毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 258

2019-01-09 23:02:02 | 本 3

 

2019年初の17ページシリーズの日ですが、

今まで長いことやってきましたが、

なんと今回は「いつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目を」書き写すことができません。

なぜなら1冊も読み終えていない。

 

年末年始にふさわしいというか、

つまらない本でスタートしたくないし、

心が動かない本に時間を割きたくはないし、

なにか、私にとってずしんとくる1冊から始めたいなと本棚を見渡したところ、

ぴっと、ぴぴっと、黒地に赤いアルファベットの背表紙に心がロックオン。

 

 

 

 

IT〈上〉

キングのなかでも私のなかで一位二位をあらそう偏愛本、IT。

アイティーではなくイット。

今まで2回読んだかな? 前回から10年以上は経っていると思う。

読み返すのがもったいない、読み返さないほうがもったいないのはわかっているのだけれど、

本を開くまでの楽しみをずーっととっておきたい本。

ついに読み始めてしまった。

 

かなり忘れているし、大人の部分はほとんど覚えてない。

じゃあいったいなにを覚えていてなにがそんなにすきなのかというと、

子供時代の、最後のぼくちん期の輝きというか痛みというか恥辱というか、

いやぁ、キングに子供時代の郷愁を書かせるとどうしてこうせつなくうまいのでしょか。

 

冒頭部分はビルの弟ジョージが殺される場面なのだけど、

こんなせつなすぎる話からはじまっていたことを私はすっかり忘れていた。

 

上巻は603ページ上下二段。

ゆっくりじっくり読み返して昔と違う解釈の仕方や年をとったからわかることや諸々味わっていこうとしているのですが、

いやぁ、どんどん加速して先を追ってしまいはじめている。

ラストがITの正体が気に入らなかったのだけれど、今回読んでそこをどう感じるか、

この齢になったらどう感じるのか、そこがちょっと楽しみ。

 

以上、ついにITに手をつけた258回目でした。

 


17ページ 6行目 257 昨日のトラブル再編集後

2018-12-30 16:02:02 | 本 3

 

昨日投稿した17ページシリーズですが、

なんとも不揃いになってしまい、直したくても操作できず、

今日になってから再度編集を試みた結果、

いつもどおりの形に落ち着いたので再投稿します。

中身は昨日とほぼ同じですが格段読みやすくなっています。

 

 

 

2018年も残りあと僅か。

今年も好き勝手に読み飛ばしました。

大切にじっくり読んだ本もあれば、時間の無駄かなと早々にやめた本もある。数冊だけど。

本って、好みと相性とその時の関心度とタイミングがほとんどだと思います。

読みたいと図書館に予約をいれた本なのに、

やっと半年後にまわってきて開いてみると「あれ?」だったり、

予約をいれていたことすら忘れていたり。

 

2014年1月から読書メーターを利用していて、

レビューやコメントは一切抜きの記録&検索に重宝しています。

使いこなせてないのにもかかわらず凄まじい量の本を登録してあるのですが、

今年一年間に何冊読んだのかぱっとでてくるかと思いきやこれがダメで、

月々拾って計算するのも面倒なので、ぱっとでたのだけをコピペ。

 

 

 

12月に読んだ本

 

今月のデータ

読んだ冊数

   18冊

   日平均:0.62冊

   週平均:4.34冊

   月平均:18.62冊

 

読んだページ数

   4626ページ

   日平均:159.52ページ

   週平均:1116.62ページ

   月平均:4785.52ページ    となっていた。

 

 

昨日はこのコピペのあとの行間及び文頭左揃えが操作できなくなり、

時間も遅くそのまま投稿してしまいました。

今日は上記の不都合をお直しして少しでも読みやすい形にしてから投稿しなおします。

 

ちなみに昨日の焦った叫びはこちら。

 

あ、トラブル発生

コピペしたあと頭が左揃えにならなくなってしまった。

解決法は? わからない、時間がない。

さらに行間が詰まった。思いっきり詰まっている! 

どうしよう!が、どうすることもできない!

うぅぅ、このまま美しくない状況で続行いたします。読みにくくてごめんなさい。

可能な限りShift+Enterしても編集画面では直せても投稿したら詰まってしまう。なんでだろう・・・

 

 

読書メーター2014年1月4日から今日までの累計

 

 

累計データ

 

読んだ冊数

   1473冊

   日平均:0.58冊

   週平均:4.04冊

   月平均:17.32冊

 

読んだページ数

   397559ページ

   日平均:155.78ページ

   週平均:1090.48ページ

   月平均:4673.50ページ

 

 

一日中読んでいるわけではなく、よほど夢中になった本以外は一日平均1時間前後。

読むスピードが速いというより雑なんです。

というわけで、横道ばっかり歩んでいるといつまでたっても終わらないので切り上げて、

いやぁ、今年最後のシリーズだというのに読みづらくてすみません。

すっきりしないけれど、いつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 


 霜の降りる前に 上/ヘニング・マンケル 柳沢由実子訳

が二人毒蛇に嚙まれた。嚙まれた足はみるみるうちに腫れ上がり、青黒い色を帯びた嚙み口が

 

 

 

 霜の降りる前に 下/ヘニング・マンケル 柳沢由実子訳

「どこの家だって?」

 

刑事ヴァランダー・シリーズ9作目かと思いきや、主役はヴァランダーの娘リンダ。

今まで何度も登場して来たリンダが警察官候補生となりイースタ署に赴任してくる。

4年前に書かれた前作「ファイヤーウォール」ではイースタ署内に不穏な空気が流れ、

裏切りのマーティンソン、マーティンソンの話を信じた署長との関係は一体この先イースタ署はどうなってしまうんだで終了だったのに、

いざ開いてみると、マーティンソンとも署長ともいつもどおりの関係に戻っている。

どうなっているんだ? 

逆にアン=ブリット・フーグルンドが嫌な女役になっている。

どうなっているんだ? 

「タンゴステップ」を先に読み予習したステファン・リンドマンも登場、

知っているメンバーなのにどこかなにか違う。

ニーベリだけはかわらず不機嫌で好ましい(笑)。

これってパラレルワールド的感覚で読めばいいのか。

そうか、そうだ。と釈然としない気持ちを転換したのでした。

残念ながらリンダを主人公とした作品は残されていないようです。

ヴァランダーシリーズはあと2冊。「ピラミッド」ともう一冊はまだ翻訳されてない。

 

 

 

 

 誰も知らない世界のことわざ/エラ・フランシス・サンダース 前田まゆみ訳

小さなアヒルを吹き出す。

 

以前、北欧の小説に「サンドイッチ」がよく登場すると書きました。

いったいどんなパンで、なにを挟んでいるのか。

今回うまいことにこの本のなかにどんぴしゃなスウェーデンのことわざが載っていました(ヴァランダーも「熊と踊れ」も舞台はスウェーデン)。

 

エビサンドにのってすべっていく。


働かずに安楽に暮らしているという意味合いだそうですが、

サンドイッチはことわざに使われるほどポピュラーな食べ物なのかも。

エビサンドは長い間の文化と切っても切れない関係にあると書いてある。

ああ、えびカツサンド食べたくなってきた(笑)。

 

 

 

 

 世にも奇妙なマラソン大会/高野秀行 

 なんといってもモロッコをのぞく全アフリカ諸国で承認されている。私は二十年以上

 

再読。

高野さんの本は10冊近く読んでいて、この本は好きだなぁ。

数ヶ月前からスカッとする爽快で読後感が良くて、

面白いだけの軽い薄っぺらな本ではないなにかを読みたくて探しているのだけれど、

これがなかなか適本が見つけられないというか、わからない。

ヘニング・マンケルは面白いのだけれど、爽快かというとかなり違う。

今年ももう終わってしまうのに読んでいる本は陰惨とした北欧ミステリばかり、

今もマンケルとは違うミステリを読んでいる最中だけど、

これで2018年終わっていいのか、殺人だらけで終わっていいのかと考えた時、

いや、こんなふうではない、もっと明るいものを、歓喜、喜びよと、

なんだかベートーヴェンぽくなってしまい、

そうだ、高野さんの本を読んで締めくくろう、

これが適本だと開いたら、面白くて数時間で読み終えてしまった。

サハラマラソンの話といい、ブルガリアの岩と薔薇おやじの話と言い、

アジア・アフリカ奇譚集といい、どれをとっても読みやすく面白い。

「It」のなかにキングの「It」もでてくるけれど、この話と「沖縄の巨人」はかなり怖い。

お正月休みやちょっとした移動にばっちりの本です。

 

今年最後のシリーズだというのに読みにくい出来になってしまった257回でごめんなさい。

いやぁ不満!

後日時間があるときにもう一度再編集してみます。無駄なほど行間開けたい空けたいのに。

 

 

というわけで、編集しなおしいつもの形に戻し投稿します。

かえって時系列が乱れてわかりずらくなってしまった?

むむむむむ・・・

ああ、でもいくらかすっきりした(笑)。

少しだけ安心。

さあこい、2019年!


17ページ 6行目 257 トラブルあり

2018-12-29 23:54:54 | 本 3

 

2018年も残りあと僅か。

今年も好き勝手に読み飛ばしました。

大切にじっくり読んだ本もあれば、時間の無駄かなと早々にやめた本もある。数冊だけど。

本って、好みと相性とその時の関心度とタイミングがほとんどだと思います。

読みたいと図書館に予約をいれた本なのに、

やっと半年後にまわってきて開いてみると「あれ?」だったり、

予約をいれていたことすら忘れていたり。

 

2014年1月から読書メーターを利用していて、

レビューやコメントは一切抜きの記録&検索に重宝しています。

使いこなせてないのにもかかわらず凄まじい量の本を登録してあるのですが、

今年一年間に何冊読んだのかぱっとでてくるかと思いきやこれがダメで、

月々拾って計算するのも面倒なので、ぱっとでたのだけをコピペ。

 

12月に読んだ本


今月のデータ
読んだ冊数
18冊
日平均:0.62冊
週平均:4.34冊
月平均:18.62冊  

読んだページ数

4626ページ
日平均:159.52ページ
週平均:1116.62ページ
月平均:4785.52ページ    となっていた。

あ、トラブル発生
コピペしたあと頭が左揃えにならなくなってしまった。解決法は? 
わからない、時間がない。
さらに行間が詰まった。
思いっきり詰まっている! どうしよう!
が、どうすることもできない!
うぅぅ、このまま美しくない状況で続行いたします。
読みにくくてごめんなさい。
可能な限りShift+Enterしても編集画面では直せても投稿したら詰まってしまう。
なんでだろう・・・

下はというと2014年1月4日から今日までの累計です。

累計データ

読んだ冊数
1473冊
日平均:0.58冊
週平均:4.04冊
月平均:17.32冊
読んだページ数
397559ページ
日平均:155.78ページ
週平均:1090.48ページ
月平均:4673.50ページ


一日中読んでいるわけではなく、よほど夢中になった本以外は一日平均1時間前後。
読むスピードが速いというより雑なんです。
というわけで、横道ばっかり歩んでいるといつまでたっても終わらないので切り上げて、
いやぁ、今年最後のシリーズだというのに読みづらくてすみません。
すっきりしないけれど、いつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、
あとは紹介にも感想にもならない雑文です。


 霜の降りる前に 上/ヘニング・マンケル 柳沢由実子訳
が二人毒蛇に嚙まれた。嚙まれた足はみるみるうちに腫れ上がり、青黒い色を帯びた嚙み口が


 霜の降りる前に 下/ヘニング・マンケル 柳沢由実子訳
「どこの家だって?」
刑事ヴァランダー・シリーズ9作目かと思いきや、
主役はヴァランダーの娘リンダ。
今まで何度も登場して来たリンダが警察官候補生となりイースタ署に赴任してくる。
4年前に書かれた前作「ファイヤーウォール」ではイースタ署内に不穏な空気が流れ、
裏切りのマーティンソン、マーティンソンの話を信じた署長との関係は、
一体この先イースタ署はどうなってしまうんだで終了だったのに、
いざ開いてみると、マーティンソンとも署長ともいつもどおりの関係に戻っている。
どうなっているんだ? 逆にアン=ブリット・フーグルンドが嫌な女役になっている。
どうなっているんだ? 
「タンゴステップ」を先に読み予習したステファン・リンドマンも登場、
知っているメンバーなのにどこかなにか違う。
ニーベリだけはかわらず不機嫌で好ましい(笑)。
これってパラレルワールド的感覚で読めばいいのか。そうか、そうだ。
と釈然としない気持ちを転換したのでした。
残念ながらリンダを主人公とした作品は残されていないようです。
ヴァランダーシリーズはあと2冊。
「ピラミッド」ともう一冊はまだ翻訳されてない。
 誰も知らない世界のことわざ/エラ・フランシス・サンダース 前田まゆみ訳
小さなアヒルを吹き出す。
以前、北欧の小説に「サンドイッチ」がよく登場すると書きました。
いったいどんなパンで、なにを挟んでいるのか。
今回うまいことにこの本のなかにどんぴしゃなスウェーデンのことわざが載っていました(ヴァランダーも「熊と踊れ」も舞台はスウェーデン)。
エビサンドにのってすべっていく。

働かずに安楽に暮らしているという意味合いだそうですが、
サンドイッチはことわざに使われるほどポピュラーな食べ物なのかも。
エビサンドは長い間の文化と切っても切れない関係にあると書いてある。
ああ、えびカツサンド食べたくなってきた(笑)。
 世にも奇妙なマラソン大会/高野秀行
 なんといってもモロッコをのぞく全アフリカ諸国で承認されている。私は二十年以上
再読。
高野さんの本は10冊近く読んでいて、この本は好きだなぁ。
数ヶ月前からスカッとする爽快で読後感が良くて、
面白いだけの軽い薄っぺらな本ではないなにかを読みたくて探しているのだけれど、
これがなかなか適本が見つけられないというか、わからない。
ヘニング・マンケルは面白いのだけれど、爽快かというとかなり違う。
今年ももう終わってしまうのに読んでいる本は陰惨とした北欧ミステリばかり、
今もマンケルとは違うミステリを読んでいる最中だけど、
これで2018年終わっていいのか、殺人だらけで終わっていいのかと考えた時、
いや、こんなふうではない、もっと明るいものを、歓喜、喜びよと、
なんだかベートーヴェンぽくなってしまい、
そうだ、高野さんの本を読んで締めくくろう、これが適本だと開いたら、
面白くて数時間で読み終えてしまった。
サハラマラソンの話といい、ブルガリアの岩と薔薇おやじの話と言い、
アジア・アフリカ奇譚集といい、どれをとっても読みやすく面白い。
「It」のなかにキングの「It」もでてくるけれど、この話と「沖縄の巨人」はかなり怖い。
お正月休みやちょっとした移動にばっちりの本です。
今年最後のシリーズだというのに読みにくい出来になってしまった257回でごめんなさい。
いやぁ不満!
後日時間があるときにもう一度再編集してみます。
無駄なほど行間開けたい空けたいのに。

17ページ 6行目 256

2018-12-19 23:44:44 | 本 3

 

ダウンに撥水加工してあるはずなのに、

今日の雪の中を歩いていると、肩も袖も前もフードもトートバッグも、

なんだか雪が積もってしまい私だけ雪まみれ、人間雪だるま。

なんでだろ。

行き交う人は衣類に雪が積もってはいないのよね。

払いながら歩いてきたけれど、なんでだろ。

これは撥水加工の新種でだるま加工なんだろか。めずらしい人だった。

 

 

さて今日は17ページシリーズの日で、なんでこんなに早くに回転してるんでしょね。

今年は次回残すのみとなってしまってる?

毎年「今年読んだベストな本」みたいなのやりたいと思っているのに、

思うだけで実行にうつさない。というか、うつせるだけ頭に入ってないんだな(笑)。

今回もばんばん読み飛ばしました。

「読み進めるのが惜しい本」ってなかなか巡りあえないなぁ。

って私が心無いのと雑なだけでしょか。

 

ではいつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 きっとあの人は眠っているんだよ 穂村弘の読書日記/穂村弘

 

 

読書日記なんて読んでしまったら読みたくなる本がどんどん出てくるのが常なのに、

穂村さんのこの本は歌集や漫画の登場が多くて、

漫画はとっても好きだし興味があるけれど図書館には置いてないんだな、一部例外はあるけれど。

読みたい本が増えて困ったことにはならなかったです。あ、なんかしっくりこない日本語だな。

きちんと書くにはどうもってくればよかったのかな。

時間がないので次にいきます。

 

 

 

 

 パーマネント神喜劇/万城目学

る。ちゃんとゴールまでの順序を見極めてから、取りかかる。このなかで『まず、はじめに』食

 

神社仏閣好きなので、神様が出て来たのには「きゃぁ」と喜んでしまったが、

万城目さんここ数作なにか迷っているというか悩んでいるというか、どうしたのでしょか。

「悟浄出立」からかなぁ。

かのこちゃん(おそらくかのこちゃんとマドレーヌ夫人のかのこちゃんだと思う)がでてくるラストのパーマネント神喜劇が一番読んでいて「うん」だった。

ちなみにパーマネントとは永遠、永遠なる神のお勤めの時間の話でした。

 

 

 

 

 タンゴステップ 上/ヘニング・マンケル 柳沢由実子訳

かしダヴェンポートの心配を察知したスタックフォードは、彼を脇に呼び寄せると、マクマナ

 

 

 タンゴステップ 下/ヘニング・マンケル 柳沢由実子訳

「なにが起きるというんだい? 革命でも?」

 

ヘニング・マンケルのヴァランダー・シリーズの続き「霜の降りる前に」を数ページ読んだところで、

「霜の降りる前に」に登場する新任刑事ステファン・リンドマンは派生作品タンゴステップの主人公ということに気がつき、

先にタンゴステップを読んだほうが話が見えやすいだろうなと急遽変更読んでみた。

どことなくこのリンドマンはヴァランダーに似ていて、

同じシリーズのような感覚で読んでいたのだけれど、

どうも内向的激情男というか、美人にはやはり弱くてまた騙されるというか、

マンケルはこういう男性を主人公にもってくるのが好きなのね?

さあこれでヴァランダーに戻れる。ステファン・リンドマンの予習でした。

 

 

 

 

 わらの女 新版/カトリーヌ・アルレー 安堂信也訳

 

1956年作の名作ミステリなのだそうだが、こういうヒロインは苦手というか嫌なタイプ。

危険察知警報機はないのか、計算高く迫るのに対し拘置されてからの崩れ方の情けなさ、

オチはないのか、哀れな結末。

携帯もパソコンもDNA鑑定も声紋鑑定もない時代の話。

でもその頃に読んだなら面白かったでしょうね。

変なつっこみを入れてしまうのは損なのはわかっているけれど、ついやりながら読んでしまった。

 

 

 

 

 痩せる筋トレ痩せない筋トレ/比嘉一雄

 

 

いつもこういう本は著者の信念考え方がそれぞれと言い続けてますが、

そのなかから自分に使えそうな情報を選び取り、実践あるいは淘汰。

30分位で読み終えてしまった。

基本的な考えはだいたい共通しているので、その他のことが重点となるのだけれど、

おそらく社会人男性向けに書かれていて、あまり参考にならず。

この方の自重ストレッチは興味あるんですけどね。そっちに期待。

 そう、「筋肉は裏切らない」また始まるようですね。楽しみ(笑)。


 

 

 

 ワンピース 巻九十一 侍の国の冒険/尾田栄一郎

 

やっとゾロ登場。

今回はたるむことなく面白かったかな。

って、現世界での一日とマンガのなかの一日とでは差がありすぎで、

話の進みは遅いのにこの世界がどんどん進んでいってしまうものだから、

いつのまにやら登場人物の顔も今風の、

プリクラ(死語?)で目を下にびよんと加工したような圧縮顔になってきて、

でも絶対正義は勝つ悪いやつらはぶっ飛ばしてしまえ弱気を助け悪を潰す、これは読んでいて気持ちいい。

尾田さんの健康を祈るばかりです。

私の棺とワンピの完、どちらが先になるか。絶対後者だとは思うけど。

 

 

 以上、ジム帰りでくたくたな256回でした。


17ページ 6行目 254

2018-12-09 23:12:12 | 本 3

 

12月らしい寒さと積雪がやってきました。

3年位前に買った、フリースでできた寝るとき用のマフラーがあるのだけれど、

これ、すっごくあたたかい。

マフラーの一部にねじりこんにゃくのような切れ込みが入っていて、

そこに片方の端をいれるのだけれど、

首が絞まることも、ゆるんではずれることもなく、首襟肩のぬくぬくが朝まで約束されます。

たまに暑すぎたのか、枕元にびょえんと捨ててあることもありますが。

やっぱり首をあたためるのは正解なんだ。

別に寝るとき用じゃなくても、ネックウォーマーでもじゅうぶんなはず。

寒い夜にはおすすめです。1度使うとやめられなくなります。

 

あ、そんなこと書いている余裕ないんだ。

今日は9のつく日、いつものシリーズの日。

それでは、この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは感想にも紹介にもならない雑文です。

 

 

 

 仙台ぐらし/伊坂幸太郎

に、みんなばんばん増やして。今はもう、全然、稼げないし、新しく勤め出した人もたい

 

この本は前に1度読んでいます。

あの震災のことが書かれている部分だけ読み返す。

これから先もきっとここだけは何度も読み返すと思います。

 

 

 

 ひとり暮らし/谷川俊太郎

もとめていたのかもしれない。

 

同じく「からだに従う」だけを読み返す。

なにか一冊、これだという谷川さん本を見つけたい。

 

 

 

 

 右の心臓/佐野洋子

時々ずるずるっとわたしがすべってしりもちをつきそうになると父さんがひっぱり上げてくれた。わ

 

偶然、元夫婦だった佐野さんと谷川さんが重なりました。

なんていうのか、絵のような文の書き方というか、

絵画のような詩的な文章というのではなく、

ずばっと必要なこと伝えたいことだけ中心にどばーんと持ってきて、

不要なもの余分なものは潔くそぎ落とし削り、こういう書き方をする人って他に知らない。

そういえば前に読んだ「死」に直面したときの本も同じような印象を受けた。

佐野さんとお母さんのシズコさんとの関係は前から知ってはいましたが、

自分に置き換えると、このような扱いをされたら佐野さんじゃなくても死にたくなりそう。

お兄さんの葬儀の話や、セツコさんの話、

今の時代ではありえないだけに、なんとも読んでいて切なくなってしまいます。

 

 

 

 

 昭和ごはん/瀬尾幸子

 

 もう一軒 おつまみ横丁 さらにおいしい酒の肴185/瀬尾幸子

17ページはカマンベールチーズのせトーストのかりっ&とろっの写真

 

2冊まとめて。

行き詰ったこの食生活に風穴を開けようと、2冊借りてきた。

あまりにもおいしそう&使えそうな「もう一軒 おつまみ横丁」を購入。

瀬尾さんレシピは初めて。

すごくシンプルで感激しています。

調味料も少ないし、材料も全然特別なものを使っていない。

それにこの本はすべて「材料2人前」で、

私としてはこれは適量、夫と二人だし、その夫はド偏食だし、

残っても私が多めに食べれば完食できる量なのはありがたい(だから痩せないのよね)。

酒の肴、おつまみといっても普通にごはんのおかずになるものもたくさん載ってるし、

もちろんどう頑張っても酒の肴にしかならないものもあるけれど、

これはレシピ本としてはかなり使える本だと思います。

ちなみに「瀬尾幸子 レシピ」で検索すると、かなりの数のレシピが見られるので、

「何作ろう」と悩んだ時にはどうぞご覧ください。

 

 

 

 トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える野鳥の秘密/川上和人 マツダユタカ

 目が前向きなら、歩いても見えている風景は徐々に近づいてくるだけです。しかし、

 

何がって、鳩よ、鳩。鳩が一番納得というか最高へえボタンでした(笑)。

運よく上の6行目はその鳩の首振りについて書かれていて、

鳩は目が横についているので、歩くにつれて風景が前から後ろに流れて行く。

車窓のような感じでしょかね。

そんな動いている視界の中で食べ物を探すのは大変で、そこで編み出されたのが「首振り」。

実は首を振っているのではなく、

ここからがあなたすごいのよ、

まず首を前に伸ばし、伸ばした先で頭の位置を固定してからだを前に引き寄せる。

これだと視界の中の風景は動かない!

そしてまた首を伸ばし、頭を固定し、一歩。

視界が動くのは首を伸ばす一瞬だけ。

からだに対して首を振っているのではなく、空間に対して頭を固定しているのだそうだ。

かー、これから鳩を見る意識が絶対かわるな(笑)。

キツツキの舌は頭蓋骨を一周してるとか、

ほとんどのことは忘れても鳩の話だけは記憶に残りそう。

 

 

それでは、首にフリースマフラー巻いて寝ます。

以上鳩を動画に撮ってスロー再生してみたい、254回目でした。

 

 


17ページ 6行目 253

2018-11-29 23:59:59 | 本 3

 

冷えると思ったら雪が積もっている。

冷え性とは無縁と思ってきたけれど、この冬は足の指先がひんやりする。

そうだ、どこから仕入れたか覚えていないけれど、

簡単な冷え性チェックというのがあって、

ずばり、お尻(生尻)に触って冷たかったら冷え性だそうな。本当か?

触ってみた(笑)。

う~ん、触っている手のほうがひんやりしてるけど、腕よりは冷たいかな。

なんてお尻の温度を確認している場合ではない。

今日は29日。また例のシリーズの日だ。真面目な性格だったんだな、私って。

 

ではいつものように、この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 白墨人形/C・J・チューダー 中谷友紀子訳

 自分がそう主張していたんだという顔で。

 

スティーヴン・キングの大ファンで、

出版されている本は読んでいる(&積んでいる)ほうだと思います。

その巨匠キングが「わたしの書くものが好きなら、この本を気に入るはずだ」と推しているだけあり、

面白くないことはないのだけれど、やはりキングにはまだまだ敵わない。

キング小説ベストランキング上位の「IT」と「スタンド・バイ・ミー」とお下品(笑)が混ざった感じ。

”秘密ってのは、ケツの穴と同じだ……誰でも持ってて、汚さにちがいがあるだけだ”

キングが書きそうな言葉でしょ(笑)。お下品ー!

って、著者は男性かと思いきや、46歳になる女性。 

上の言葉を証明するかのごとくラストはみなケツの穴(失礼)状態。

やっぱりキングとは違うなぁ。キングを求めてはいけないのでしょうけれど。

で、その後キングを無性に読みたくなって未読既読の本を手に取っているのだけれど、

もう何を読んだらいいのかわからない。

キングの長編って半端な量じゃない。眩暈がするほど分厚い。

短編、中編は、あまりぱっとしない(失礼)ことも多いし。

大きな字のキング本出して欲しい(笑)。

 

 

 

 

 解錠師/スティーブ・ハミルトン 越前敏弥訳

「なんだそいつは、十二歳ぐらいか」

 

いくつもの賞を獲得したそうだけど、私にはどうもダメだったな。

あくまでも私個人の感想です。

ミステリというよりボーイ・ミーツ・ガール話というか、

時系列がぐらぐら、トラウマになった原因の事件をずるずると明かさず、

性的な話なのでここには書かないけれど、ネタバレにもなっちゃうし、

そういう凄惨な場面を見てしまったことで話すことができなくなったのに対し、

そういう凄惨な場面を見てしまったにもかかわらず肉体的には平気でやってしまうというのが、さて。

いえ、私は男性ではないので肉体と記憶のバランスはわからないけど。

そしてまわりはぼろぼろ死んでいくのに対し、自分は死なないんだな。

4人組とのところまでは面白かったのだけれど、原因解明から気持ちがどんと離れてしまった。

これだけ賞をとっていても、読み手によって感想はかわるし、みな同じならそれも怖い。

 

 

 

 

 空飛び猫/アーシュラ・K・ル=グウィン 村上春樹訳

 ちびっこのハリエットは、もうとっくに教会のとんがり

 

村上春樹氏の訳なので児童書だけど読んでみた。

言葉の選び方つなぎかたがとてもきれいでスムーズ、

絵本や児童書って大人向けと違い、

いかに小さな子供でもぱっと理解ができるか、すんなり飲み込めるか、情景が浮かぶか、

そこが一番の肝かと思います。そういう面ではさすが村上さん。

が(笑)。

ジェーン・タビーお母さん(もちろん猫)の口調が新美南吉っぽい?

「手袋を買いに」の狐のおかあさんを思い浮かべてしまった。

ゴミ捨て場の聖女というか。

もっとくだけたバージョンも読んでみたい。もちろん村上さんの訳で。

 

 

 

 

 少年のはるかな海/ヘニング・マンケル 菱木晃子訳

とふきげんにはならないと。父さんがすてた海と、父さんをすてた母さん……。

 

ヘニング・マンケルの児童書です。良書。

ヘニング・マンケルに関してはあまり情報がなくて、詳しいことは知りたくてもわからない。

ヴァランダー・シリーズを読んでいても、母親の存在が薄いんだな。

この本でもお母さんはこの少年を捨てて家を出ている。記憶にすら残っていない。

最後のほうでのお父さんの言葉、

「自分がわすれられないことをしたということが、だいじなんだと……。」

なんだがすごくこの言葉、この齢になった私まで励ましてくれた。

 

 

 

 

 アンソロジー ビール

 

 

 アンソロジー おやつ

 

 

 

大胆にも2冊まとめて。

期待しすぎで読み始めたのがいけなかったのか…。

「ネパールのビール」は秀逸だった。

これは道徳の教材にもなっているようだけど、読んでいて私も「反省」。

この前の「〆切り本2」の田辺聖子氏や「アンソロジー お弁当」の白石公子氏、

今回の「ネパールのビール」、これが読めたのは収穫でした。

 

 

 

以上、次は何を読んだらいいのかわからず困る、253回目でした。

 

 


17ページ 6行目 252

2018-11-19 22:29:29 | 本 3

 

怖い夢をみた。

知らないどこかの古い家に居て、トイレや廊下に薬物がこぼれべしょべしょになっていて、

その濡れてぬらっと光る廊下を羽生結弦君がバックで「逃げて、早く逃げて」と滑りながら叫び、

そこから逃げ出そうと駆け出したところで目が覚めた。

目が覚めたけれど、追い詰められるような恐怖感と焦りがそのまま残っていてざわっとする。

ざわっとしながらも何故羽生結弦が私の夢で舞うと可笑しくなり、寝なおす。

ところが今度は先ほどと同じ家の居間に置いてあった私の古いオーディオ機器が接触不良から発火、

みるみるうちに火の手が上がり、炎がめらめらめらめらで、

「消防に電話しなさい」と叫んで水を汲みに走るところで目が覚めた。

怖い夢2本立て2連発。心臓ばふばふ。

祟りか。呪いか。答えが欲しい。

 

今回は冊数多めです。

というのも、膝の下部をグネってしまい、おとなしく家にこもり本ばかり読んでいました。

今はもう大丈夫。普段のペースに戻っています。

 

ではいつものように、この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 〆切本2

 自分は自分の齢のことは忘れてゐるが、四十近い男の気もしないが、しかしものの見方は、

 

〆切本1は表紙が一番面白かったことをよく覚えていて、

それでいくと2もそんな調子かとほとんど期待していなかったのですが、

田辺聖子氏の話は繰り返し読んだ。読めてよかった、めぐりあいに感謝です。

 

 

 

 

 ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく/堀江貴文

 

17ページは章の扉でした。

 

ゼロの状態の自分に何かを掛け合わせても所詮ゼロでしかなりえない。

簡単に成功・成果を狙うのではなく、ゼロの自分に地道に1を足していく。

これって筋トレ身体作りと同じだなと。

いきなり腹筋100回やってもカラダは変わらない腹は割れない。

地道に丁寧に正しいポーズと適した回数を続けて続けて続けて自分のものになる。

それが落ちないようキープし、次のステップに進んで行く。

プラスを少しずつ少しずつ積み重ねていく。

羨望を嫉妬に変えるか向上心に変えるかは本人次第。

とっつきにくい人かと思っていたけれど、意外とすんなり納得できたのは筋肉のせい?

 

 

 

 

  マザリング・サンデー/グレアム・スウィフト 真野泰訳

 そしてほんの二時間ほど前、彼女は彼のことを「奥様」とよんだのだ! 電話の向こうから聞

 

いやぁ、全然ダメでした、見事に挫折、17ページまでも読めませんでした。相性だな。

 

 

 

 

 ファイアーウォール上/ヘニング・マンケル 柳沢由実子訳

パイプが壊れているようだ。

 

 

 

 ファイアーウォール下/ヘニング・マンケル 柳沢由実子訳

ス・トリィへ車を走らせた。想像していたほど悪くはなかった。眠っていたのは片方の警官だ

 

お気に入りのヴァランダー・シリーズ第8弾。

だが、今回はイースタ署の様子がどうもおかしい。不穏な空気が流れている。

ITの波が押し寄せ、といってもまだフロッピーディスクの時代だけどついていけないヴァランダー。

部下に裏切られ、署長も部下の嘘を見抜けず、ヴァランダーの孤独は加速度を増し、

ハニートラップ? にまんまとひっかかってしまう。これは痛い。

その女はダメだって、やめときと心の中で叫んでも美脚に見惚れるヴァランダーには伝わらない。

自らを「老犬」と揶揄し、いやぁ、マーティンソンとは署長とは今後どうなるんだ。

1作目から読み直したい。全巻買い揃えるか。って、手元にあったら読まないという法則もある。

 

 

 

 

 そば アンソロジー/パルコ エンタテインメント事業部

 

17ページはおそばの写真でした。

 

特にそば好きというわけではないのですが、同じシリーズの「お弁当。」がおもしろかったので、

ミステリもののあとの口直しというか気分転換にアンソロジーはうってつけだと思っています。

川上弘美さんの感性はさすが。

黒柳徹子さんの話はまるで徹子の部屋の一部みたい(笑)。

町田康さんの「おかわ蕎麦」から「おかめそば」があること、はじめて知りました。

「ビール」と「おやつ」も借りてきた。

危険。絶対食べたくなる。

ちなみにおそばは読後2日連続食べました(笑)。

 

 

 

 

 足についての本当の知識/水口慶高

 

17ページは章の扉でした。

 

この手の本は書く人それぞれが信念を持ち語るので、

いったい誰のいうことを信じていいのかといつも思ってしまいます。

結局やってみて読んでみていいところだけ吸収、

あるいは記憶に残らない事柄は自然淘汰。

知識ゼロよりも多少はあったほうがいいと思うけれど(私自身の場合ね)、

ありすぎも困るし、あってもそれを日々意識しながら改善しなければ良くはならない。

それこそ地道な努力の積み重ねじゃないと、

何十年もかけて身についたつかい癖はなおらない。

 

 

 

以上、青汁飲みながらの252回目でした。

 


17ページ 6行目 251

2018-11-09 23:05:05 | 本 3

 

暗い。

今日は午前の早い時間からパソコンに向かっているのだけれど、

窓からみえる空がど~んよりと暗いのだ。

これから出かけるのに、雨か? 雨だろな。 風を伴わないことを願う。

* 午後から出かけてきましたが、帰りは風が強すぎ暴力的に吹いていて、

傘壊れるんじゃないかという危機感。

私だけじゃなく、ほとんどの人が傘断念して手に持ってささずに歩いていた。今年はよく濡れるわ。

 

あっという間にまたこのシリーズの日がやってきました。

この10日間は本を読む時間よりPerfumeの動画やCD聴いているほうが多かったかも。

今も耳にはPerfumeだ。

パソコン作業中はほとんどPerfumeかバッハの作業用メドレーを聴いています。

シューマンとなると気持ちと意識が入りすぎて共倒れとなってしまう。

Perfumeとバッハ、私はここに一部共通点を見出しているのだけれど、

心地よさとか邪魔にならないとか時計の振り子的というか。

まぁPerfumeも気持ちが入りすぎてぶわっとなるのもあるけれど。

 

それではこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは感想にも紹介にもならない雑文です。

 

 

 

 赤いゾンビ、青いゾンビ。東京日記 5/川上弘美

 女子更衣室でこそこそ着がえていたら、バスタオルをまきつけた六十代く

 

いやぁ、6行目のこの文章、いい。

この女性はバスタオルを胸のあたりでまきつけているのではなく、

おへその上の位置でぎゅっとまきつけていて、たれたおっぱいがまるだしなのだそう。

私が利用している某所(ジム)も着替えシーンはさまざまだけど、

たまに大胆なお姿に遭遇してしまうことはたしかにある。

小ネタでいくと汗で濡れたブラジャーを真剣にドライヤーで乾かしていた女性とか、

上半身裸で全面鏡の前でポーズととる女性とか、

全裸の外国人女性の背中一面に蝶の刺青とか(刺青に関しては入館禁止なのかどうかはわからないです)、

私に関していうと、ひどい服装の時に限ってみぽりんがあらわれるとか。

いえ、ジムの更衣室の話ではなく川上さんの本の話だったんだ。

コルクゾウリムシ。

たしかに古いワインだとコルク断面に虫が走ったような溝のようなものを見たことがあるような。

 

 

 

 シェル・コレクター/アンソニー・ドーア 岩本正恵訳

の悪魔の鋭い牙のように見える、と老貝学者は聞いたことがあった。丸まった吻が水管溝から

 

 

「すべての見えない光」は今年読んだ本のベスト10に入るお気に入りで、

同じアンソニー・ドーアさんの書いた作品ならとかなり期待して読んだのですが、

あれ? なんだか先に全然進まない、読む意欲がどんどん減っていく。

前に別の本で読んだ短編も「あれ?」だった。

どこでこの差がうまれるのだろう。謎だ。

 

 

 

 

 笑う男/ヘニング・マンケル 柳沢由実子訳

 自殺は考えられなかった。

 

飛ばして読んでいた、刑事ヴァランダー・シリーズ四作目。

アン=ブリット・フーグルンドがここでメンバー入り。納得。

手堅いというか安心・安定のヘニング・マンケル。

 

 石が坂を転がりだしたら、すぐにそのあとを追いかけてはいけない。

動かずにその石が落ち着く先を見るのだ、と。

 そうしよう。

 石の転がる先を見届けよう。

 

次はまた飛んで8作目へ。4作目のヴァランダーは若く感じた。

 

 

 

 

 「足の指」まっすぐ健康法/松藤文男 今井一彰

多くの人の足(脚)のゆがみ(O脚、X脚、外反母趾など)が矯正され、身体の重心が安定す

 

目下のところ肩甲骨周辺と足首から下の部位に興味があって、

図書館から借りてきたのですが、

どうもこの方の開発したという5本指ソックスの宣伝にたどりつくという、

そっちに行ってしまったかと残念な気分。

 

 

角幡唯介さんが「極夜行」でノンフィクション本大賞を受賞されたと新聞に載っていた。

おめでとうございます!

私角幡さんの本好きで、さらに極地本となると買わないはずがなく、

この「極夜行」も発売とほぼ同時に購入したのに、

最初の、奥さんの出産シーンがこれまた面白くて、

先を読むのがもったいないななんて置いたのが間違いで、

その後読む機会をなんとなく逃してしまい、積みっぱなしになっていたら、このニュースだ。

うわぁ、それこそもったいない話になってしまってる。

今度こそ読もう。角幡さん、読もう。

といいつつまたヴァランダーとともに過ごしそう。

 

 

以上、雨に濡れても風邪をひかない、251回目でした。強いおばさん、フーゥ!


17ページ 6行目 250

2018-10-29 17:43:43 | 本 3

 

今日は晴れているのか雨降りなのか強風なのか穏やかなのか、

ちんぷんかんぷんな天気だった。

雨対策寒さ対策温度調整対策フル装備。

家で本を読んでいるのが平和だな。

 

あっという間に29日。

いつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは感想にも紹介にもならない雑文です。

 

 

 

 

 兄弟の血 ー熊と踊れⅡ 上/アンデシュル・ルースルンド&ステファン・トゥンベリ ヘレハンメル美穂 鵜田良江訳

「ぼくも見た。トイレの床。なあ、レオ、ヴィンセントが怪我してたらどうしよう、もし

 

 

 

 兄弟の血 ー熊と踊れⅡ 上/アンデシュル・ルースルンド&ステファン・トゥンベリ ヘレハンメル美穂 鵜田良江訳

 エリサはプールヘム通りに面した入り口を選び、警察本部にあるいくつもの建物を横切っ

 

 

上下2冊まとめて。

「熊と踊れ」の空白部分が気になり買ってきたのだけれど、

書店で立ち読みした時には気がつかなかった(本文をばばばっと読んだので)本文以前に書かれていた「これは小説である。」を見つけ、もしかしたら…と不安がよぎる。

「熊と踊れ」は実話をもとに作られているだけありリアルさと緊迫感が半端じゃなかったけれど、

こちらは過去の部分に対し現在の展開の作り物さが目立ってしまい、

どうでしょね、前作だけでよかった気もするのだけれど。

それと、私の性格上、話はその本内で完結してもらいたい主義で、

うすらぼんやり続きがあるような終わりかたは好きじゃない。

あの櫻子さんシリーズも延々と「この先は次をお読みください」が続き、

腹が立ってやめてしまったし(笑)。

とまぁ、受け取り方考え方は人それぞれなので、

ヨンと兄サムとの軋轢の根も書かれていないし、

エリサの追及の手はどうなるかも書かれていない、

読み終わったあとに欲求不満がもわっとつのる。

読物としては面白くないことはなく、先へ先へと読める本ですが。

 

 

 

 

 

  背後の足音 上/ヘニング・マンケル 柳沢由実子訳

なにか予期せぬことが起きたのだ。気が変わったのか? あるいは急に病気になったのか?

 

 

 

 背後の足音 下/ヘニング・マンケル 柳沢由実子訳

があったということです。カッレは独身でしたし、結局最後まで独身だった。ですが、この女

 

 

上下2冊まとめて。

安心・安定のヘニング・マンケル「ヴァランダー・シリーズ」。

第七作目となる今作品で登場するヴァランダーは、

田舎の一軒家を買うことなく、黒い犬を飼うこともなく、

一緒に住むことを望んでいた恋人のバイバとはずいぶん前に別れ、

なんと糖尿病を患っており、血の中に白い砂糖がたまっていると嘆いている。

なのにそれを認めたくない隠したい知られたくないでじたばたしている。

ぺンは持ち歩くようになっているけれど、メモ用紙に関しては半々、

終盤の携帯電話と拳銃を忘れているところでは、読みながら突っ込んでしまった。

突然肉弾戦突入にも突っ込んでしまったけれど、

これは個人の好みでしょうか、ヴァランダーシリーズは大好きです。

でもね、私は知っているんです。

限りがあることを。もうマンケルさんの新作は読めないことを。

次の本を読みたいけれど、読むということは、残りが少なくなるということで、

少なくなるというより、これはカウントダウン。

そう、話がちょっとズレますが、

私は鑑識課の刑事ニーベリのキャラが好きで、

同じような好みの人いないかなと検索したところ、

なんとこのヴァランダーシリーズはTVドラマ化されているということ。

刑事ヴァランダー

うぉ、観てみたい! なんて情報に疎いんだ、私は。

でもこれだけ複雑な内容を限られた時間内で再現映像化となると、

かなり内容を端折っているのかな。 それとも原作と脚本は別物か?

ニーベリ役はどんな人なんだろう。リチャード・マッケイブ? うわ、イメージ違う。

シャイニングのジャック・ニコルソンが私のアタマの中で動いていた。

次は前に戻り未読の四作目の「笑う男」を読む予定。

全作揃えるか、初めから読み直したい。

 

 

 

 

 

 きのうの影踏み/辻村深月

 

6行目は空行。

 

本というのは相性とタイミングが重要だと思っています。

これはタイミングが悪かったが8割。

上に出ている四冊が強烈すぎた。

 

 

 

 

 どんなに体が硬くても背中でギュッと握手できるようになる肩甲骨ストレッチ/中里賢一監修

 

タイトルが長いわりには1時間もあれば読み終えた。

「超土下座」ができなかったのが悔しくて、肩甲骨本を借りてみた。

このモデルさんレベルには到達していないけど、

背中で指を組むことは出きるレベルです。

とりあえず、この本に載っているストレッチをいくつか続けてやっているけれど、

超土下座への道のりは遠そうだ。

でもね、これ自慢になるのかな、私、立甲はできるんです。

おそらく背面肩甲骨まわりより側面及び前面肋骨胸骨まわりが硬いのかもしれない。

写真撮って記録に残したいのだけれど、

超土下座も立甲も自分でぱぱっとは写すことできないのよね。

夢は超土下座。

にしても、金岡恒治さんの本はおすすめです。

あ、この長いタイトルの本は金岡さんの本ではなかったですね。

 

 

 

以上、早めの時間に仕上がった250回目でした。

 


超土下座

2018-10-19 22:59:59 | 本 3

 

17ページシリーズ 248で登場した金岡恒治さんの本。

 

 

 

 肩こりを治せば、老いも止められる/金岡恒治 成田崇矢

 

この中に「肩こり体操1~6」の動画を見られるQRコードが載っていて、

その動画ですが、読者オンリーではなく一般公開もされており、

そのなかの一つの「超土下座」、なんとこれ私、きれいにできません。

 

 

 

 

15秒ですので興味のある方はどうぞご覧ください。

 

私がやると、顎は床につくけれど胸がかすりもしない。

大きさの問題ではないと思う。

腋の下がくっきり三角形の隙間ができる。

ずりずりと腕をもっともっと前に出すとなんとか胸がつくけれど、

それはこれと違うような気がする。

肩先がロックしている感じ。

いやぁ、できないのよ、現実を突きつけられた。

 

高橋書店編集部、ここに6本の動画が入っています。

 


17ページ 6行目 249

2018-10-19 22:20:20 | 本 3

 

三角山に行ってきたのですが今日は17ページシリーズの日なので、それは後日に。

この「後日」ってのがほどほどに怪しい(笑)。

後日過ぎて出せなくなってしまったものがそこらじゅうに散らばっています。

 

ではいつものように(結局また繰り返すのよね)、

この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは感想にも紹介にもならない雑文です。

 

 

 

 

 五番目の女 上/ヘニング・マンケル 柳沢由美子訳

点滅している。がたがたと揺れながら彼らの前を通り過ぎると、ふたたびあたりは静かになっ

 

 

 

 五番目の女 下/ヘニング・マンケル 柳沢由美子訳

 エンジンをかけて駐車場から車を出した。ホテルのフロントはわかりやすく行きかたを説明

 

 

 

上下二冊まとめて。

ヴァランダー警部シリーズ第六作目読了。

ヘニング・マンケルの小説は(といってもこのヴァランダーシリーズしか読んでいないけれど)、

安定&安心して読め、かつ期待を裏切らない数少ないミステリ作家なのでは。

シリーズ一作目から順に読んでいるわけではなく、

記憶が正しければ五→一→二→三→六→七(手元に積んである)→未読の四と、

時系列じゃないけれどちゃんと話を把握できるし、

なんといってもヴァランダー(いまだにラベンダーと言いたくなる)の、

まったく颯爽としていない私生活のぐずぐずっぷりがいい。

わかっていてもけっして学ばないことがあるものです。

うん、うん、その通りよね。

四作目は未読なのだけれど、もう一度一作目から読み直したいほど。

ただ、「傭兵の日記と金庫内の干からびた頭蓋骨」はどうなったの?

読み落としてはいないはず。未回収で終わってしまった。

次の作品で登場するのか?

ヴァランダーは次作では一軒家で黒いラブラドールを飼って、

メモと筆記用具を忘れないようになっているのだろうか。

いや、きっとあれでしょね。

 

 

 

 

  猫鳴り/沼田まほかる

ン生えていた。

 

名前は前から知っていたけれど読むのは今回が初めてな沼田さん。

若い作家さんかと思い込んでいたらそうではなく、

さらに読み始めると、これはイヤミスなのか? なんなんだ?

イヤミスにしては、第三部はよかったかな。

もう一冊読んでみるかとなると、保留枠。

 

 

 

 

 

 女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。/ジェーン・スー

 あれは2015年初夏のことでした。今年も暑くなりそうだからアレが必要だと思い、

 

「貴様いつまで~」よりヒリヒリと伝わる茨の自意識。

酒井順子さんがもう少し込み入ったというかこじれた感じ。

酒井さんの書く本も好きなので、スーさん(?)も読めたり首をかしげたり。

でもまたきっと読むであろう人。

余談ですが、宮の沢にある古本屋さんで、海外の作家の棚に「貴様いつまで~」が並んでいた。

ち、違う。

ジェーン・スーは日本人。

ちなみに図書館では間違いなく日本人の書架に収まっていますが、

「あいうえお」だと「シ(ジ)のつく作家」なのか「スのつく作家」なのかそこのとこどうなんだと調べてみると、

「分類914 ス」となっていた。うん。スー・ジェーン。

 

 

以上、249回目でした。


17ページ 6行目 248

2018-10-09 23:11:11 | 本 3

 

ニトリに行く途中にある「白い恋人パーク」、

いつもは素通りするのだけれど、今日はぷらっと門をくぐり中に入ってみた。

へぇー、こういう造りになっているんだ。

が、人が多いのと時間が少ないのとで早々に退散。

バラの写真を数枚撮ってきたので今日はそれを使えるなと思いきや、

なんと17ページシリーズの日だった。

いやぁ、いつまでこれ続けるんだろう。いつも思うのだけれどね。

まあいいか。

ではいつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 カンパン夫人 フランス革命を生き抜いた主席侍女/イケス・ド・ケルタンギ ダコスタ吉村ハナコ訳

遅れの考えから抜け出せないこの老人はいったいどのような人物だったのか。息子も非凡な人物で、困難

 

 

知っている人は知っている、カンパン夫人。ブルジョワ(平民階級)出身でありながら、

ルイ15世王女たちの朗読係を15歳で務め、マリー・アントワネット付の侍女、主席侍女となり、

フランス革命後のナポレオン政権下でも「教育係」として生き延びる。学問は身を助く。

ルイ16世のことを「とらえどころのない人」と言い、

彼女の語るマリー・アントワネットの話はなかなか読ませる。

あの本のあの部分はこれかみたいな、

なんだかいろいろ読んでいるとそういう見方をしてしまう自分にちょっとうんざりしてしまう。

回想録として残された彼女の言葉は、あの時代を知るための貴重な証言で、

生身のアントワネットの姿は読んでいてとても切なくなってしまう。






 熊と踊れ 上/アンデシュ・ルースルンド&ステファン・トゥンベリ ヘレンハメル美穂 羽根由訳

れが殴っているあいだはこっちを見ろ、とでもいうように。



 熊と踊れ 下/アンデシュ・ルースルンド&ステファン・トゥンベリ ヘレンハメル美穂 羽根由訳

 ヤスペルは前腕を上げて目を隠し、それでもまぶしさに目を半ば閉じた。

 

上下2冊まとめて。

どこまでも続く緊迫感。

凶暴な父によって崩壊した家庭で育ったレオ、フェリックス、ヴィンセントの三人兄弟。

父に成り代わり弟たちを守っていたレオのはずなのに、なにかが狂い始める。

なんでだろ。なにがレオを止められなくしてしまったのだろう。

書かれていない空白の時期が気になり、続編を買ってしまったことは昨日書きました。

納得する内容でありますように。

記録まで書きとめておきますが、

レオの父イヴァンがいつも浴びるように飲んでいたのがモンテネグロのヴラナッツ。

後ろ足で雄雄しく立つ、けっして飼い慣らされることのない、黒い雄馬のラベル。

中身の半分を片手鍋に注ぎ、砂糖を大匙で2,3杯入れて、砂糖が溶けるまで温め、かき混ぜる。

それからビールグラスに移す。

飲むと力持ちになれるハチミツなのだそうだ。

ちょっとこれ、飲んでみたい。

 

 

 

 

 仙台ぐらし/伊坂幸太郎

に、みんなばんばん増やして。今はもう、全然、稼げないし、新しく勤めだした人もたい

 

伊坂さんの小説は「ギャングシリーズ」ぐらいしかなぜか読めない(相性か?)のだけれど、

このエッセイはわりとすらすら読めた。

震災のことにも触れていて、

電気復旧のために駆けつけた「新潟ナンバーの車」の話には伊坂さんじゃなくてもぎゅっときてしまった。

これってきっと誰もがみな、何年経ってもかわらない鮮明な心の記憶なんだろな。

 

 

 

 肩こりを治せば、老いも止められる/金岡恒治 成田崇矢

 

老いが止められるとは思わないけれど、信頼度の高い金岡さんの新著ということで読んでみた。

今まで読んだ2冊がちょっと専門的だったとすれば、こちらは入門というかやさしめな話。

「コリ」と「ハリ」の違いがわかった(笑)。

 

 

 

以上、248回目でした。


熊と踊れ Björndansen 兄弟の血

2018-10-07 23:17:17 | 本 3

 

ここ数日「熊と踊れ 上下」を夢中で読んでいた。

 

 

 

 

図書館本です。

で、「訳者あとがき」と「解説」を読み驚いた。

実際に起こった事件を基にしたフィクションということは知っていたけれど、

ああ、これ以上書かないほうがいいのかもしれない。

 

その「訳者あとがき」のなかで、「スウェーデン語の原書の表紙は、作中にも登場する、

銀行の窓口のガラスに撃ち込まれた笑い顔がモチーフになっているのだが(以下略)」と書いてあり、

あのレオが銀行に戻り銃を連射する場面、

レオがコントロールできなくなっていくライン超えの儀式のように思えて、

原題「Björndansen」で検索してみたらでてきた。





不気味だ。

エレベーターの鏡に映るイヴァンの微笑みを連想してしまう。

 


昨日書店に行ったら続編の「兄弟の血」が並んでいて、

上巻を手に取り数ページ。

だめだ、これは買ってしまおう。

 

 

 

 

 

キングの新作は我慢したのにこっちは買ってしまった。

すぐに読みたくて買ったのに、

同じ北欧ミステリのヘニング・マンケルのヴァランダーシリーズ上下本読み始めちゃってるんだな、これが。

で、これも面白いというか、先が気になってやめられない止まらない。えびせん本だ。

 

 

これ好きな人、稀にいると思うのですが、

 

 

 

ついつい持って帰ってきてしまいます。

なにか買う本があるときはレジで一緒に袋に入れてもらうので問題ないのですが、

なにも本を買わずにこれだけ貰ってかえってくるときは、

そばにいる店員さんに一言声をかけてからカバンにいれているけれど、これ正解?

持って帰ってきても、特に熱心に読むことはないのだけれど、

「あ、これ読んだ」とか、「お!」とか、そんな感じで今宵も楽しんでいます。

 

 


17ページ 6行目 247

2018-09-29 23:59:59 | 本 3

 

昨日1ヶ月ぶりに某所(ジム)に行ったら数ヶ月ぶりに知人に会って、

彼女もたまにしか来ないから いやはや会えてよかったよかったと話に花が咲き、

話題は「北海道マラソンはどうだった?」になり、

彼女は毎年札幌近郊のいろいろな大会に出場していて、

もちろん普段から私より速いのだけれど、

なんと今年は「途中で心が折れちゃった」のだそうだ。

私の数分後にゴールしていたようで、

いやぁ、恐るべし北海道マラソンファンラン。魔物が棲んでいるに違いない(笑)。

彼女も「来年どうしようかな…」と話していた。

 

 

いつものシリーズの日です。

同時進行で読んでいる真っ最中の本が多くて、今回登場する読み終えた本は僅か3冊。

読み終えた本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 ルイ16世/ベルナール・ヴァンサン 神田順子訳 鹿島茂解説

脱いで懸章を取り去り、主任処刑人である、あの有名なシャルル=アンリ・サンソンの求めに応

 

 

本によりその評価がかなり違うルイ16世。

ベルばらで描かれていた人差し指と人差し指をくっつけもじもじおどおどしている姿を思い出す。

この本によると、あの有名なツヴァイクの小説でのルイ16世の印象の悪さが後世まで引き継いでいるとか。

巻末では『ルイ16世の生涯は、歴史的パラドックスそのものである』と書いてある。

派閥、陰謀、策略、寵愛、そういうものを寄せ付けないよう感情や考えをできるだけ表にださず、

わずらわしさを避けるため狩猟や錠前作りに籠もる。

ルイ15世は祖父だということ、ご存知でしょうか。

ルイ16世の父である王太子ルイ・フェルディナンがルイ15世在位中に死去、

太陽の王子と呼ばれた長男ルイ・ジョセフ死亡、次男(名前忘れました)死亡、

三男だったルイ・オーギュストが王太子となり、ルイ16世となる。

時代の流れは止められなかったでしょうけれど、

父や兄が即位していれば、ルイ16世は静かに部屋に籠もって読書三昧、錠前作り三昧できたのでは。

一にも二にも民を愛していたそうです。

何度もあった逃亡のチャンスにOKしなかったのも国父である王が子供である民を捨てるなどできるはずがないと、

自分の死がフランスのためになるのなら喜んで首を差し出すつもりだったとか。

なんといっても昔の話なのでなにが真実でなにが尾ひれはひれかわかりませんし、

現代の感覚で王権神授説の世界を垣間見るのは難しい。

熟考、知識、思慮、思いやり、そんな井戸にはまっていたのがルイ16世のように思えます。

 

 

 

 

 ノンフィクション作家だってお化けは怖い/工藤美代子

「うちの家内の病気とアラフォーさんの夢と何か関係あるんでしょうかね? しかしなあ、

 

 

またまた読んでしまった工藤美代子さんのお化け本。

5ヶ月間限定で住んだ貸家家賃30万円の古い日本家屋に棲みついていたお化けの話がやたら怖かった。

棲みついていると、ホテルなどでもそうだけど、誰がきたのか見にくるそうです、お化けが。

そういうときは目と目をあわせちゃいけないんですって。

いや、そういう問題ではなくって、それ以前に見たくないんですけど。

 

 

 

 

 

 ワンピース巻90 聖地マリージョア/尾田栄一郎

 

 

表紙を観てわかるとおり、今回は懐かしのメンバーが勢ぞろい。

そして最後のほうでやっとロビンやゾロが登場。

この先何年続くんだろう。

一気に読み終わりたいけどそれって無理なので、

年に約4冊、ちまちま買い続けるんだろうな。

 

 

以上247回目でした。

 


17ページ 6行目 246

2018-09-19 23:57:57 | 本 3

 

 第11回 優駿と夕陽ロード☆ウォーキング大会のメインの話を載せたいところなのですが、

今日は19日、毎度おなじみの9のつく日17ページシリーズの日でした。

 

余談となりますが、

道南バス高速ペガサス号に乗り静内(新ひだか町)に着くまでの間に読もうと文庫本を持参したのですが、

バスが混んでてね、相席した方がなかなか立派な体格の持ち主でかなり私の席まで圧迫があり、

本を取り出すことすらできず、じっと我慢で座っておりました。

 

ではいつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 幻夏/太田愛

うひとつ、俺が駅前で車停められる所を探して車を停めて、駅へ走って戻ってホームに降りるま

 

 

太田愛さん2作目読破。

いやぁ、前作も感嘆しましたが今回も手応え読み応えばっちりです。

前回同様ちょっと無理があるかな映像向けかなと思うところもありますが、

太田さんの頭の中はどうなっていて、どうやったらこんな話を組み立てられるんだと。

次の「天上の葦」を読むのが楽しみ。

読む前から楽しみな本って珍しいかも。予約しなければ。

…忘れぬよう今予約を入れたところ72番目だった。年内無理だな。





 美を尽くして天命を待つ/林真理子

 ところでおとといは、テレビ局の人たちとお酒を飲んだがとても楽しかった。



珍しく林真理子氏。

なにかスカッと面白くて軽くぱぱっと読める本はないかとこれを選んだのですが、

面白いことは面白いのだけれども、なんというか金太郎飴というか、

林さんも金太郎飴っぽいイメージあるけれど、

どれを読んでもどこを読んでも美容と結果の出ないダイエットと高級ブランド・グルメの話ばかりで、

an・an連載だからそうなるのかもしれないけれど、

途中で飽きてやめてしまいました。こういう話が好きな人には面白い1冊なのでしょうけれど。

 

 

 

 

 もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら/工藤美代子

 建物はかなり古い。築二、三十年は確実にたっている。なぜ手術したかは、話の本筋と

 

お化けだって、生きている。


あれ? お化けって死んだ人よね、でもそれが動いたり何かをするって死にながらも生きている?

霊感はないしそういう能力は皆無といいつつも工藤さんは普通に死んだ人が見えてしまうようで、

ピストン堀口の話はちょっと怖かったけど、さらさらっと読了。

もう一冊読んでみる?

 

 

 

 

 屋根裏の仏さま/ジュリー・オオツカ 岩本正恵 小竹由美子訳

船室の客で、深緑色の瞳で、鼻の先がとがり、完璧な日本語を話し、わたしたちの多くに

 

 

新潮クレストブックス。

二十世紀初頭に「写真花嫁」としてアメリカへ渡った日本人女性たちが、

苦労を重ねてやっとそれなりに平穏な暮らしができるようになったところで戦争が始まり、

真珠湾攻撃後の反日感情の高まりの中で実地された強制収容政策により、

築き上げた全てを失い、わずかな手荷物だけを持って遠隔地の収容所に送られるまでの話。

 

「写真花嫁」という言葉はここで初めて知ったのだけど、

19世紀後半に始まった日本からアメリカへの移民は大半が肉体労働に従事する独身男性で、

結婚するために一時帰国する余裕もない彼らが頼ったのが、いわゆる「写真結婚」。

自分の写真と履歴を日本の親族に送り相手を探してもらう。

縁談が成立すると花婿不在のまま日本で入籍を済ませ、花嫁は船でアメリカの夫のもとへやってくる。

ところがもらっていた写真や履歴は大違いというのがほとんどで、

詐欺だと叫んだところで帰国費用も持ち合わせず、見込み違いだった男と暮らすなんて、

この本読まなければそんなふうに写真1枚頼りにアメリカへ渡っていった日本人女性たちが大勢いたことを知る機会はなかったでしょうね。

クレストブックスはなかなか良書が揃っているかも。

 

 

 

 

 大人女子のための続く筋トレ/森俊憲

 筋肉が強くなるメカニズムは、あなたが考えるより、じつははるかにシンプルです。

 

まず大人女子って言葉が好きじゃないけれど、森俊憲さんの本なので読んでみた。

う~ん、どうやったら筋トレを習慣化できるかということに大部分紙面を割いているのだけれど、

習慣化できている人にとっては、これを読んだから習慣化できるってもんじゃないと思うのでは。

やるか、やらないか。それだけ。

見栄えのいいウェアを買ってテンションをあげるというのも確かにひとつの手かもしれないけれど、

それより素っ裸で鏡の前に立つ、正面だけではなく横も、できれば後姿も直視する、

これが一番の刺激になると思うのですが。

 

 

 

 

 腰部&体幹まるわかり大事典/金岡恒治

 

前回読んだ金岡さんの本が地味ながらもなかなか理詰めで解説していて好感をもてたので、

こちらの本も読んでみた。

見た目で損しているかなぁ。

徹底的にドローインを推奨しています。

正しいドローインの解説も詳しくしていて、なんでもかんでも体幹という言葉が巷に溢れている中、

じゃあいったい体幹とはコアとはローカル筋とはと説明している本は少ないかと。

筋トレとか解剖学的な本を手当たり次第読んでいるけれど、

少しずつわかってくる部分がふえてくる、本ごとの違いが見えてきて面白い。

 

 

以上、246回目でした。