■本日(2013/10/20<日>)は、朝から冷たい雨が降っている。先日放映がありました
“地球イチバン”を再生したので紹介します。
■地球イチバン「世界一走り続ける民~メキシコ・ララムリ~」
○放送局 : NHKテレビ
○放映日時 : 2013年10月17日(木)22時00分~22時50分
○番組名 : 地球イチバン「世界一走り続ける民~メキシコ・ララムリ~」
○番組内容 : 世界でイチバン走り続ける民・ララムリの謎に迫る。100キロ
を超えるウルトラマラソンで圧倒的な強さを見せてきたメキシコの走る民とは?
旅人・魔裟斗(まさと)、語り・木村文乃
※メキシコのグランドキャニオンと呼ばれる「コッパーキャニオン(銅渓谷)」。
標高2,000mをこえる渓谷の奥の奥地に隠れ住む タラウマラ族こそ、自らを
“ララムリ(走る民)”と呼ぶ、世界最強の走る民だ。靴を履かず、「ワラッチ」と呼ぶ
底の薄いサンダルで軽々と山や谷を越え走る。彼らは、50歳を過ぎても100km
以上走れる“健脚”を持ち、大人も子どもも、夜通し走り続けるという祭りのようなしき
たりを400年もの間守り続けている。
◆世界でイチバン走り続ける民と呼ばれ、100キロメートルを超えるウルトラマラソンの
世界レースで圧倒的な強さを見せてきた“走る民”ララムリの走る力と独特の文化に迫る。
メキシコの大渓谷の奥地に隠れ住み、400年にわたり、一晩じゅう走り続けるという謎の
しきたりを守り続けてきた。そこから生まれた脅威の持久力、さらに走り続けることに込め
られた先人達のメッセージとは?
▼世界一走り続ける民 メキシコ・ララムリ 現役最高のランナーと出会う
メキシコの山岳地帯であるコッパーキャニオンに住んでいるララムリを訪ねる。
さらに奥地に入って山の頂上までやって来た魔娑斗は、伝説のランナーである
アルヌルフォ・キマーレと出会った。トラックのタイヤで作ったサンダル”ワラッチ”
で走ると語った。
そして、これまでレースで獲得したメダルを見せた。
▼ワチヨーチ 100キロ ウルトラマラソン
ワチョーチ100キロウルトラマラソンに挑む。会場を訪れた魔娑斗は、自分もレースに
エントリーした。ララムリは60人が今回参加する。女性は民族衣装を着て参加。
高低差が非常に大きいこのコースの走りを撮影するために、サハラ砂漠250キロレース
などを撮影してきたアスリートカメラマンの佐藤佳幸が参加することになった。
午前5時にレースがスタート。アルヌルフォはあっという間に魔娑斗たちを引き離した。
午前6時 20km地点に先頭のランナーがやってきた。ララムリの人、スタートからまだ
1時間しか経っていない。その後、続々とララムリの人が駆け下りて行く。
25人が通り過ぎた後、その時、アルヌルフォ、得意の斜面で追い上げて行く。
語り アスリートカメラマン 佐藤佳幸
速すぎる、これまで色んなランナーを撮影したが、こんなスピードで山道を走るランナー
は見たことがない。
アルヌルフォは、「どこに足を置けば滑らないかを 瞬時に見極め 飛び移っています」
普通では考えられない走りです。
ついに前のランナーを捉える。
ぐんぐんスピードを上げるアルヌルフォに佐藤カメラマンが離される。
午前8時30分 アルヌルフォは今、どこにいるのか、次の山を登っている。
みんなリタイアしている。前日の雨で地面は滑りやすく危険な状態。
(魔裟斗)もうちょっと、付いていけるかと思っていたけど、結局ぞくぞくとリタイアが
出る中でララムリは走り続けていた。どうしてララムリはこんな崖でもスピードを落とさず
走り続けられるのだろう。しかもあのサンダルで、
▼ララムリの強さの秘密とは
実は、サンダルで走ることはララムリの強さを生み出していることが分かった。
解き明かしたのが、ハーバード大学 人類学者のダニエル・リーバーマン教授
シューズを履いていいる時は、踵から着地します。一方、ワラッチを履いた裸足の状態
では土踏まずより前で着地しています。
足に掛かる衝撃を表わしたグラフ、傾き緩やかほど衝撃が少ないことを表わしている。
土踏まずより前で着地した方が、足への負担が少ないことがわかる。
これが長距離を走った時、大きな差を生み出す。人間本来の走る方をすることで、ララムリ
は長く走り続けられる。
コース中盤40km地点、ここからは急な岩場を登って行く。
午前9時45分 吊り橋にアルヌルフォが。
アルヌルフォ、得意な山道で一気に20人近く抜き、優勝を狙える位置にいた。
ところがスタートしてから5時間、アルヌルフォに異変が、足を痛めていた。
実は、移動費を節約するため家から会場までの70kmを2日間夜通しで歩いて来た。
その無理がたたった。痛みは酷く、挽回するのは難しい状態。
レースに参加するのは賞金のためであれば、もう走る理由がない、それでもアルヌルフォは
諦めない。
アルヌルフォは、10位でゴール、賞金を逃す。
次回の挑戦する 「もちろん」
(魔裟斗)凄くくやしそうにしていて、年齢も33歳、来年は出ないかあと思ったけど、
来年走ると言っていた。やっぱり好きなんだな、賞金がとれなくても。
今回の大会、ララムリが上位30位を独占、その強さを見せつけた。
▼ララムリの人々
ララムリは山間に400年前にやってきて、人目を避けるようにして住んでいる。
17世紀、スペイン人の侵略によって平地に住んでいたララムリは山間にやってきて散らばった
のである。
魔娑斗は老人から、『ララヒッパリ』という「ボールを蹴りながら長く走ることを競う」という遊び
について説明を受けた。
▼体験・ララヒッパリ
チョギータ村を訪れた魔娑斗は、自らララヒッパリを体験した。ララヒッパリとは「2チームに
分かれボールを蹴りながら、どちらが長く走れるかを一晩中続ける」というもの。
そして村の中学校であるチョギータ中学校を訪れて、教師のセサル・フロブスさんにララヒッパリ
について聞くと、「命のサイクルを表していて、豊穣祈願の意味合いもある」と教えてくれた。
▼ララヒッパリ・リベンジに燃える少年
ララムリの伝統行事・ララヒッパリに挑戦する少年を取材。ララヒッパリではレースの度に使われる
ボールを新しく作るのがしきたりで、挑戦した人はボロボロになっても大事にとってあるという。
ララヒッパリ当日、スタート当日にはスカートを持ち寄り賭けを行っていた。
当たりが暗くなっても大人が灯りを燈して続けられた。
▼ララヒッパリが終わり・・・・
ララヒッパリが終わり、取材していた少年は負けてしまったがまた走り続けるという。
▼ララムリに新たなランナーが誕生する
ララムリに新しいランナーとして11歳の少女が選ばれていた。
※それにしても、「BORN TO RUN」の走る民族であるが、生活する場所は山岳で
急な斜面を登り下りし、そしてララヒッパリに興ずる。走ることが生活の一部となっている。
トレイルランニングそのもの、いつに日かメジャーの大会でその走る姿を発揮する日を期待
します。
★参考
↓
「BORN TO RUN」を読んで
“地球イチバン”を再生したので紹介します。
■地球イチバン「世界一走り続ける民~メキシコ・ララムリ~」
○放送局 : NHKテレビ
○放映日時 : 2013年10月17日(木)22時00分~22時50分
○番組名 : 地球イチバン「世界一走り続ける民~メキシコ・ララムリ~」
○番組内容 : 世界でイチバン走り続ける民・ララムリの謎に迫る。100キロ
を超えるウルトラマラソンで圧倒的な強さを見せてきたメキシコの走る民とは?
旅人・魔裟斗(まさと)、語り・木村文乃
※メキシコのグランドキャニオンと呼ばれる「コッパーキャニオン(銅渓谷)」。
標高2,000mをこえる渓谷の奥の奥地に隠れ住む タラウマラ族こそ、自らを
“ララムリ(走る民)”と呼ぶ、世界最強の走る民だ。靴を履かず、「ワラッチ」と呼ぶ
底の薄いサンダルで軽々と山や谷を越え走る。彼らは、50歳を過ぎても100km
以上走れる“健脚”を持ち、大人も子どもも、夜通し走り続けるという祭りのようなしき
たりを400年もの間守り続けている。
◆世界でイチバン走り続ける民と呼ばれ、100キロメートルを超えるウルトラマラソンの
世界レースで圧倒的な強さを見せてきた“走る民”ララムリの走る力と独特の文化に迫る。
メキシコの大渓谷の奥地に隠れ住み、400年にわたり、一晩じゅう走り続けるという謎の
しきたりを守り続けてきた。そこから生まれた脅威の持久力、さらに走り続けることに込め
られた先人達のメッセージとは?
▼世界一走り続ける民 メキシコ・ララムリ 現役最高のランナーと出会う
メキシコの山岳地帯であるコッパーキャニオンに住んでいるララムリを訪ねる。
さらに奥地に入って山の頂上までやって来た魔娑斗は、伝説のランナーである
アルヌルフォ・キマーレと出会った。トラックのタイヤで作ったサンダル”ワラッチ”
で走ると語った。
そして、これまでレースで獲得したメダルを見せた。
▼ワチヨーチ 100キロ ウルトラマラソン
ワチョーチ100キロウルトラマラソンに挑む。会場を訪れた魔娑斗は、自分もレースに
エントリーした。ララムリは60人が今回参加する。女性は民族衣装を着て参加。
高低差が非常に大きいこのコースの走りを撮影するために、サハラ砂漠250キロレース
などを撮影してきたアスリートカメラマンの佐藤佳幸が参加することになった。
午前5時にレースがスタート。アルヌルフォはあっという間に魔娑斗たちを引き離した。
午前6時 20km地点に先頭のランナーがやってきた。ララムリの人、スタートからまだ
1時間しか経っていない。その後、続々とララムリの人が駆け下りて行く。
25人が通り過ぎた後、その時、アルヌルフォ、得意の斜面で追い上げて行く。
語り アスリートカメラマン 佐藤佳幸
速すぎる、これまで色んなランナーを撮影したが、こんなスピードで山道を走るランナー
は見たことがない。
アルヌルフォは、「どこに足を置けば滑らないかを 瞬時に見極め 飛び移っています」
普通では考えられない走りです。
ついに前のランナーを捉える。
ぐんぐんスピードを上げるアルヌルフォに佐藤カメラマンが離される。
午前8時30分 アルヌルフォは今、どこにいるのか、次の山を登っている。
みんなリタイアしている。前日の雨で地面は滑りやすく危険な状態。
(魔裟斗)もうちょっと、付いていけるかと思っていたけど、結局ぞくぞくとリタイアが
出る中でララムリは走り続けていた。どうしてララムリはこんな崖でもスピードを落とさず
走り続けられるのだろう。しかもあのサンダルで、
▼ララムリの強さの秘密とは
実は、サンダルで走ることはララムリの強さを生み出していることが分かった。
解き明かしたのが、ハーバード大学 人類学者のダニエル・リーバーマン教授
シューズを履いていいる時は、踵から着地します。一方、ワラッチを履いた裸足の状態
では土踏まずより前で着地しています。
足に掛かる衝撃を表わしたグラフ、傾き緩やかほど衝撃が少ないことを表わしている。
土踏まずより前で着地した方が、足への負担が少ないことがわかる。
これが長距離を走った時、大きな差を生み出す。人間本来の走る方をすることで、ララムリ
は長く走り続けられる。
コース中盤40km地点、ここからは急な岩場を登って行く。
午前9時45分 吊り橋にアルヌルフォが。
アルヌルフォ、得意な山道で一気に20人近く抜き、優勝を狙える位置にいた。
ところがスタートしてから5時間、アルヌルフォに異変が、足を痛めていた。
実は、移動費を節約するため家から会場までの70kmを2日間夜通しで歩いて来た。
その無理がたたった。痛みは酷く、挽回するのは難しい状態。
レースに参加するのは賞金のためであれば、もう走る理由がない、それでもアルヌルフォは
諦めない。
アルヌルフォは、10位でゴール、賞金を逃す。
次回の挑戦する 「もちろん」
(魔裟斗)凄くくやしそうにしていて、年齢も33歳、来年は出ないかあと思ったけど、
来年走ると言っていた。やっぱり好きなんだな、賞金がとれなくても。
今回の大会、ララムリが上位30位を独占、その強さを見せつけた。
▼ララムリの人々
ララムリは山間に400年前にやってきて、人目を避けるようにして住んでいる。
17世紀、スペイン人の侵略によって平地に住んでいたララムリは山間にやってきて散らばった
のである。
魔娑斗は老人から、『ララヒッパリ』という「ボールを蹴りながら長く走ることを競う」という遊び
について説明を受けた。
▼体験・ララヒッパリ
チョギータ村を訪れた魔娑斗は、自らララヒッパリを体験した。ララヒッパリとは「2チームに
分かれボールを蹴りながら、どちらが長く走れるかを一晩中続ける」というもの。
そして村の中学校であるチョギータ中学校を訪れて、教師のセサル・フロブスさんにララヒッパリ
について聞くと、「命のサイクルを表していて、豊穣祈願の意味合いもある」と教えてくれた。
▼ララヒッパリ・リベンジに燃える少年
ララムリの伝統行事・ララヒッパリに挑戦する少年を取材。ララヒッパリではレースの度に使われる
ボールを新しく作るのがしきたりで、挑戦した人はボロボロになっても大事にとってあるという。
ララヒッパリ当日、スタート当日にはスカートを持ち寄り賭けを行っていた。
当たりが暗くなっても大人が灯りを燈して続けられた。
▼ララヒッパリが終わり・・・・
ララヒッパリが終わり、取材していた少年は負けてしまったがまた走り続けるという。
▼ララムリに新たなランナーが誕生する
ララムリに新しいランナーとして11歳の少女が選ばれていた。
※それにしても、「BORN TO RUN」の走る民族であるが、生活する場所は山岳で
急な斜面を登り下りし、そしてララヒッパリに興ずる。走ることが生活の一部となっている。
トレイルランニングそのもの、いつに日かメジャーの大会でその走る姿を発揮する日を期待
します。
★参考
↓
「BORN TO RUN」を読んで
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