明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

明治グループが抱える73.3%非正規労働者に呼びかける

2014年04月30日 10時59分36秒 | レポート
株式会社 明治 戸田工場門前で宣伝行動


 4月24日の12時から1時間、戸田工場門前でチラシを配布しながらの宣伝行動が25名の参加で行われました。

 門前の荒川堤防に明治乳業争議団旗を始め、支援団体の旗が爽やかな風になびく中、矢口副団長の司会で、埼労連、戸田地区労、JMIU、戸田民商、日本共産党戸田市議会議員から連帯のご挨拶を頂きました。最後に、小関団長が明治に働く非正規を含む労働者への激励と明乳争議について報告。特に、製品の安全と安心して働ける職場環境を作る為にも、労働争議を解決し健全な企業体質になることは避けられない事だと訴えました。工場に出入りする人たちや、二階通路に立ち止まって聞き入る姿も見られました。参加者からは、「本当にひどい会社だ!来月もがんばろう」などの感想が出されるなど、争議団も元気を頂きました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明治HDグループ73.3%の非正規労働者へ向け呼びかける

2014年04月25日 08時47分38秒 | レポート
明治HDグループ73.3%の非正規労働者へ向け呼びかける


4月24日、食品関連一般労働組合(食品一般ユニオン)と明治乳業争議団との共同で、(株)明治の坂戸工場、戸田工場に向けた宣伝を同時進行で行ってきました。

 坂戸工場(菓子製造)門前には、地元の地域労連やJMIUの仲間が駈け付けていただき12時から13時まで宣伝が出来ました。
 丁度、12時30分頃が交代時間なのでしょう、家路に急ぐご婦人方が多くおりました。また、構内でも立ち止まり聞く人、事務棟玄関先に2人たたずみ聞いていました。

 宣伝の柱の一つは、2009年4月1日に明治製菓と明治乳業が経営統合をし「明治ホールディングス株式会社」が創立された。目的は、「明治のブランド」で「相乗効果」を上げ、国内市場の頭打ちの打開を海外の市場に求めることが目的であった筈が、何ら相乗効果を達成しえていない。
 打開するための手段は、菓子部門を乳業へ編入する「事業再編」だった。
新たな資格制度を導入し労働条件の変更を行った。その当時、労働者への犠牲は許さないと皆さんへ呼びかけさせていただいたこと。
 その時点の製菓と乳業の社員比較を見ると約120万円も製菓の皆さんの方が高かったこと。
 新制度の「役割給」で一本化していく矛盾を解消するためとった暫定処置として「調整給」なるもので賄った。
 これまでと違いなかなか上の職位に上がらないという声を聴いていることを伝えました。

 経営統合時の非正規労働者の割合は、50%であったが、12年度の株主総会の事業報告の中では、なんと73.3%に膨れ上がっている。
坂戸工場に働く皆さんの中での比率は如何でしょうかと呼びかけると同時に、各地の臨時者募集はそれぞれの地の「最低賃金保障額」であること、大企業たる明治の水準の低い実態を告発し、社長の報酬は一億円ですが皆さんの所得は如何ですか。
 少なくとも「時給1000円」以上を求め、そのためには、明治と団体交渉が持たれている食品一般ユニオンへご相談くださいと呼びかけました。

 二つ目の呼びかけは、1960年代から絶えない労働争議の異常。21世紀に入った中に於いて、不祥事・不正、食品法違反など26件も発生させその真実を隠ぺいし続けている異常。35年のこの間、若い労働者を含め現場で7名もの尊い命を奪われてきている異常。これら3つの異常を正すための根本的問題は、長期に亘る労働争議を解決する決断が求められていることを工場に向けた宣伝でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新・株式会社 明治になっても変わらぬ消費者不在の経営姿勢を告発

2014年03月19日 18時03分48秒 | レポート
新・株式会社 明治になっても変わらぬ消費者不在の経営姿勢を告発


 明治の3つの異常(①争議が絶えない、②不祥事・不正が絶えない、③死亡災害7件)を告発し、「それでもあなたは買いますか」の横断幕を掲げた宣伝に、通行人が足を止め対話が進み明治の企業姿勢を消費者の皆さんに広く伝えることが出来ました。

 JR総武線千葉駅と同津田沼駅2ヵ所に延べ15団体37名が参加し、チラシが千葉駅(10時15分~11時15分)約400枚、津田沼駅(12時~13時)約500枚も手渡しが出来ました。
食の安全・安心を求めている消費者の意識の高さを伺え知ることが出来た宣伝行動でした。
 
◆対話の一部を紹介します。

①千葉駅では、かなりのご老人が宣伝の声に耳を傾けじっと聞いていました。チラシを
 配布していた支援者に話かけられ、食の安全を会社に求め運動していることは素晴ら
 しいと云い、カンパとして10円玉一つを握らせてくれました。励ましのこの心意気
 に感謝、感謝です。
 
②何故JALがこのチラシをまいているのですか?
 JALから解雇されている身ですが明乳でこの様な不祥事があるのですよとチラシを見
 せ説明すると、明乳悪いね、どうしたらいいのですかと問い質しがありました。(男性)
  =ぜひ、明乳に電話をしてくださいな。

③私たちは解雇されている闘い、ベテランを追い出し空の安全が脅かされています。明
 乳の皆さんも食の安全を守らせるために闘っている共通の問題なのですよ。
  =後でチラシを読ませていただきます(婦人)。

④「それでもあなたは買いますか」の横断幕をみて、これって不買運動ですよね。
 私たちは、製品にセシウムがどの程度含まれているのか検査をし、その数値を公表
 することを求めています。不安を抱える消費者の皆さんに数値を示すことが安心して
 購入できるものと運動しているのです。
  =そう云うことですかわかりました、頑張ってください。(男性)

⑤私は、明治の製品をパックで購入しているのですが、今まで気づかずに利用して
 いました。話しを聞いていてどうしようかなと考えてしまいます。帰って家族と話し
 合ってみます。(婦人)

感想

浅野茂太郎社長、自分の懐を肥えらすだけでは駄目です。非正規雇用が73.3%には、えっほんと、数多の皆さんから驚きの声が返ってきます。将来、会社大丈夫なのかと。
老人の10円玉一つに込められた気持ち、通行人(消費者)が疑問を持つことの意味が分かりますか。とっても世間の目は厳しいですよ。

 このまま争議団闘争を甘く見据えて放置していていいのですか。
市川事件の東京高裁判決は、①組合を会社が支配介入した後も集団として運動していた。②他の集団と比較したとき無視できない有意な格差が存在している。③原告が主張するを妥当と推認することができる。と、事実認定していることが最高裁で確定しています。しかし、時効的判断で労働委員会の裁量権に違法はないと控訴棄却もまた異常をきたし、会社の黒を白とした判決でした。会社はこの判断をよりどころに解決の兆しすら示していません。

 全国9事業所32名の闘いは中央労働委員会(都道府県労働委員会から再審査を受ける国の機関)で都労委命令の誤りを求める闘い、都労委審査結審から1年7カ月もかけた命令までの疑惑(命令を下した荒木尚志会長・東大教授と明治乳業元社長中山悠とは、福岡県立修猷館高校の同窓生で互いに東京同窓会・二木会で講演)を持つ。
 中労委ではそのような疑惑を監視しながら、人生のすべてをかけて闘い抜く決意を宣伝行動の対話を聴く中で改めて心にしました。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千代田春闘共闘委員会総行動が「みずほ銀行」へ明治の争議解決求め要請

2014年03月18日 14時24分16秒 | レポート
(株)明治が抱える長期労働争議の解決を求め筆頭株主「みずほ銀行」へ要請
2013年3月13日

 3月時期の千代田総行動で「みずほ銀行」に要請に入る中で忘れることができない出来事は、2011年3月11日午後2時30分から要請中の2時46分東日本大震災が発生、地下会議室も大揺れし要請を中断せざるを得なかった。

 この度は、平穏な中で要請をさせていただきました。
 要請は以下の内容です。

2014年3月13日
株式会社 みずほ銀行
 代表取締役頭取 佐藤 康博 殿
                          千代田区春闘共闘委員会
                            議長 小林 秀治
                          明治乳業争議支援共闘会議
                            議長 松本  悟
                          明治乳業賃金・昇格差別撤廃争議団
                            団長 小関  守

要  請  書

 明治HDグループの筆頭株主である貴社に対し、改めて二つの視点から要請を致します。

第一は、明治HD及び(株)明治に対し、長期に及ぶ労働争議の全面解決への決断を迫ること。

第二は、貴社自身が自浄能力を発揮して、社会的責任を担い得る企業体質に改善されること。
特に、貴社は暴力団関係者らへの融資問題をめぐって、昨年は二度も金融庁から厳しい処分を受けるなど、極めて深刻な事態にあると言わざるを得ません。

 私たちは、筆頭株主である貴社自身が健全な企業活動に立ち戻ることが、異常企業体質を背景に労働争議の絶えない(株)明治に、全面解決への決断を迫る力になるものと確信しています。

1、わずか3ヶ月の間に二度の金融庁処分で、厳しく迫られている自浄作用の発揮

 昨年末の26日、金融庁は貴社に対し、「暴力団関係者への融資問題での虚偽報告」などを重大視し、系列の信販会社を通じた提携ローンの新規取引停止処分(1月20日から1ヶ月間)を命じました。これは、昨年9月の業務改善命令から3ヵ月後の追加処分であり、極めて異常な事態です。処分を受け、みずほFGの塚本隆史会長は今年3月一杯での引責辞任を発表し、続いて、みずほ銀行頭取の佐藤康博氏(みずほFG社長兼務)も、今年3月末での頭取辞任に追い込まれています。しかし、佐藤氏は「みずほFG社長は続投」の姿勢を変えてはいません。
金融庁が、「ガバナンスや経営管理体制、担当部署間の連携に重大な問題が認められた」と指摘するように、みずほグループ発足から8回目となる金融庁処分は、極めて深刻な事態です。 
貴社が、中小零細企業など利用者の信頼に誠実に応え得るメガバンクとして、その自浄能力が発揮されるのかどうか、経営刷新に向けた重大な決断が迫られていることは明白です。

2、中労委を攻勢的に闘いながら、早期に解決局面を切り拓く決意で奮闘します

 昨年7月9日交付の都労委命令は、「解決に役立つ命令」どころか、貴社のご尽力も頂きながら目指してきた、「解決への道筋」をも困難にする内容でした。私たちは、労働委員会自身の努力なども含めて蓄積してきた、救済機関としての判断手法を放棄した不当命令の見直を、「労働委員会の変質を許さない」闘いとも併せながら、中労委で全面的に争う決意です。
しかし、同時に、(株)明治及び明治HDに対しては、先行して争った市川工場事件への東京高裁判決の事実認定、(①申立人ら集団の認定、②集団間の「有意な格差」認定、③不当労働行為意思の判示)に基づいて、「長期争議の全面解決を決断せよ!」の要求で大きく包囲し、その道筋を切り拓くことを目指し全力で奮闘する決意です。
つきましては、貴社自身の企業体質改善に向けた自浄能力の発揮を期待し、同時に、その健全な筆頭株主としての力が、争議解決に向けても発揮されることを強く要請するものです。     
   
以上
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明治HD(株)明治(旧明治乳業)が犯している3つの異常告発

2014年02月15日 10時54分08秒 | レポート
筆頭株主「みずほ銀行」自らも自浄努力を成し遂げ、明治への指導を求める

 月一回定例宣伝を通し、09年明治製菓と「相乗効果」を求め経営統合し明治ホールディングス株式会社を設立した。しかし、効果はサッパリ上がらず、苦肉の策で明治製菓の菓子部門を乳業に組み込み新たな会社「(株)明治」を立ち上げたのが11年。効果が上がらないしわ寄せを労働者の労働条件低下につながる新たな職務遂行能力制度を導入した格好だ。
この目的は、明治乳業より若干賃金が上の明治製菓労働者の賃金低下につなげる低賃金構図を労使一体で成し遂げた。
 まさに、明治製菓佐藤尚忠社長と明治乳業浅野茂太郎社長が仕組んだ策でしょうが、現時点では失敗でしょう。逆に、労働者の疲弊を生み出しているのでしょう。

 現場を見たとき、経営統合した時点の非正規労働者の比率は約50%でしたが、13年度には何と70%までに膨れ上がっています。固定給の軽減の策から辛うじて経営を維持しているのが浅野茂太郎社長の経営手腕と受け止められても仕方ないでしょう。
不祥事が絶えない体質はその辺にあるのでは?と、社会的責任を求め宣伝を行いました。
 
 明治が犯している3つの異常は、①1960年代から今日まで10件の労働争議が存在し、現在も3つの争議が戦われている異常。②21世紀に入った時点から見ても26件の不祥事・不正を犯し続けている異常。③この35年の間に7人の労働者が現場で尊い命が奪われている、経営者に課せられている安全配慮義務に明らかに違反している中で起こっている異常。
 これらの異常を告発する宣伝を聞いていた方から、争議をなくし消費者にまともな品を提供できるため行動している皆様にと、カンパを置いていきますと激励の励ましがありました。
 明治HDは、真摯に消費者・国民の声を聞くことに気づかなければ、将来大変経営事態を招くことを求め訴えました。

 同時に、明治HDの筆頭株主・みずほ銀行東京事業本部前(内幸町:旧本店)の宣伝で、暴力団との癒着から金融庁から2度にわたる処分を受ける中で、辞職を固辞していた佐藤康博頭取も世論に押されやっと退任を表明しました。しかし、フィナンシャルG社長は留任するという往生際の悪い態度にいます。かつて、第一勧業銀行時代でも総会屋との癒着から行内組織を改編せざるを得ない時代がありました。
 
 明治乳業と全くそん色ない経営姿勢、これでは、争議解決に「仲人役」あるいは「行司役」を務めていただきたいと真摯に要請してきたが、成せることが出来ない体質を垣間見ることです。
 みずほ銀行がしっかり「自浄努力」を成し遂げ、社会的にしっかり責任を持てる金融業の仕事を全う出来たときに、筆頭株主として明治乳業にものを申し立てることが出来ることを宣伝の中で求めました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする