円高で深刻な状況におちいっている企業もあればウハウハの企業もみられる中で、特に、明治乳業をはじめ同業他社は利益を上げている。これまで原材料のダブつきを理由に酪農家に対し原料乳価等の低価格を押し付けてきた。
明治HD株主総会質問(文書声明のQ&A参照)に対して、「酪農家の皆様は乳業メーカーの企業活動を支える大切なパートナーであると考えております」と答えています。
以下の記事は日本経済新聞と千葉日報報道から転載とメーカーへの意見を述べさせていただきます。
● 乳業3社、原材料コスト削減、4~6月、営業益24億円上げ。(2010/8/26)
森永乳業など乳業大手各社の原材料コストの削減が進んでいる。2010年4~6月期は原料安により、3社合わせて24億円の営業利益押し上げ効果があった。輸入チーズは足元で値上がりしているものの、安い時に仕入れた原料を効率的に使ったことなどが奏功した。為替の円高も追い風で、4~9月期の業績上ぶれ期待が高まっている。
森永乳は今期、原料高が33億円の収益圧迫要因になり、営業利益が横ばいの172億円になると見込んでいる。だが4~6月期は3億円原料費が減った。輸入チーズは低価格のときに仕入れた原料を使ったほか、乳糖やカゼインなどの乳原料が安かったため。為替の円高も数億円の削減効果につながったという。
明治乳業は安値で仕入れた輸入チーズの在庫が残っていたほか、国内ではチーズ、クリーム向け乳価が値下がり、4~6月期の原料安効果は、14億円と年間見通し(16億円)をほぼ達成した。
日経8/27
● 生乳生産量 猛暑で減少 千葉県内、市場への影響懸念
牛舎に設置した大型扇風機を回し続けているが、搾乳量は減少している=1日午前、袖ケ浦市の増戸牧場
記録的な猛暑の影響で、県内の今夏の生乳生産量が例年よりも落ち込んでいることが1日、県酪農農業協同組合連合会への取材で分かった。
9月に入り学校給食が再開し、約2割の牛乳が優先的に出荷されるため、市場に出回る製品に影響が出る恐れもある。酪農業者は暑さ対策を講じているが、損失は大きい。
涼しくなるのはまだ先で、暑さで牛の受胎率が低くなり、来春の生産量を懸念する声も上がっている。
同会などによると、代表的な乳牛「ホルスタイン」は暑さに弱く、27度を超えると食欲が落ちて搾乳などに影響が出る。
今年は県内各地で35度を超える猛暑日が相次ぎ、酪農業界にとっては厳しい夏となった。
今夏の生乳生産量は過去5年間で最も少なく、7月の生産量は1日平均664トンで昨年よりも21トン減。
8月も639トン(予測値)で31トン少なくなる見込みだ。
近年は酪農家が少なくなった上、消費量に対応した減産計画で生産量は減少傾向にあるが、今夏は猛暑のためさらに低迷。
例年は涼しくなる9月に持ち直すが、同会の担当者は「暑さが続き(生産量の)上がりが鈍いかも」と顔をしかめる。
懸念されるのは市場の状況で、牛乳は夏休みが終わり再開した学校給食に優先的に出荷。
1日当たりに換算すると、全体の生乳生産量のうち約20%が給食に回るため、一般の市場に流通する牛乳が足りなくなる可能性もある。
不足分を補うため、北海道などから生乳を購入する必要も出てくるという。
千葉日報9/2
● 明治乳業は円高効果などを酪農家と消費者に還元したらどうか
原料の輸入でもうけながら、国内の酪農家は生乳単価を買いたたかれ、その上、猛暑
牛乳生産量が減少している。
消費者も経済危機と格差と貧困で、状態悪化がすすんでいる。
国内の酪農家の営業とくらしを守ることが明治乳業に求めらている。
円高効果などでもうけている明治乳業は、酪農家と消費者に少しでも利益を還元したらどうか。
明治HD株主総会質問(文書声明のQ&A参照)に対して、「酪農家の皆様は乳業メーカーの企業活動を支える大切なパートナーであると考えております」と答えています。
以下の記事は日本経済新聞と千葉日報報道から転載とメーカーへの意見を述べさせていただきます。
● 乳業3社、原材料コスト削減、4~6月、営業益24億円上げ。(2010/8/26)
森永乳業など乳業大手各社の原材料コストの削減が進んでいる。2010年4~6月期は原料安により、3社合わせて24億円の営業利益押し上げ効果があった。輸入チーズは足元で値上がりしているものの、安い時に仕入れた原料を効率的に使ったことなどが奏功した。為替の円高も追い風で、4~9月期の業績上ぶれ期待が高まっている。
森永乳は今期、原料高が33億円の収益圧迫要因になり、営業利益が横ばいの172億円になると見込んでいる。だが4~6月期は3億円原料費が減った。輸入チーズは低価格のときに仕入れた原料を使ったほか、乳糖やカゼインなどの乳原料が安かったため。為替の円高も数億円の削減効果につながったという。
明治乳業は安値で仕入れた輸入チーズの在庫が残っていたほか、国内ではチーズ、クリーム向け乳価が値下がり、4~6月期の原料安効果は、14億円と年間見通し(16億円)をほぼ達成した。
日経8/27
● 生乳生産量 猛暑で減少 千葉県内、市場への影響懸念
牛舎に設置した大型扇風機を回し続けているが、搾乳量は減少している=1日午前、袖ケ浦市の増戸牧場
記録的な猛暑の影響で、県内の今夏の生乳生産量が例年よりも落ち込んでいることが1日、県酪農農業協同組合連合会への取材で分かった。
9月に入り学校給食が再開し、約2割の牛乳が優先的に出荷されるため、市場に出回る製品に影響が出る恐れもある。酪農業者は暑さ対策を講じているが、損失は大きい。
涼しくなるのはまだ先で、暑さで牛の受胎率が低くなり、来春の生産量を懸念する声も上がっている。
同会などによると、代表的な乳牛「ホルスタイン」は暑さに弱く、27度を超えると食欲が落ちて搾乳などに影響が出る。
今年は県内各地で35度を超える猛暑日が相次ぎ、酪農業界にとっては厳しい夏となった。
今夏の生乳生産量は過去5年間で最も少なく、7月の生産量は1日平均664トンで昨年よりも21トン減。
8月も639トン(予測値)で31トン少なくなる見込みだ。
近年は酪農家が少なくなった上、消費量に対応した減産計画で生産量は減少傾向にあるが、今夏は猛暑のためさらに低迷。
例年は涼しくなる9月に持ち直すが、同会の担当者は「暑さが続き(生産量の)上がりが鈍いかも」と顔をしかめる。
懸念されるのは市場の状況で、牛乳は夏休みが終わり再開した学校給食に優先的に出荷。
1日当たりに換算すると、全体の生乳生産量のうち約20%が給食に回るため、一般の市場に流通する牛乳が足りなくなる可能性もある。
不足分を補うため、北海道などから生乳を購入する必要も出てくるという。
千葉日報9/2
● 明治乳業は円高効果などを酪農家と消費者に還元したらどうか
原料の輸入でもうけながら、国内の酪農家は生乳単価を買いたたかれ、その上、猛暑
牛乳生産量が減少している。
消費者も経済危機と格差と貧困で、状態悪化がすすんでいる。
国内の酪農家の営業とくらしを守ることが明治乳業に求めらている。
円高効果などでもうけている明治乳業は、酪農家と消費者に少しでも利益を還元したらどうか。