小島教育研究所

教育関連ブログです。数学を筆頭に学問全般に渡る有用な情報を提供致します。
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対数について。

2016-06-20 | 授業研究
 普段何気なく使っている対数(Logarithm)。授業では、指数・対数として1章を形成している。
教科書の章の扉に若干の説明がしてある。

 例えば、数研さんの教科書(数学Ⅱ 309)によると、

 「16世紀になると天文学、航海術などの分野で複雑な計算が必要となり、計算を簡便に行うための数表が作られた。計算を簡略化する方法の研究から、スコットランド人のネイピア(1550-1617)は対数の考え方をとりいれた。」とある。

若干の補足をする。(以下、神戸大学大学院、三浦伸夫教授による「数学の歴史」による。)

初期のネイピアの対数は底という概念はなく、運動の概念を用いて構成された。

 ネイピアは「対数の驚くべき規則の叙述」(1614年)で初めて対数を公表した。そこでは対数表の使用法が述べられた。
背景となる理論の解説がなされたのは、死後2年たち、彼の子息によって刊行された「対数の驚くべき規則の構成」(1619年)の中であった。
最初に、ネイピアは対数のことを「人口数」と呼んでいたが、後にLogarithm(ギリシャ語でそれぞれ比と数を意味するlogosとarithmosに由来)と名付けた。なお、ネイピアは対数表を通して小数点の普及に多大な貢献をした。
 ネイピアは当時かなり著名であった。それは対数の発見によるものではなかった。彼は農機具の改良、軍用馬車の改良、対スペイン戦用の様々な兵器の開発に貢献し、さながら「エジンバラのアルキメデス」とよばれるに相応しい人物であった。

 この新しい概念を引き継いだのが、グレシャム・カレッジ幾何学教授のヘンリー・ブリッグス(1561-1631)であった。
ブリッグスの対数は、今日常用対数と呼ばれるもので、底が10なので、10進法の計算には便利である。


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頑張れ、錦織圭。ウィンブルドン大会、ベスト8位内を!

2016-06-20 | 日記
27日から始まるウィンブルドン大会。また今年はオリンピックイヤーで、リオでの活躍を期待される錦織選手。
体調を整え、良い結果を出して下さい。メンタルな面でのタフネスが必要でしょう。ここ一番での、奇策も必要です。あいつ、性格悪いと相手に言わしめる位のショットも時に必要。ジョコビッチを苦しめる事ができれば、勝機も見えてくる。ジョコビッチは君を完璧に舐めているのです。今一度、過去に勝利したジョコビッチ戦を思い出して下さい。先手必勝。自ら勝負手を撃ちまくること。これが勝ちにつながります。

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巨人 交流戦の結果。9勝9敗、勝率5割で交流戦を終わる。

2016-06-20 | 日記
巨人が交流戦を終えて、セリーグ2位に順位を戻した。
先行する、広島東洋との差を、じっくりと詰めて欲しい。
連勝を心掛け、連敗をしないことに留意されたし。

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