演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

韓国人による恥韓論

2014年05月20日 23時12分02秒 | 読書
ときどきブログをのぞかせてもらっているシンシアリーさんが、日本で出版した持論を書かれた新書だ。
近所の本屋に並ぶまでに2週間かかり、やっと本屋で買うことができた。
まあ、ネットで注文してもいいのだが、本屋がどうやって売るのかを見たい気持ちになるからだ。
「嫌韓流」が出た頃は、いろいろ叩かれていたが、ネットの普及や韓国の大統領が色々やってくれるおかげで、だんだんと内容が本当らしい、というのが広まり、今では書店に「嫌韓」書籍が溢れかえっている。

最初に就職した会社に韓国支店があって、帰国していた支店長から聞く軍事政権下の韓国の状況は当時の日本の平和な感じとは比べ物になるべくもなく、かわいそうだなあ、というのが正直な気持ちだった。
20年ほど前に母の女学校時代の友人の息子さんが、日本に来た時もCANONで研修だとかで、お母さんは日本の小説を翻訳したいと言っていたという感じで、反日はそんなに強くなかった印象がある。

しかし、この本を読むと、反日の本質はもっと深いところにあり、セウォル号事件も韓国のそんな体質から発生しているのだという事が容易に伺える。

この本の魅力は、事実の取り上げ方もさることながら、論の展開の仕方や、立場を明らかにしていく語り口の旨さにあると思う。

ぜひたくさんの人に読んでもらいたいものだ。
嫌韓という本としてではなく、自分の身を危なくしてまで、語らずにはいられない、という人間の独白の書として。