夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

剣道部の効果

2016-04-14 18:49:05 | 剣道
本校で剣道部の体験入部を始めて2日が経過しました。当初の予想を大幅に上回る入部希望者が体験にやって来ました。しかも、そのほとんどが初心者。R先生も嬉しさでいっぱいの様子です。どうせ教えるなら、何も癖のない素人の方がやりがいがあります。毎日、指導前と指導後に稽古内容を振り返り、二人で流れを確認しています。R先生が昨年度迄とはうって変わって、明らかに生き生きしているのが分かります。毎日5時半起きで7時に出勤しているとか!その意気込みが伝わります。私が剣道部の創設を断行したのは、若い先生を部活動の指導を通じて成長させたい、という思いがあったればこそなので、ここまで狙い通りにことが運ぶと、私も嬉しくてたまりません。勿論、授業には全力投球してこないと許しませんので、R先生には厳しく当たりますよ!他の先生方とは違う交わり方ですが、こちらは特別支援のスペシャリストですので、たった一人に残る在任期間の全てをかけて、一人前に育て上げて見せよう!

新年度スタート!こだま始まりの会!!

2016-04-08 19:13:11 | 教室経営
 いよいよ、平成28年度のこだま教室が始まりました。今年の自校通級は4名、他校通級は7名、総勢11名です。新1年生も2名入室し、果たしてどんな1年になるのやら?しかし、肝心の「始まりの会」に子どもたちが揃わなくなってきました。家庭の事情もありますが、前もってお知らせしているので、「入学式・始業式」と同等の扱いであるこの会には何とかして参加してほしいものです。意識が低いことが気になります。担任の先生方には定着してきたのでしょうか、自校通級以外はほぼ全員参加していただくことができて、ホッとしています。始まりの会は「本人」「保護者」「担任」が一堂に顔を合わせる、最初の大切な機会でもあります。ここに集まってもらうことは、お互いに「先生に自分の(我が子の)ことをよく知っていただこう」という、また担任から観れば「自分のクラスには通級指導を受けている子どもがいるんだ」ということを認識していただくのが目当ての1つでもあります。大事な担任の先生を自分のためだけに独り占めできる最初のチャンス!担任の先生には、配慮の必要なお子さんをじっくりと観察して声をかけるチャンス!どちらにとっても大事なチャンスなのです。是非とも、アピールの場として「始まりの会」を有効活用してください。

娘の気遣い

2016-04-08 18:47:28 | 教育・躾全般
 昨日、長男が18回目の誕生日を迎えました。いよいよ、選挙権が与えられる歳になったわけです。大学受験の年齢でもあるので、万一県外へ受験して家を出て行くことにでもなれば、恐らく、家族揃って誕生日を祝う最後の年になるかも知れません。そう考えると娘は妹として兄に何かをしてあげたいと思ったのでしょうか、自分の入学式でめでたいにもかかわらず、自分のことは放っておいて、兄の誕生日のために一品作ろうと、買い物に出かけていました。既に20時を回っています。塾へ行っている兄が帰ってくる前にと、妻と一緒に買い物から帰ってきました。豆腐とニラと玉子を使った中華風スープを作る娘。兄が好きなものをよく知っています。赤飯と唐揚げと中華スープが好きな長男。食卓にはそれとケーキしかありません。好きなものだらけで喜んで食べています。スープを妹が作ったことは知りません。娘も敢えて「私が作ったんだよ!」とは言いません。いつも喧嘩ばかりしていて、長兄のことが嫌いだという割には、何だかんだと気遣う妹なのです。仲良きことは良いことです。
 いよいよケーキの蝋燭に火をつけようと、私がライターを使って点火していこうとした時です。片目で見ているので遠近感がありません。全く見当違いの場所に火をつけようとする私に、イライラするわけでもなく、そっと手を添えて一緒に火をつけてくれる娘。この気遣いが嬉しいじゃありませんか!妻ならきっと、「もう、ライター貸しなさいよ!」といって奪い取っていったに違いありません。学校の先生になって、自分が受けてきた女子同士のいじめを根絶する先生になりたいというのが夢。入学式で早々に違う小学校出身の友だちを作ってきたよ!と嬉しそうに報告するのですが、その相手は全て男の子・・・。父親としてはちょっと複雑です。でも、妻と同じで女の子同士のつきあいが苦手な娘が、男友達に囲まれるのは至極当然なこと。しかし、女同士のつきあいは避けては通れません。気の合う仲間を作ることが娘の課題でもあるのでしょう。周囲への気遣いを忘れず、優しい子に育ってくれれば、何も言うことはありません。

雨の入学式

2016-04-07 12:25:17 | Weblog
 昨日は良い天気で1年生の子どもたちを迎え入れることができた。我が家の次男坊も県立高校の入学式で、新しい高校生活に夢と希望を抱いているようで、家に帰ってからも、前向きな、楽しそうな発言をたくさん聞くことが出来た。かなり遅い時間まで妹と興奮して話しまくる次男。よほど楽しみにしているのだろう。剣道部にも顔を出し、先輩に親切にしてもらい、気持ちよく見学できたらしい。バラ色の高校生活の始まりに相応しい一日だったようだ。
 明けて本日は娘の入学式。朝早くから雨が降っている。私自身、男ばかりの兄弟で、子どもも上の二人が男なので、我が家としては初の「セーラー服」である。もちろんだが、触ったこともない。娘も普段から男の子のような格好をしていることが多いため、純粋にスカートを穿く姿を見るのは滅多にない。先日の卒業式くらいだ。私の出勤時間が早いため、娘が気を遣って父にセーラー服姿を見せようと着替えてくれた。記念写真を撮る。先日までの小学生ではない。隣に立つのは中学生の娘。衣服が違うだけで「大きくなった」ように感じる。中身は全くのお子ちゃまに変わりないが、見た目だけならどう見ても女子中学生に見える。大雨が降る中では玄関前の写真撮影はできないが、箪笥をバックに写真を撮る。何となく気恥ずかしい。入学式には妻だけで参列するので、私は写真を撮るとすぐに出勤した。
 職場でも始業式が行われて、担任発表があった。しかし、娘と同じ年のお子さんを持つ担任の先生が入学式に参列するために休暇を取っておられたので、応援に入った学年のお世話で、始業式の会場には入らず、窓の外から講堂に入れない子どもと眺めていた。
 全てが終わって昼食時。妻から中学の入学式の写真が携帯に送られてきた。クラスメイトの誰が一緒なのか、離れてしまったのは誰か、色々な情報と共に送られてきていた。雨の中で撮影したので傘で顔が暗かったけど、それでも入学式の臨場感溢れる写真が、女子中学生になりきった表情で写っている。青空の下、満開の桜の下で、というわけにはいかなかったけど、黄砂や花粉が飛び交う汚れた空気を、きれいに洗い流してくれて、前途も明るくなったことだろう。こちらも楽しい中学校生活を送ってくれることを願ってやまない。明日はいよいよ、私の出番。こだま始まりの会!どのくらいの数の先生方が来てくださるか、何を優先に考えてくれるのか、意地悪だけど、見せてもらおう。

剣道部設立!

2016-04-06 18:34:06 | 剣道
 教師生活25年が過ぎ、26年目に突入した4月。色々なことが変わった。激変の平成28年度がスタートした。教室のことが大きく変わったわけではない。だが、学校が変わった。管理職の総入れ替え。これだけでも雰囲気は大きく変わる。そこへもってきて、ついに、昨年度の1学期から準備してきた剣道部の設立が認められることになった。
 思えば新卒当時、部活動を担当するにあたり、剣道部の創設を願い出た。しかし、剣道は教育課程にないからという理由で、最初から否定された。野球、サッカー、ソフトボール、水泳、バスケットボール、陸上。これら以外には認めてもらえなかった。しかし、何故かバレーボール部が存在した。そして、熱田神宮の関係もあってか、相撲部もあった。これに文化系の器楽部を加えた8部活。これが新卒校の部活動だった。何を言っても受け容れてもらえることはなく、馬鹿者扱いされたものだ。最後の決まり文句は「お前がいなくなったあと誰が指導するんだ!」だった。私は常に心の中で「みんな高校の体育の授業で剣道か柔道を必ず習っているんじゃないのか?中学でもやっただろ?」と思っていた。あまりにしつこく言い続けたからか、3年後、正課のクラブ活動として許可が下りた。学校に捨ててあった防具を修理し、使える状態に直し、竹刀と籠手だけを買ってもらい、1年間で25回ほどのクラブ活動。それでも嬉しくて生き生きしていた記憶がある。
 あれから20年が過ぎて、今の学校には私以外に剣道を趣味とする先生がもう一人。2年前に新卒でやってきた。初めは剣道の話をする程度だったが、学校の子どもたちから「どうして剣道部を作ってくれないの?」という声を聞き、何故か久しぶりに血がたぎる思いが芽生えた。これを聞いた若い先生は、やりたくてしょうが無い!しかし、剣道部なんて簡単に作れるはずがない。下準備が必要なのだ。どんなに反対されても完璧に準備さえしてあれば常識を覆すことができる。そのためには根回しが必要だ。わざとらしく「自分が四段を受験するために稽古する」と称して講堂で剣道をしてみせるパフォーマンス。全職員に「剣道部ができるかも?」と臭わせて、管理職を口説く。最後の秘密兵器は「スポーツ少年団指導者資格兼スポーツリーダー資格」だ。資格があるから何でも可能なのだが、これも「目」を理由にして剣道だけに絞る。3月には前任管理職を口説き落とした。これでもう大丈夫・・・?
 しかし、意外なところに伏兵はいた。周りの職員は当初何とも思わず賛成してくれていた。しかし、補助指導者の話に至ったとき、態度は一変した。雲行きが怪しい。どうやらもう一押しする必要があったようだ。反対に回り始める中心人物たちに「一人でもできるけど、本人がやりたいと言えば来るものは拒まずだよ。」と煙に巻き、関係している周辺に人材=R先生を譲ってくれるように根回しをする。私が頼めば断られるはずがない。そんな年齢なのだ。本人の知らないところで、まるで人身売買のようなやり取りが成立していった。R先生は躊躇していた。でも、周りは「剣道が専門なんだからやりなよ!」と背中を押す。手はず通りである。
 あの手この手で周りと中心人物たちを翻弄し、最後は教務も味方につけて、R先生をGet!まるで剣道部のためだけに周囲を悩ませた3日間。しかし、この年で、体もろくに動かないのに、正に老骨にむち打って剣道部を設立するのは、自分のためではない。娘の憧れ=R先生を、得意な剣道を通じて、教師として一回りも二回りも成長してもらうために行うのだ。子どもの扱い方、声のかけ方、配慮の仕方。教師としてどうやったら一人一人を活かすことが出来るのか。それを、個人競技と団体競技の両側面を持つ剣道で身につけさせたい。あくまでも、剣道部という形態を使った指導授業なのだ。R先生を残る年数かけて一人前に仕上げるための、私からの試練なのだ。良い先生になって欲しい。

当たらなければどうということはない?

2016-04-02 15:34:57 | Weblog
四段の講習会に参加しました。実は年末に入院騒ぎを起こして以来、3ヵ月以上剣道の稽古をしていませんでした。体力が落ちていることはわかっていたのですが、そろそろ身体の慣らし運転をしておかないと、剣道部を始めるに当たって自分が動けないのでは話しになりません。朝からガイシホールでの形稽古と久々の実技で身体中ぼろぼろになってしまいました。特に実技は審査同様の観点で1分の間に気と技が一致した一撃を加えることが出来なければ合格点はもらえません、まさしく、『当たらなければどうということはない』というのが大前提です。
三ヶ月ぶりに剣道をして、体力の低下はもちろん、技のスピードや技術も全て落ちていることを嫌と言うほど知らされました。また一からやり直しですね。頑張ります。
そうこうしているうちに、八段の先生方の指導稽古が始まりました。足が筋肉痛になり、蹲踞が出来ないものが稽古していたら、帰れなくなってしまいます。残念ながらここで失礼しますU+203Cこんな時に限って師匠に見つかり、『帰るんですか?』と睨まれてしまいましたが…。限界です。申し訳ありませんU+203C
追伸
久しぶりに剣道をやってわかったことがひとつ。
やはり私は剣道が好き!