全労連・東京地評争議支援総行動
明治HDへ争議解決を求め抗議・要請行動を展開、207名が参加しました。
2012年11月27日
主催者を代表しての挨拶を紹介します。
東京地評副議長 松本 秀典さん
明治乳業争議団でたたかう仲間のみなさん、ご苦労様です。また、支援にお集まりのみなさん、ご苦労様です。みなさんのたたかいが、働く仲間全体を大きく励ましていることに、改めて敬意を表するものであります。
昨年、私たちは明治ホールディングスに対して、「健康と命」に直接かかわる食品企業として、乳業界のトップ企業として、率先して、放射線濃度を測定し、その検査結果と使用乳の産地の公表を、要請しました。ところが全く耳を貸さなかった、その結果が、明治粉ミルクの放射能汚染発生となりました。未だに原因の真相を明らかにしていません。その上、この夏、防衛医大の入札では、会社と業界ぐるみの長年にわたる談合が明らかになり、また、子会社が製造した「明治ミルクプリン」に細菌が混入して製品23万個も回収するという事態も、連続して発生しています。
「食の安全、安心を守ってこそ食品企業」です。「儲かりさえすれば、何でもあり」という企業体質を改めることを要請いたします。
また、一刻も早く賃金差別を是正し、長期の争議を解決するよう、要請するものであります。
企業の社会的責任を明示している明治グループの企業行動憲章によりますと、「役員および従業員は、諸法令などを遵守し、高い倫理観のもと、公正かつ誠実に行動する、従業員の多様性や人格・個性を尊重する」としています。そのような御社の方針に基づいて、「労働条件の向上」「不当な賃金差別の是正」を求めているのが、明治乳業争議団であります。豊かな暮らしを求めるのは当たり前のことであり、一人一人の社員の多様性を尊重していただきたい、そういう訴えをしているだけであります。
会社のCSR行動憲章そのままに、行動しているだけであります。会社の大方針通りの運営をやっていただきたい。しかも、そういう当たり前のことを主張する社員に対して、人権を否定する弾圧を繰り返し、賃金も差別するというような、異常な労働者管理は、社員の多様性を尊重しているとは、到底いえません。一人一人の活力を活かしているとはとてもいえません。直ちにやめていただきたい。
不祥事続発と争議団の弾圧には、たたかう労働組合がないこと、チェック機能がないことが共通した要因です。労働組合として闘わなければ、働く者の生活や権利を勝ち取ることはできません。労働組合には、会社を組合としてチェックすることで、会社の健全性を担保するという機能があります。今の明治ホールディングスの労働組合にはその機能は全くありません。争議団こそが、その機能を果たしています。
争議も28年目にもなっています。労働者あっての会社であります。一刻も早く賃金差別を是正し、長期の争議を解決するよう、要請するものであります。
なお、最後になりますが、今、東京都知事選と衆議院選挙がたたかわれています。このような大企業の横暴を許す政治を続けるのか、東京都民にやさしい、国民にやさしい政治に変えるのか、が、選挙の最大の争点であります。民主にがっかり、自民もこりごり、第3極と呼ばれる政党は、この2党に限りなく近い政党です。これらの政党では政治を根本的に変えることはできません。政治を根本的に変える勢力を前進させ、大企業の横暴を抑えていきましょう。そういう政治を実現しましょう。
以上の訴えをもちまして、東京地評を代表しての、主催者としてのご挨拶とさせていただきます。たたかえば必ず展望が開けます。明治乳業争議団のたたかう仲間のみなさん、ご支援のみなさん、ともにがんばりましょう。
連帯挨拶は次ページに紹介します。
明治HDへ争議解決を求め抗議・要請行動を展開、207名が参加しました。
2012年11月27日
主催者を代表しての挨拶を紹介します。
東京地評副議長 松本 秀典さん
明治乳業争議団でたたかう仲間のみなさん、ご苦労様です。また、支援にお集まりのみなさん、ご苦労様です。みなさんのたたかいが、働く仲間全体を大きく励ましていることに、改めて敬意を表するものであります。
昨年、私たちは明治ホールディングスに対して、「健康と命」に直接かかわる食品企業として、乳業界のトップ企業として、率先して、放射線濃度を測定し、その検査結果と使用乳の産地の公表を、要請しました。ところが全く耳を貸さなかった、その結果が、明治粉ミルクの放射能汚染発生となりました。未だに原因の真相を明らかにしていません。その上、この夏、防衛医大の入札では、会社と業界ぐるみの長年にわたる談合が明らかになり、また、子会社が製造した「明治ミルクプリン」に細菌が混入して製品23万個も回収するという事態も、連続して発生しています。
「食の安全、安心を守ってこそ食品企業」です。「儲かりさえすれば、何でもあり」という企業体質を改めることを要請いたします。
また、一刻も早く賃金差別を是正し、長期の争議を解決するよう、要請するものであります。
企業の社会的責任を明示している明治グループの企業行動憲章によりますと、「役員および従業員は、諸法令などを遵守し、高い倫理観のもと、公正かつ誠実に行動する、従業員の多様性や人格・個性を尊重する」としています。そのような御社の方針に基づいて、「労働条件の向上」「不当な賃金差別の是正」を求めているのが、明治乳業争議団であります。豊かな暮らしを求めるのは当たり前のことであり、一人一人の社員の多様性を尊重していただきたい、そういう訴えをしているだけであります。
会社のCSR行動憲章そのままに、行動しているだけであります。会社の大方針通りの運営をやっていただきたい。しかも、そういう当たり前のことを主張する社員に対して、人権を否定する弾圧を繰り返し、賃金も差別するというような、異常な労働者管理は、社員の多様性を尊重しているとは、到底いえません。一人一人の活力を活かしているとはとてもいえません。直ちにやめていただきたい。
不祥事続発と争議団の弾圧には、たたかう労働組合がないこと、チェック機能がないことが共通した要因です。労働組合として闘わなければ、働く者の生活や権利を勝ち取ることはできません。労働組合には、会社を組合としてチェックすることで、会社の健全性を担保するという機能があります。今の明治ホールディングスの労働組合にはその機能は全くありません。争議団こそが、その機能を果たしています。
争議も28年目にもなっています。労働者あっての会社であります。一刻も早く賃金差別を是正し、長期の争議を解決するよう、要請するものであります。
なお、最後になりますが、今、東京都知事選と衆議院選挙がたたかわれています。このような大企業の横暴を許す政治を続けるのか、東京都民にやさしい、国民にやさしい政治に変えるのか、が、選挙の最大の争点であります。民主にがっかり、自民もこりごり、第3極と呼ばれる政党は、この2党に限りなく近い政党です。これらの政党では政治を根本的に変えることはできません。政治を根本的に変える勢力を前進させ、大企業の横暴を抑えていきましょう。そういう政治を実現しましょう。
以上の訴えをもちまして、東京地評を代表しての、主催者としてのご挨拶とさせていただきます。たたかえば必ず展望が開けます。明治乳業争議団のたたかう仲間のみなさん、ご支援のみなさん、ともにがんばりましょう。
連帯挨拶は次ページに紹介します。
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