ゴールデンウイーク中に娘のアパートの掃除や日用品の買い物をしてやるために、鹿児島の鹿屋市まで出掛けました。５日間の内１日だけ娘と一緒にいられたのですが、それ以降は実習に出てしまったので妻と二人きり。掃除と買い物に明け暮れました。でも、買い物ついでに市内観光をと、鹿屋の町の情報誌を開くと、１～２ページは物産が、３ページからは観光スポットが載っていました。その最初のページには、「鹿屋に来たらここに是非」と大々的に謳ってあるのが吾平山上陵（あいらのさんじょうのみささぎ）と関連神社です。皇大魂が騒ぐ私はそこにナビをあわせて車を走らせました。３０分ほどで到着したそこは、駐車場から既に森と清流が。しかも岩とか木の根元とかが苔蒸している正にもののけ姫の世界。入り口には宮内庁管轄下を示す看板が。苔蒸した石橋を渡ると神宮の森のような参道。イメージ的には伊勢神宮より、別宮の滝原の宮に近い感じ。訪れる人もなく、静かな、荘厳な雰囲気。森林の空気をたくさん吸いながら歩くと、突然綺麗な玉砂利を敷き詰めた広い空間に出た。ここかな？と思いきや、その前の断崖絶壁の下に鳥居があり、長い橋が架かっている。橋の入り口には南京錠がかけられており、我々が入れるのはここまでのようだ。谷の向こうに繋がる橋の向こうには皇族しか入れないようだ。神武天皇のご両親神ということは天孫光臨された二柱の神様の子孫の墓ということだ。遙拝しているだけでもパワー！を感じる。凄いところに来てしまった気がする。
