小島教育研究所

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数学の証明方法。対偶法と背理法の違いについて。

2012-04-27 | X君へのアドバイス

数学の論証で、対偶法と背理法があります。

この二つは、どのような差異があるのでしょうか。

「 p ⇒ q 」 が真であることを証明するのに、

①対偶法では、「q でなければ、p でない。」ことが真であることを示し、真偽の一致する、本の命題が真であることを示します。

一方

②背理法では、「q でなければ、仮定とか条件に矛盾する(当然、「p でないことも含む」)」ことを示し、矛盾の発生の原因を「q でない」としたことに求め、「q の成立」を示します。

以上のように考えれば、背理法の特別な場合が、対偶法であることが理解できます。

※昨日のある生徒からの質問で、考えをまとめてみました。

 


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