演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

最近見たDVD 5月分

2011年06月02日 13時33分01秒 | DVD
「告白」中島哲也監督

R15指定の映画だ。
ぞくぞくする怖さで、描き方も独特だ。
昔はやった個人映画のような描き方ともいえる。
最初から最後まで目が離せない。

キャストはおおむねよかったのだが
松たか子のあとに赴任してきた
岡田将生がいまいちかな。
ストーリーでなぞなのは松たか子が雨の中で泣くシーン。
他の人のブログを読むとこのシーンで感動したようだ。
でも、松たか子本人も戸惑ったようだ。
こんなインタビューがある。
http://www.cinematoday.jp/page/A0002598

キャストでは橋本愛が色っぽかった。
wikiで読むと、こんなことが。
「演技をする際は、台詞は覚えるが自分で役に入り込み過ぎないように心がけている。これは、本番が始まった時に自分が想像したものと、監督の考えに差異があったときに、修正するのが難しいためである」
プロだなあ。

「書道ガールズ!!」監督:猪股隆一

実話を基にした映画だが、キャストがすごい。
これからの日本映画で活躍するだろう女の子がそろっていた。
(もうみんな活躍しているけど)
話も、他愛ないけど面白かった。
お勧めです。

早川里子(愛媛県立四国中央高等学校書道部部長):成海璃子
篠森香奈(愛媛県立四国中央高等学校書道部副部長):桜庭ななみ
岡崎美央(愛媛県立四国中央高等学校書道部):山下リオ
好永清美(愛媛県立四国中央高等学校書道部):高畑充希
山本小春(愛媛県立四国中央高等学校書道部):小島藤子

特に小島藤子ちゃんはこれからますますよくなるタイプかなあ。
高畑充希ちゃんは4人とは違った方向へ行くんだろう。演技が違うから。
息の長い役者さんになりそうです。

あ、この人もよかった。
池澤宏人(愛媛県立四国中央高等学校書道部顧問の臨時教師):金子ノブアキ



「シャーロックホームズ」監督:ガイ・リッチー

「ダビンチコード」と「インディジョーンズ」を混ぜたような
シャーロックホームズで、推理を楽しむという要素をはずせば楽しめます。

続編も作られるのだそうだ。
続編では教授が登場するのかな?

小谷元彦展 幽体の知覚

2011年06月02日 09時19分48秒 | その他

静岡県立美術館の「小谷元彦展 幽体の知覚」へ行ってきました。

http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/
作品はこんな感じ
http://www.yamamotogendai.org/japanese/artist/odani.html
久しぶりの美術館です。最後に行ったのは石田徹也展だったでしょうか。
石田徹也の世界 - 飛べなくなった人 -石田徹也公式ホームページ
http://www.tetsuyaishida.jp/

展示そのものは面白かったし、造形に対する才能も感じられたのですが
なんか、人間の暗い部分にばかり目が行っているようで
楽しくはならなかったです。

そういう意味では石田徹也に共通するものがあるのかもしれません。

あと、作品展示の位置と照明が作者の意図に合っていたのか疑問でした。
シンメトリーを意図している作品が多いようなので、もっとそういう点を強調してくれると面白かったのではないか。

ロダン館も初めてだったが、自分はロダンをあまり好きではないのを確認した。
考える人の髪型って変だよね。
私はどちらかというとカミーユ・クローデルの方が好きかもしれない。昔、展示会で観た記憶があります。