9・8東京地評争議支援総行動
明治HD社前での決意
団長 小関 守
明治乳業争議は、典型的な不当労働行為・差別事件
悪天候のなか明治HD社前に結集されたお一人お一人に、当該争議団を代表して心からお礼を申し上げます。
私は最初に、この秋から来春にかけて「なんとしても全面解決に向けての道筋を切り拓く」、その決意で奮闘していることを表明します。
皆さん、明治乳業争議は、「典型的な不当労働行為・差別事件」なのです。闘いの原点は、1960年代後半から会社が、「企業間競争の激化」などを理由に、大量の人減らし「合理化」を強行したことにあります。
当時、私たちは全国の工場で、「食の安全を守るのが食品労働者の誇り」、「働く者の暮らしや権利を守ってこそ労働組合」の立場を堅持し、旺盛な組合活動を行っていたのです。この活動を敵視した会社が、全国の事業所に「インフォーマル組織」を結成し、労働者を「赤組・白組・雑草組」に分断。徹底した昇格や仕事差別で脅しながら転向を迫り組合を変質させ「合理化」を達成したのであり、労働委員会や司法が事実認定を正確に行うならば、他の大企業争議と同様に、すでに解決している筈の事件なのです。
しかし、明治HD及び(株)明治の経営陣は、労働委員会や司法の異常・不当な判断を拠り所に、「不当労働行為も差別もないとの判断を頂いた」等と居直っているのが現状です。
皆さん、その結果生産現場がどうなっているのでしょうか。私たちが三つの異常として告発しているように、企業の暴走をチェックする労働組合を弱体化することで、「安全より利益優先」の体質となり現場が疲弊しているのです。いま、経営陣に求められているのは、第三者機関の判断を拠り所にするのではなく、自らの経営判断として、長期争議を解決し正常な企業体質を取り戻す決断なのです。
3月10日定例宣伝への弾圧に警視庁が正式に謝罪する
さて、ここで皆さんに報告があります。私たちは毎月この場所で宣伝行動を行っていますが、3月10日の行動に対し中央署から警備ワゴン車で5名の警察官が来て、「通報があった」と言ってビラまきに介入し、「警告」を連発してワゴン車に引きずり込む寸前までの介入をしたのです。
争議団、支援共闘会議、国民救援会、弁護団はこの攻撃を重視し、中央署と警視庁に対し「申し入れ」行動を重ねてきましたが、8月下旬に警視庁から日本共産党都議団控室において、私たちと向き合い正式に「申し訳ありませんでした」と謝罪しました。
私たちは、こんな不当な攻撃に絶対に屈しませんし、通告したと思われる明治HDに、この事実を厳しく伝えておくものです。皆さん、私たちの闘いは、食の安全・安心を求める消費者の願いとも重なる大義ある闘いであり、正義の闘いです。
いま、中央労働委員会で都労委の異常な判断を見直す再審査を闘っていますが、来年1月には審査終了の局面となります。この中労委闘争に全力で取り組むと同時に、異常企業体質の告発・包囲運動を強め、必ず解決への道筋を切り拓きます。その決意を申し上げ、悪天候の中ご参加頂いた皆さんへのお礼とさせていただきます。ありがとうございました。
明治HD社前での決意
団長 小関 守
明治乳業争議は、典型的な不当労働行為・差別事件
悪天候のなか明治HD社前に結集されたお一人お一人に、当該争議団を代表して心からお礼を申し上げます。
私は最初に、この秋から来春にかけて「なんとしても全面解決に向けての道筋を切り拓く」、その決意で奮闘していることを表明します。
皆さん、明治乳業争議は、「典型的な不当労働行為・差別事件」なのです。闘いの原点は、1960年代後半から会社が、「企業間競争の激化」などを理由に、大量の人減らし「合理化」を強行したことにあります。
当時、私たちは全国の工場で、「食の安全を守るのが食品労働者の誇り」、「働く者の暮らしや権利を守ってこそ労働組合」の立場を堅持し、旺盛な組合活動を行っていたのです。この活動を敵視した会社が、全国の事業所に「インフォーマル組織」を結成し、労働者を「赤組・白組・雑草組」に分断。徹底した昇格や仕事差別で脅しながら転向を迫り組合を変質させ「合理化」を達成したのであり、労働委員会や司法が事実認定を正確に行うならば、他の大企業争議と同様に、すでに解決している筈の事件なのです。
しかし、明治HD及び(株)明治の経営陣は、労働委員会や司法の異常・不当な判断を拠り所に、「不当労働行為も差別もないとの判断を頂いた」等と居直っているのが現状です。
皆さん、その結果生産現場がどうなっているのでしょうか。私たちが三つの異常として告発しているように、企業の暴走をチェックする労働組合を弱体化することで、「安全より利益優先」の体質となり現場が疲弊しているのです。いま、経営陣に求められているのは、第三者機関の判断を拠り所にするのではなく、自らの経営判断として、長期争議を解決し正常な企業体質を取り戻す決断なのです。
3月10日定例宣伝への弾圧に警視庁が正式に謝罪する
さて、ここで皆さんに報告があります。私たちは毎月この場所で宣伝行動を行っていますが、3月10日の行動に対し中央署から警備ワゴン車で5名の警察官が来て、「通報があった」と言ってビラまきに介入し、「警告」を連発してワゴン車に引きずり込む寸前までの介入をしたのです。
争議団、支援共闘会議、国民救援会、弁護団はこの攻撃を重視し、中央署と警視庁に対し「申し入れ」行動を重ねてきましたが、8月下旬に警視庁から日本共産党都議団控室において、私たちと向き合い正式に「申し訳ありませんでした」と謝罪しました。
私たちは、こんな不当な攻撃に絶対に屈しませんし、通告したと思われる明治HDに、この事実を厳しく伝えておくものです。皆さん、私たちの闘いは、食の安全・安心を求める消費者の願いとも重なる大義ある闘いであり、正義の闘いです。
いま、中央労働委員会で都労委の異常な判断を見直す再審査を闘っていますが、来年1月には審査終了の局面となります。この中労委闘争に全力で取り組むと同時に、異常企業体質の告発・包囲運動を強め、必ず解決への道筋を切り拓きます。その決意を申し上げ、悪天候の中ご参加頂いた皆さんへのお礼とさせていただきます。ありがとうございました。