見つけるのが大変だったが、学年の先生の中に3年前に本校から転勤した先生がおり、K君のことを確認してもらった。どうやら見ていた子どもで合っていたようだ。距離が遠いしやたら明るいし、人が多いし、あまつさえ、視力も悪くなる一方。先生に出会えなかったら、分からずじまいで終わったかも知れない。児童の観覧席には保護者は入れないからだ。大きな学校は大変だ。ここではやっと保護者の方にも会うことができた。
 全てを終えて帰校する。本校から一番離れた学校だ。今回の経路は事実上、緑区を一周してきたようなもの。いくらマウンテンバイクとはいえ、お尻が痛い。それをかばうように漕いできたため、足の筋力が最後まで保たなかった。学校まであと1キロ未満の所で足を攣り、ペダルが漕げなくなってしまった。降りて押し歩く。痛くて仕方がない。ゆっくりと足をさすりながら、何とか駐車場まで辿り着き、自転車をしまうことができた。教室へ上がって休憩したら、足がまた攣ってしまい、身動きが取れずに横たわる。そのまま1時間眠ってしまった。目が覚めると3時半。慌てて片付けて職員室へ。仕事している同僚を尻目に帰路につく。父の墓参りに寄って帰ることができました。
 子どもたちの頑張りと笑顔が嬉しくて、毎年体に鞭打って全部の学校を廻るこのシーズン。今年は少ないからまだ何とか廻ることができたが、もう2つとか平気で廻っていた頃のような体力はない。年を取ったことを再確認させられて惨めである。しかし、辛いと分かっていても、来年もまた行くんだろうなぁ。子どもたちが喜ぶ顔を見たいから。いつまで続けられるだろう?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

剣道部国際交流

2018-05-22 21:37:02 | 剣道
 本校には毎年この時期になるとドイツから国際交流にやって来るお子さんがいます。昨年も4年生の時に剣道部に体験入部してくれた女の子、金髪が似合うAちゃん。今年も最初から我らが剣道部を指名してやって来てくれました!!昨年の段階で、剣道着の着装と素振りを体験できたので、5年生になった今年は、是非とも防具を着けて実際に打ち込んでもらおうということになりました。保護者の方からは"縦書きの大変流麗な文字で書かれた日本語で"「見学だけでも」と書かれたお手紙を頂きましたが、せっかくの体験です。レンタル防具もあることだし、是非ともフル装備で基本打ちも体験してもらおうということにしてしまいました。教えてくれるのは6年生の紅一点、女優の卵のHちゃん。Aちゃんの覚えの速さにびっくり。ほぼ日本語で通用するので、これといって問題はないのですが、昨年と比べて周りの子が上手?になっているので、真剣に叩かれると"痛い"のです。そこはそれ、「分かってるだろうなぁ!?」と半ば脅しにも取れる声で男子には声を掛け…。しかし、やはりみんな優しかった。初心者相手に全力では叩かないよね!寸止めの形稽古やらせておいて良かった!!一通り、「面・小手・胴」を打って、打たれてを経験。満足感がありました。ドイツでは剣道を見たことがないそうですが、世界選手権にも出場してくるので、どこかに道場はあるのでしょう。向こうへ帰ってもできると良いね!!みんなで記念写真をパチ!とても良い表情の写真が撮れましたが、学校なので、あまりおおっぴらには出せません。防具姿だけ・・・。子どもたちにも良い記念になったかな。また来年も、是非剣道部に体験に来て欲しいですね!Auf Wiedersehen!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小さな大女優

2018-05-03 20:57:21 | 剣道

私の回りには、いろいろな習い事をしている子供達がいる。ピアノ、日舞、書道、ダンスなど様々である。子供達が発表会に出演すると聞けば、いつも花束を持って馳せ参じることにしている。今の職場に異動してからは、中々発表会にお呼ばれすることはなかったけど、今回、久しぶりにお招きに預かった。何と、劇団に所属する教え子の舞台を観劇するというもの。しかも、こだまの教え子ではない。剣道部だ。今まで発表会に呼んでもらっていたのは、全部通級の教え子だったのだが、今回初めて部活動の教え子の、しかも本格的な演劇の舞台を見せていただくことになったのだ!観劇は大好きなので、呼ばれて二つ返事でOKしていた。
剣道部のHちゃんは、とある劇団に所属する子役の女優さん。身体は小柄だけど、元気な声が良く通る女の子。冬の昇級試験で三級を取得して、部活動と習い事の両立を誓ったがんばり屋さん。今年の六年生の紅一点である。そんな彼女が三級を合格した時に、初めて劇団に所属していることを教えてくれた。部活動も劇団もどちらも頑張りたいと、真剣な目をして語る彼女に、舞台に立つときは必ず観に行くからと、応援することを伝えたら、意外にも早く、その時がやって来た。部活動は週に2~3回しか来られない。しかし、参加しているときは真剣な稽古ぶり。形も綺麗だ。男の子達の力には敵わずとも、後輩には負けない技術がある。三級合格するだけの事はある。剣道部で培ったのか、演劇で培ったのかは知らないが、とても元気な可愛らしい声が印象的なお嬢さん。劇場の1番後ろから、まるで『ガラスの仮面』の月影先生のような気分で、彼女の出番を待ちわびていた。眼鏡をかけても、演技者の顔が見分けられない!どうしよう!?とはいえ、座席は満員御礼、他にはどこも空いていない。見つけられなかったらなんて申し開きをしよう!?
しかし、そんな心配は杞憂であった!Hちゃんは他の共演者達と同じ格好(戦時中の話なのでもんぺ姿)だったにも関わらず、ひと目でそれとわかるほど可愛らしく光っていた!そして、あの良く通る可愛らしい声!見えない目にも良く見える。集団の中に居ても良く目立つのに、単独の役と台詞も貰っていた!華がある子だと思っていたが、ここまで舞台上で輝ける子だとは!正に、北島マヤか、姫川亜弓か!?未来の紅天女?いや、大女優の卵を見ているのかもしれない!
すべてを見終えて、帰る客を役者さん達が総出で見送る。その主役を演じた女優さんの次にHちゃんは並んでいた。思えば、エンディングでもセンターを勤めていた。つまり、そういう席に位置する子役っていうことか?私はすごい女優に稽古をつけているのかもしれない!12才になるかならないかの娘の演技に感動して、ファンになってしまった。気分は既に「月影先生」から「速水真澄」になっていた。可愛らしいHちゃんに紫の薔薇の花束を渡して、ツーショットを撮ってもらった。いつかお宝写真になるかもしれない!次回の作品にも呼んでいただけることになっている。楽しみにしよう!来週からは剣道部にも来るみたいだし、こちらはしっかり両立してもらおう!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本剣道形をやってみた!

2018-05-01 04:18:27 | 剣道
 私が敬愛する、とある道場の剣道の先生は、幼稚園児から大人まで、幅広い年齢層を指導する大先生である。長男が高校で剣道を教わった師匠でもある。師は高校だろうが道場だろうが、剣道の指導をする時に、必ずひと月に1度「日本剣道形」を指導する日を設けている。相手が幼児であろうと、必ず小太刀の形まで教えるのだ。一般的に考えれば、小太刀の形は四段の試験から必要になるため、受験する直前に稽古するのが通例だ。だが、師の考え方は違う。足さばきや太刀さばきの中に、必ず剣道の稽古に繋がる動きがあり、参考にすることができるから、年齢を問わず「形」の稽古は行うと良い、と仰るのだ。事実、数年前から取り入れられるようになった「木刀による基本稽古法」は、師の仰ることが、少年向けにそのまま形になったものだと推察できる。いろいろな武道に形があるように、剣道の形も、有段者だけが学ぶものにしておくのはもったいない。基本稽古法も行った上で、剣道形も学べば、理解が深まるのではないかとの考えが浮かび、この度、我らが剣道部でも「日本剣道形」を取り入れることにした。
 昨年度1年間で、基本稽古法の1~9の全てを一通り学んできた。そのため、礼式は何とか身についている。そこで、講義形式であらましを学習し、月に一度ずつ形を1年掛けて学ぶ。初回は4月24日。礼式のおさらいと、七つの構え、基本の足さばき(歩み足)だけである。子どもたちも、いつもの激しい稽古と違って、体力の消耗が少ないのだろう。楽しそうに取り組んでいる。上段や下段、八相、脇構えなど、見た目が派手な構えに、ちょっとウキウキしている感じだ。細かなことも大事だが、心構えと一通りの所作を覚えることができれば、小学生には合格だと思っている。一度で覚わるはずがない。毎回少しずつ覚えて行ってくれればそれでいい。「やってみた」だけでは覚えられないと思い、ランダムに指名して「構え」を再現させてみた。案の定、できない。しかし、ここでテストのように当てられることに気がついた子どもたちは「やばい!」「次に当たったらどうしよう!?」と思ったようだ。ブツブツ言葉を繰り返しながら上段や八相に構えて練習している。そんな様子にはお構いなしに、次々と当てていく。普段の稽古より簡単だと嘗めてかかっていたのだろう。当てられてから慌てている。遅いわ!!
 次の日、学校の都合で部活動が行われない日。丁度週番だった私は校舎の施錠をしに廻っていた。北校舎と西校舎の間の空中廊下を渡っていた時、どこかで聞いたことのある女の子の声が聞こえてきた。「これが八相の構え」「これが脇構え」「左上段」剣道部のNちゃんとSちゃんだ。Nちゃんが傘で左上段を、Sちゃんはタオルで「跳躍素振り」をしていた。2人とも帰宅直前に土間の前で友達を待っている間に、前日の稽古を復習していたらしい。剣道部5年女子の中でも才女と謳われるSちゃんは、構えも振りも綺麗で定評がある。昨年受けた4級も、当然一発合格だ。跳躍素振りをしながらSちゃんは、日頃の竹刀との重さの違いに感動して「タオルが軽い!」と喜んで練習している。傘で構えの練習をしていたNちゃんが「どれどれ?」と傘とタオルを交換して跳躍素振りをしてみる。良い光景だ。黙って微笑みながら、2階の空中廊下からこっそり眺めていた私。黙って見ているつもりだったが、「!?」気がついてしまった。Nちゃんの跳躍素振りが「手足逆」に動いていることを…。前へ跳んだ時に振りかぶっている・・・。「Nちゃん、足と手が反対だ。」突然天から降ってくる声に驚いて、辺りを見回すNちゃん。上からだということに気づいて見上げると、私に一部始終を見られていたことで急に恥ずかしくなったのだろう。(しまった!見られた!)という顔をして慌てている。Sちゃんも同じだ。間違ってはいたものの、練習のないときに自主練習をしている彼女たちの「心構え」が嬉しかった。心構えを身に付けたこの2人に「合格」をあげよう。「頑張れよ!」とだけ言ってその場を立ち去った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする