演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

スクーターでえっちらおっちら

2012年11月25日 17時56分37秒 | 観劇の感想
女性から「観に来てね」と言われると
断れない、性格なので
第36回静岡県高校学校演劇研究会を、
浜北まで観にいってきました。

しかし、朝起きたら7時半
公演は10時45分から、ということは
自転車は無理。

では、スクーターで行くことにしましょう。
だが
エンジンどころか
トランクも開きません

なんじゃー

この間あがったバッテリーか
しかし
バッテリーをチェックしたら健全

キーの電池が寿命のようで
キーを交換。

はい、浜松には10時15分に到着
しかし、聞く人聞く人
なんか変なんですよね
みんな、違う場所を教えてくれているみたいで

そしてたどり着いた
浜松教育文化会館「はまゆう」
そして職員の方に教えてもらって
で、分かったのは
会場が「浜北文化会館」だったのだ。
なんてこった。
みんなが当惑しながら教えてくれるはずだ。

まあ、しかたがない。
10時45分には
遅れてしまったが
11時過ぎに到着。

最初は韮山高校の「コンクリートフーガ」
え、静岡女子高じゃなかったの?

途中からでしたが
「わからんちん」でやっちやいけない芝居のうち
「テーマが前面に出ている芝居」というやつですね。
セリフはきっちり聞こえましたけど
ストーリが途中からだったためよく分からん。
が、まあ、救いのない結末で終了。

ここで、昼休み。
駅前の蕎麦屋でたぬきそばを。
なんか味が薄い。
量は満足の630円。

二番目は吉原高校「かごめかごめ」
上の韮山高校と同じ。
原発問題でみんなが忘れているのは
CO2の問題だ。
もともと、原発ってそこからスタートしたはずなんだけど。
地球温暖化だって待ってくれないぞ。

結末に救いがあるだけいいか。

ここで、衝撃の事実が
終わってしまったとばかり思っていた
静岡女子は13時過ぎだと判明。
9時45分スタートだったのかと思ってました。

さらに、思いがけないアナウンスが
「写真・ビデオ撮影は、事前に許可を受けたかたのみとさせていただきます。撮影場所が指定されておりますので、ご協力ください。」

館内の張り紙には規制は「ビデオ」の場合だけだったけど。
「かごめかごめ」は練習で写真撮ったけど。
では、やめにしときましょう。
ただ、あの位置からじゃ
よほどの技術がなくちゃ
まともにビデオ撮れないと思うけどなあ。
距離がありすぎなんだよね。

肝心の静岡女子高
成井豊作「また逢おうと竜馬は言った」

終わった瞬間、後ろの席から
「疲れた。セリフが聞き取れない。
シーリングがひどくて表情が見えない」

そうなんです。
おっしゃるとおりです。
上演前の後ろから聞こえてくるの会話を聞いたところでは
演劇関係者のようです。

岡部のときもそうだったけど
セリフをほえてしまうんで聞き取れません。
これは、簡単に直りそうですけど。


会館の照明さんは
恐ろしく下手で
(浜松市は来年度の委託契約を見直したほうがいいと思う)
節電したら市から喜ばれるのか
という、さいてーの照明でした。
最初に観た2校の照明もひどかった。

こんな照明をやるホールは生徒のためになりません。
32あるシーリングで生きていたのは8灯程度。
ステージスポットとかがまったくないうえに
シーリングの当て方を間違えているので
まったく表情が見えません。


あと、ひとつだけ。
竜馬君、小技はやめよう。
受けるけど
一番大切なものが見えなくなる。

全体的には受けもよく
よかったのでは。

点が厳しくなるのは
観るのが二回目だから。

帰りは結構渋滞していて
間をすり抜けられる
スクーター(250cc)で正解でした。


追記:本番中の照明もよくなかったですが
客電の付け方にもセンスのなさを感じました。
会場自体が昼間公演するには向いていないのかもしれません。
客電をつける前に、後ろの扉が開くので
どっちらけって感じになるのです。

お芝居は、劇場に入った瞬間から始まって
劇場を出るまでがお芝居のはずなんですけどね。

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