真佐美 ジュン

昭和40年代、手塚治虫先生との思い出「http://mcsammy.fc2web.com」の制作メモ&「日々の日誌」

東京の山賊

2006年12月16日 15時10分15秒 | 虫プロ
昭和45年この年の3月15日から9月13日までの183日間大阪府吹田市の千里丘陵(約350ヘクタール)で「日本万国博覧会」が開かれました。通称「大阪万博 EXPO'70」といわれ、財団法人日本万国博覧会協会が主催しました。

当時マスコミなどでも大いに盛り上がって、「バンパク」として親しまれました。
「人類の進歩と調和」をテーマにして、日本を含む77カ国と四つの国際機関が参加して、総入場者数は、6421万8770人と万博史上最多になり、万博史上初めて黒字となりました。

当時の著名な芸術家や企業なども、多数、協力しています。
今も大阪のエキスポランドにそびえる、芸術家 岡本太郎さんの「太陽の塔」などが有名です。

 手塚治虫先生も、この日本万国博覧会には深くかかわり、セイコー館で上映されたアニメ「おかしな一日」や、フジパンロボット館のプロデュースなどを手掛けていました。

この「おかしな一日」は日本万国博覧会のセイコー・パビリオンで上映された,エンドレスアニメーションです。 
手塚 治虫先生が製作、原案、構成そして絵コンテと演出、作画を北野 英明さんが担当しております。5分42秒、カラー作品でエンドレス上映されなした。

二人の悪戯好きなミドリとオレンジの宇宙人が地球にやって来て、時間を狂わせてしまいました。
 その日の内に季節がどんどんかわって、春夏秋冬と変わって行き、暑くなったり、寒くなったり、おじさんも、あたふた。やっと二人の宇宙人が、機械をなおして、もとの季節に戻ると言うお話でした。

宇宙人のいたずらで時間が大混乱してしまった一日の出来事を通して、時間の大切さを語りかける内容です。
めまぐるしく季節が移り変わって行く様子は、手塚治虫が愛したメタモルフォーゼの魅力にあふれています。

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1 コメント

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「おかしな一日」の作曲家は? (アニメファン)
2012-11-28 16:31:06
大阪万博セイコー館のPRアニメーション
「おかしな一日」の作曲家が誰であったかを
知りたいのですが、ご存じないでしょうか?

冨田勲氏が関与した作品のリストを
できるだけ集めて作ろうとしています。

音楽を聞いたところでは「ガムガムパンチ」の
パイロットフィルムは冨田勲なのですが
これもどこかに資料がないでしょうか。
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