毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 245

2018-09-09 23:30:30 | 本 3

 

琴似発寒川河畔の道を走ってきたのですが、

台風で倒れた木や、強風で折れたかなり大きなサイズの枝がまだそのままの状態で、

そうよね、台風の次に地震だもの、手が回らないわよね。

娘情報によると、開店直後のスーパーで食パンを買えたとか。

あれが食べたいこれが食べたいは特にないのですが、

朝のこんがり焼けたトーストとミルクティは恋しい。これは習慣からくるものか。

まぁそのうち手にはいるでしょう。

 

ではいつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは感想にも紹介にもならない雑文です。

 

 

 

 

 

 なぜノンフィクション作家はお化けが視えるのか/工藤美代子

 

17ページの6行目は空行でした。

いきなり「お化け」本ですが、

霊感には疎いといいつつも視える好かれる寄って来られる話はなんともざわっときて、

ここまではなりたくないよなと。

文章自体はクセというかアプローチのしかたが苦手だけど、次もう1冊読んでみよう。

 

 

 

 

 マリー・アントワネットの日記 Rose/吉川トリコ

感にしたがってさえいれば間違いなんか起こりようもないんじゃないかって、さしたる

 

 

 

 マリー・アントワネットの日記 Bleu/吉川トリコ

 ……っていうか正直に言うと、彼女のことはこれ以上考えたくない。不穏に胸がざわ

 

 

#炎上王妃 #とか呼ばれているらしい 世界中から嫌われた王妃の真実の声

いやぁ、マリー・アントワネットやフランス革命関連の本は読んでいるほうだと思いますが、

これはウケた。

マリー・アントワネットやフランス革命に関する膨大な資料や文献・小説からどれを参考にし、

どう1冊の本として書き上げるか。

驚くような新しいことは何も書かれていないけれど、

これを読めば誰もがマリー・アントワネットのことを考えてしまうかも。

それより最近知りたいのは、ルイ16世。

ベルばらでもそうだし、ルイ16世は無能で愚鈍で優柔不断な王と書かれている本が多いけれど、

どうもそれは違うような気がしています。

ワイルドさは欠如しているけれどとても善良な王だったのではないかと。

残念ながらマリー・アントワネットに関する書籍はたくさんあるのに、

ルイ16世となると、これが今のところ2冊しか見つけられない。

 

これはマリー・アントワネットを復習するにはすんなりアタマに入る本かも(JK調だがな)。

ソフィア・コッポラ監督の映画「マリー・アントワネット」と時々シンクロしてしまった。

 

 

 

 

 マリー・アントワネット:華麗な遺産がかたる王妃の生涯/エレーヌ・ドラレクス

 

 

ジュンク堂でこの本を見つけたけれどとても高級高額な本で手が出ず1冊立ち読みして帰ってきて、

その後上の2冊を読むにあたり再読したくて図書館から借り、

いやはや肖像画もそうだし装飾品の美しさにただただ観ては、

おー、今結構大きな余震がありました。現地は大丈夫だったろうか。

先を急ぎます。

 

 

 

 足は偉大だ 脳と体に効く歩み学/石塚忠雄

いませんか。さらに、人間は日本の足で自由に歩くことができます。

 

現代人の運動機能の中でもっとも退化したもののひとつが、足趾の開閉だと書いてあった。

以前は私の足の趾も全く開かずみな寄り添っていたけれど、

訓練するうちに5本の趾の間にしっかり隙間ができるようになったし、

グーチョキパーも美しい(笑)。

やればできるようになるんですねー。




 引っぱって、ゆるめて疲れない身体になる方法/藤本靖


これも「意識本」のジャンルかな。

読んで損はないけれど、意識しないと役にたたないのが困ったところで、

耳を引っぱると呼吸が楽になるそうなので、

走りながら引っぱろうと思っていたのに、今日すっかり忘れて走っていた。ああ、これだもの。

 

 

 

 

 体が生まれ変わる「ローカル筋」トレーニング/金岡恒冶・小泉圭介

 

トレーニング本は好きでわりと読んできているほうだと思っていますが、

これは地味ながらも良書です。

そもそも巷に溢れている「体幹」とは本当に「体幹」なのか、

その正しい定義は何かときっちり説明してくれています。

ああ、もっともっとカラダを使えるようになりたい。

 

 

 

以上、余震でビビリな245回目でした。


17ページ 6行目 244

2018-08-29 23:05:05 | 本 3

 

今日は28日だと勘違いしていました。

じゃあ昨日は何日なのかというと、私の中ではちゃんと28日であって、

28日が二日続いても、そこらへんはおかしいぞ、あれ? という感覚が皆無で、

こうやって少しずつやんわりとボケていくのでしょうか。

 

この10日間に読んだ本となると、結構今回は併読していて、

今読んでいる真っ最中の本を何冊か抱えていて、よって今回は少なめとなります。

では、いつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

  〆切本

 必ずペンを用ふ。

 

古今東西の作家の〆切について語った抜粋集。

表紙が一番良かったかもしれない。

中は濃すぎて消化不良というか、箸をつけるのをためらうというか。





 犯罪者 上/太田愛

ない憤懣を押し殺し、早く行けというように顎をしゃくった。事件発生から二十分、も



 犯罪者 下/太田愛

当の愉快犯もいなくなっていますしね」


上下2冊まとめて。

利用している書店のポップで「ぜひ読んで欲しいおすすめ本」みたいなことを強く強くアピールしていて、

あまり気乗りしないけれど、図書館で試しに予約をいれてみた。

人気があるようで待つこと数ヶ月、先週ぽっかり届いた。

予約を入れていたことすら忘れていて、期待せず「潰し」のつもりで上巻を手に取り読み始めたら、

なにこれ、面白い。

著者の太田愛さんも知らないし、「相棒」も見ていない。

読みながら「ディーヴァー?」なんて浮かんだのだけど、

解説で池上冬樹氏も同じく「ディーヴァー」を引き合いに出していた。

ディーヴァーほどどんでん返しやジェットコースターではないけれど、

かなり緻密に伏線だらけ、思わぬ方向に飛んでいく。

ちょっと広げすぎかなぁ、映像分野の人なんだなぁとか思うことはあるけれど、

お金を出して読んでも(図書館本でしたが)損はないなと思える一冊(二冊だけれど)でした。

あと2作品出しているそうで、これは読むこと決定。

しかし、読みながらアタマついていかないなと思うことしばしば。

どんどん回転遅くなるし理解できていないし結びつかない。

いやぁ、こういう類の本を読むと、妙に焦ります。

 

 

以上、だいぶ体調が戻って来た244回目でした。


17ページ 6行目 243

2018-08-19 23:46:46 | 本 3

 

おそらく、今日は今までで一番短くなりそうです。

メモ程度に。

ではいつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 江戸八百八町に骨が舞う 人骨から解く病気と社会/谷畑美帆

常に外部から水を供給しなければならなかった。

 

人骨に残されたさまざまな痕を観察し、病気や環境、暮らしを推測するのを「都市古病理学」というそうです。

専門的なことを扱う本にいえることなのですが、読む対象者をどう絞るか、

まったくの素人を前提に書くか、中堅と上級者向けに書くか、

設定しないで書くか。そこかなぁ。

 

 

 

 姿勢の教科書/竹井仁

など腹部の器官を支えることが可能で

 

 

 ぜんぶわかる筋肉・関節の動きとしくみ事典/川島敏生

 

2冊まとめて。

こういう本好きなのですが、想像以上に専門的な内容。

 

 

 

 

 自分の骨のこと知ってますか 人のからだは驚異の立体パズル/桜木晃彦

17ページは扉絵でした。

 

この本が一番わかりやすかったかも。

特に『第5章骨の地図帳』は今後何度も読み返したい。

いやぁ、桜木さんの骨愛が隠しようもなく溢れていて、

私も全部の骨の名前をつらっと言えるようになったらカッコいいな。

って、それをやると反応が怖かったりして。

 

 

 

 100km!/片川優子

 私が参加を決めたのは、半分は智への意地だった。私はすっかりエントリーの

 

 

「北海道を歩こう」で33㎞を歩いたわけですが、これ私にあっているかも。

なかなか楽しい。楽しいといっても、うはうはする種類ものとはちょっと違うのだけれど、

目から入ってくる情報、カラダから伝わってくる情報を把握&対応処理するのには、

走るスピードより歩く時速6kmのほうが私の処理能力に適している?

ランニングを題材にした小説はわりとあるけれど、歩きの本となるとあまり知らなくて、

「夜のピクニック」「死のデッド・ウォーク」、それにこの本で3冊目。

母親に関することはちょっとあれだったけれど、

著者である片川さんが実際に『三河湾チャリティー100km歩け歩け大会』に出場し書いたそうです。

 

以上、いつも以上に雑な243回目でした。

 


17ページ 6行目 242

2018-08-09 23:55:55 | 本 3

 

雨の予報だったので、降ってくる前に走ってしまえと家を出たのですが、

途中で冷たいものが顔に当たるようになってきて、

おお、降ってきたか、天気予報は当たったなと、濡れることを覚悟したのに、

雨というより霧雨状態で、なんだこれはミストシャワー、えらい気持ちいい。

ランニング用のサングラスって、あれは日差しだけじゃないんですね、雨もカットしてくれるんだ。

そうかそうかと納得して帰ってきました。

 

 

さて、今日は9日、9のつく日ということでいつものシリーズの日なのね。

では、この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 アンソロジー お弁当 

く、女の尻を追いかけ回すだけだ。目の色、変えて、八十の婆さんにも、のしか

 

43名の文化人の、お弁当にまつわるエッセイ。

で、この中で初めて読む白石公子さんの「姉のおにぎり」にぐっと、ぐぐっときてしまい、

白石さんの本を何冊か読んでみることに。

 

 

 

 いやいや楽園/白石公子

念品としてもらった『家庭の医学』を読んだ。そして明日こそ、いつもの私にもっどっていますよ

 

ところが、あの「ぐぐっ」と同一人物なのかアタマの中に疑問符がぽんぽん浮かび、

なんというか、悪くはないのだけれど、普通というか、求めていた『姉のおにぎり』的な文がない。

 

 

 

 十八歳の寿司/白石公子

 大きなため息をつきながら、呪文を唱えるようにつぶやき、ますます母は、私の手の届

 

この本の中に『姉のおにぎり』が収録されて、

やっぱりずば抜けていると感じるのは私の好みにも関わってくるのかもしれない。

というのも、どうも白石さんの子供の頃の家庭の話になると俄然面白く感じてしまうのだ。

『姉のおにぎり』は3回読んでしまったほど。

が、3回目にして謎が浮かぶ。

小学1年生の白石さんのために小学5年生の姉が初めて御飯を炊きおにぎりを作ってくれた話なのだけれど、

お姉さんもこのとき自分で初めて作った「にちゃにちゃして生臭くやわらかすぎでおせんべいの匂いのするおにぎり」を食べていたのよね、自分の教室で。きっと。

そこらへんの後日談というか大人になってからのふたりの回想みたいなものはないのだろうか。

ああ、ぜひとも聞いてみたい。

 

 

 

 

 メモリー・キーパーの娘/キム・エドワーズ 宮崎真紀訳

「もどってくるときは、赤ちゃんもいっしょなのね」彼女が言った。「私たちの世界は一変する」

 

時間をかけ、じっくり再読。

初めの設定に無理があるかとやはり思うけれど、だけどこの話は好きだなぁ。

話というか物語。

何冊も何冊も本を読んでいるけれど、感情移入というか、

登場人物の人生をともに歩み見守る感覚ってなかなか生まれてこない。

前回読んだ時にはディヴィッドの妻ノラがどうも気に入らなかったけれど、

今回読み直してみると、いやぁ、彼女、かわいそうで。

同時に夫のディヴィッドもかわいそうで、こんなに悲しい話だったんだとあらためなおす。

映画化されているそうで、たぶんだいぶ内容は違っているだろうけれど、観てみたい。

でもやっぱり双子を妊娠しているのを本人も夫も産婦人科医も気がつかなかったなんて、

いくら1964年の話だからといっても、納得できないなぁ。

私のまわりに双子のお母さんいないし、胎動でわからないものなのかなぁ。

 

 

 

 

 音楽家ならだれでも知っておきたい「呼吸」のこと/バーバラ・コナブル 小野ひとみ訳

 

音楽家ではないけれど、いやぁ、前回の「からだ」のことに引き続き、これは面白い。

走りながら呼吸が苦しくなると、この本に書かれていたこと思い出すもの(笑)。

ちなみに私は歌はまるっきりダメです。

 

 

 

 

 ミヤネ式らくらくボディメイク法/宮根誠司

「昨日のあの感覚を信じてみるか?」

 

図書館で棚の前をうろちょろしていたらこの本を発見。

ミヤネさんってテレビの人でしょ? いやぁ、頑張ったんですね。

やれば、続ければ育つのが筋肉。 でも中はそんなにらくらくではなかったぞ。

 

 

以上、242回目でした。

 

 


17ページ 6行目 241

2018-07-30 00:32:32 | 本 3

 

ああ、腕も脚も日焼けでどんどん黒くなっていく。

もちろん顔も。免れるはずはない。

靴下猫はかわいいけれど、これが自分の足にあらわれると、悲しい。

見事にランニングソックスの足首から先、それと膝サポーター部分、

ここだけが焼けずに白く、ふくらはぎだけが見事に焼けて、まさかの段差脚となっています(笑)。

腕はというと、もわっと白いTシャツを着ているかのよう。

境目が曖昧な状態(笑)。

まぁ毎年のことですけれど、私の辞書に色白という言葉は今年もない。

 

ではいつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは感想にも紹介にもならない雑文です。

 

 

 

 

 まるまる、 フルーツ/おいしい文藝

のよい甘み。それら、本来の〈風合〉をまったく欠いた、似而非いちごは、私を途方

 

前回に引き続き、おいしい文藝シリーズ。

 

フルーツではないのですが、森茉莉さん(森鴎外の娘)のページのなかに、

森鴎外のなんとも変わった食べ方について書いてあって、

それによると鴎外は杏子を煮て、砂糖のかかったのを御飯の上にかけてたべる、

葬式饅頭を羊かん位の暑さに切ってこれも御飯にのせ、煎茶をかけて食べたそうです。

支那のお菓子のようだったり、あっさりした、渋いお汁粉のようだったりで、どちらもとても美味しいと書いてある。

お汁粉っぽくなるのはなんとなくわかるような気もするけれど、やっぱり別々でいただきたい。

ちなみに私の好きな果物といえば、でこぽんと、ラ・フランス。

ラ・フランスのほうが好きかなぁ。

果物は庶民的価格な板チョコと違って、あれは値段が高ければ高いだけの味があると思います。

頂き物の、箱に入ったラ・フランス。ああ、考えただけでヨダレがでる。

この本を読んで以来桃が食べたくて、でも桃の値段ってばらばらで、

いったいどれを買えばいいんだろうなんて迷い、結局まだ食べていません。

あれですね、前回の続きですが、

明日で地球が滅亡するとしたら、カツ丼食べて、板チョコかじって、ラ・フランスで〆でしょか。

う~、味がわからなくなりそうだ。

 

 

 

 

 妄想気分/小川洋子

中身が明らかになるのを、わくわくした気分で待った。

 

 

エッセイなのですが、やはり読めば小川さんだ。

どうして同じ日本語で同じ言葉のはずなのに、小川さんが書くと静かな響きをもつのでしょうか。

 

 

 

 

 午前0時の忘れもの/赤川次郎

「いえ……」

 

 

何年ぶりだろう。20年? 赤川さんの小説を読んでみた。

シリアスになるのをあらかじめ避けて書いてあると解説にあるけれど、

なんというか、ふわふわ~っと、1時間位で読み終えてしまった。

どう感想を書いたらいいのか。軽さに驚きでした。

 

 

 

 

 音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のことアレクサンダー・テクニークとボディ・マッピング/バーバラ・コナブル 片桐ユズル+小野ひとみ訳

 

 

 

 アレクサンダー・テクニーク/小野ひとみ

 

 

2冊まとめて。

「アレクサンダー・テクニークにできること」がなかなか面白かったので、2冊読んでみた。

いやぁ、「音楽家なら~」も面白かった。骨や筋肉満載で目から納得、意識付けに有効。

日本語で日本人が書いた本ならもっとわかりやすいのではと読んだ本が、これが全然だめで、

というか、きっと小野ひとみさんの書く文章と私の相性が合わないのだと思う。

最初にこちらの本を読んでいたなら、アレクサンダー・テクニークに興味をもてなかったと思う。

出会いの一冊って重要だな。

 

 

 

 「筋トレを続ける技術」自宅で気軽に体脂肪燃焼!/森俊憲

 なかには、これまでにも、筋トレをやったことがある人もいらっしゃるでしょう。とこ

 

 

 

 夢をかなえる筋トレ/森俊憲

 

 

「夢をかなえるゾウ」ではない(笑)。

森俊憲さん2冊。

筋トレを習慣化して継続できる人は少数と書いてある。

私、継続しています。毎日毎日ではないけれど、軽く筋トレしています。

なんとなくそこにあれば読んでしまうけれど、昔ほどときめかなくなってきたということは、

やはり身についてきているということなのかも。

筋肉は可愛がれば育つし相手にしないといじけて萎れ怠けます。素直なんだな、これが。

歯磨きしながらでも意識さえ持っていけば立ちながらでも腹筋を鍛えることはできるし、

日常生活のなかで、たとえば歩きながらでもいろいろな部位を鍛えることはできる。

鍛えるというより刺激をあたえあなたが必要なのよと筋肉にささやくことを忘れない。

そんな些細なことでも応えて育ってくれるのが筋肉だと思います。愛。

 

 

以上、241回目でした。


17ページ 6行目 240

2018-07-19 23:30:30 | 本 3

 

7月9日が240回目となるはずでしたが、継母が前日に亡くなり葬儀に参列。

ずいぶん本がたまっていて、それに印象が薄かった本だと消えかかっています。

ざざざざっと超ライト版で。

いつものように、この10日間ではないな、6月29日からとなるのかな? 

前回から今日までの間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

多いので、2冊カラダ関連の本は勝手に省きました。

 

 

 

 

 ぷくぷく、お肉 おいしい文藝

 

17ページ6行目は空行でした。

 

つい手を出してしまった、おいしい文藝、アンソロジー本です。

32篇のお肉にまつわるエッセイ中、すき焼きの話はやっぱり多い。

すき焼きはお肉の王様王道チャンピオン。

とその中で、町田康さんが串カツのことを書いているのだけれど、これがうまい。

久しぶりに町田さん読みましたが(私の大好きな作家です)、いやぁ、唸るほどうまいわ。

でもね、どういうわけか町田さんの書く文章って、

うますぎてうますぎてこの世のすべての文学の賞を贈ってほしいと思うこともあれば、

え? 何? え? ただただ後ずさりすることも多々。

 

こういうアンソロジーって、なんというか、久しぶりに懐かしい友達にあったような気分になるから好きだ。

それぞれ文体の特徴とか、クセとかリズムとか、お元気でしたかなんて気持ちになるし、

全然知らない作家さんとの出会いもあったり、一篇がほどほどな長さでとても読みやすく、

離れるのにも後ろめたさをあまり感じさせない。

ちなみに私の好きな肉料理といえば、とんかつかな?

明日で地球が滅亡するとしたら、ぐっと味の濃いカツ丼で〆にしたい。

 

 

 

 

 うっとり、チョコレート おいしい文藝

「元気だった?」

 

同じくおいしい文藝アンソロジー本。テーマはチョコレート。

私も無類のチョコレート好きです。

さすがにここ数年は自粛していますが、以前は一日板チョコ一枚必ず食べていた。

そう、庶民価格のチョコレートが好きなので、

高級チョコレートや舌を嚙みそうな横文字系の話は読み飛ばし。

 

で、田沢竜次さんの書いた「チョコレートの系譜」というエッセイが、

なにこれ私が書いたんじゃないのというくらい、私の好みと記憶を代弁してくれていて、

でも私より上の世代だと思うのね、歳があわない、

でも食べてきたチョコとその印象はどんぴしゃで(笑)。

ただ、違うのは、私はポッキーは昔は好きじゃなくて、

あの太さだとチョコレートの分量に対し粉(プリッツ部分というか軸となる小麦の焼き部分)が多くて、

口の中でもさもさして、どうもポッキー派にはならず、ほとんど買ったことがなかったのだけれど、

私のポッキーに革命がやって来た。

極細ポッキーよ、これはいいわ。これだとチョコの分量が粉に勝り、

口の中でも食べているのはチョコなのだ(笑)。

いやだ、なにが超ライト版、しっかり我を語っている。

あれですね、娘から夢もロマンもないと非難されるのですが、

ゴディバの大箱1箱戴くより、ガーナやクランキーの相当金額分ダースで欲しい。

一番好きなのはガーナチョコだな。

明日で地球が滅亡するとしたら、カツ丼食べた後にガーナをかじろう。

 

 

 

ここからは新潮クレスト・ブックス。今度こそ超ライト版で。

 

 

 

 

 本を読む人/アリス・フェルネ デュランテクスト冽子訳

 あまり清潔そうでないリュリュは、外で待つように言われた。待合室に残った彼は、髪を梳か

 

貧しいジプシーの大家族と図書館員の話。

ジプシー一家が西加奈子さんと西原理恵子さんのようで、

司書が小川洋子さんのようだった。

 

 

 

 

 花粉の部屋/ゾエ・イェニー/平野卿子訳

 やせこけた猫が数匹、あたりに散らばったごみを争ってうなりあっている。昼どきの町は人

 

尊敬する作家は吉本ばななさんだそうで、なんとなくわかるような気もするけれど、

私としては若い頃のサガンっぽく感じた。

 

 

 

 

 

  ジャイアンツ・ハウス/エリザベス・マクラッケン 鴻巣友季子訳

 ロマンチックな心がない? これが学術図書館員のあられもない夢想なのだ。

 

 巨人症の少年と図書館司書の話なのだけれど、

これがまさかの大島弓子っぽい。とっても。随所で。なんでだろう。

不安や心配を感じるのは、後々『未来』がやってきて、もろもろの対処に直面してからのこと。いまがいちばん良い時だった。なんだってありえるようで、なにもありそうになく、そんなすべてはわたし以外の人にはなんの意味もない。

 結構まどろっこしいところもあったけれど、わりと好きなタイプかもしれない。

 

 

 

 

 

 体を芯からやわらげる健康ストレッチ/森俊憲

 また、人は疲れや痛みを感じると、中枢神経が指令を出して筋肉を緊張さ

 

私は結構知っていて実践しているのかなと。動作確認の本となりました。

 

 

 

 

 身体意識を鍛える/高岡英夫

ある返球かがわかっていただけるにではないでしょうか。

 

 

これは面白かった。意識の面から身体を管理というか鍛えるというか。

備忘録として、

7つの極意・意識

センター・下丹田・中丹田・リバース・ベスト・裏転子・レーザー、

プラス、ウナ。裏転子の意識は儲けもので、実践しています。あとウナも。

 

自己採点するチェックテストが載っていて、書き込みがばっちりしてあり、

それも点数の高いものばかりで、

「まわりの人に比べて、物事をより広い視野で(大所高所に立って)見ることができる→5段階評価の5」に丸をつけてあり、

いやはや、どれだけ自惚れてるんだ、どこが広い視野なんだか、

それがあれば普通本(図書館本)に書き込みなんてしないし、

メタ認知できてない人なんだろな、と、余計なことまで学習してしまいました。

 

 

 

 

 アレクサンダー・テクニークにできること/D・キャプラン 芳野香・和田実江子訳

い。さて、まだ書くのを続けながら、脚や足に生まれているかもしれない不必

 

 

これも面白かった。

さきほどの「身体意識を鍛える/高岡英夫」とはまた違うけれど、やはり意識の持っていきかたの話。

ただ、自動翻訳機を使ったのではないかというくらい、なんだか言葉が変で、すごく読み辛い。

アレクサンダー・テクニーク関連本をもう数冊読む気満々。

 

 

このほかにもまだ読んではいるのだけれど、今日はこの辺で。

以上、240回目でした。


17ページ 6行目 239

2018-06-29 22:54:54 | 本 3

 

あるものを衝動買いをしてしまいそうになり、

いやぁ、欲しいのは確かなのだけれど、安いものではない、場所をとる、他にも何点かの問題があり、

ノドから出そうになる手を理性で抑え帰宅したのだけれど、

時間の経過と共にこの熱い欲はいくぶん下がりはしたものの、

でもどう考えてもお買い得だし、欲しいものは欲しいのだ。

ああどうしよう。困ったなぁ。

滅茶苦茶高いのなら性格上諦めはつくけれど、

これがちょっと無理をしてもいいか位の範囲だから、困ったものだ。

老後の楽しみ、ボケ防止。

なんて言い訳で、欲しいだけなのよ。

ああ、明日は万札握ってダッシュしてしまいそうな自分が怖い。

理性で足首縛っておかなければ。

 

書くことで落ち着くかなぁなんて思ったのだけれど…。

 

さて、今日は欲望吐露の日ではなく17ページシリーズの日ですので、

いつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 逃げてゆく愛/ベルンハルト・シュリンク 松永美穂訳

 春がやってきた。朝には鳥のさえずりで目が覚めた。毎朝同じことのくりかえしだった。目が

 

 

 

 

 朗読者/ベルンハルト・シュリンク 松永美穂訳

しても当時は、どうして興奮したのだろうと考えるだけで、興奮がよみがえってきたものだ。謎

 

 

 

大胆にも2冊まとめて。

先週に引き続き、新潮クレストブックス。

ドイツという国が抱える過去。

「朗読者」はベストセラーになった本なので読んだ方も多いかと思いますが、

予備知識ほとんどゼロで読み始め、初めは少年と歳の離れた女性の恋愛話かと思いきや、

こういう展開になるとは、なんともずっしりと重みのある内容に戸惑いつつ、

本を読むということは、知らない他国の事情に触れる機会にもなるのだなぁと。

強制収容所にいれられた人の話は読んでいても、

その逆の立場にある国の人の話というのは読んだことがなく、

前回の「すべての見えない光」に登場した主人公ドイツの少年の妹がフランスを訪ねる心情も、

今回の「朗読者」のハンナの贖罪といっていいのか言葉を知らないので使いますがその行為、

なんだか思ってしまうのですが、

こういう本を読みいろいろ考えてしまう私と、

別にそんなこと考えずとも日々楽しければ的な考えの人と、

どっちが得とか損の問題ではないのだけれど、

読むとは何か、知るとは何か、またため息ついてしまうわけです。

 

 

で、ずっしりとくる本ばかり続けて読んでいたので、

やっぱり反動がきています(笑)。

 

 

 

 「ゆるトレ」メソッド/森俊憲

 

森さんの「神スクワット」を買いそうになったのですが、

実は私スクワットが苦手で、

いえ、好きなのだけれど右膝内側向き加減が矯正できていなくて、

結局痛みに繋がっちゃうのでスクワットは要注意、やりたくてもやらない。たまに数回レベル。

それで他の森さんの本を図書館から借りてきたのですが、

この本が良い悪いではなく、もう私は次のレベルにいっているのかも。

動作確認のための読書となりました。

この本のほかにも肉体鍛錬関連の本ばかり借りてきたり家にある本を取り出してきたり、

そっちの方向に走り始めています。

次回は肉体本ばかりになることでしょう。

 

以上、少し気持ちが落ち着いてきて、買わずともOKかなになってきた239回目でした。 

 


17ページ 6行目 238

2018-06-20 23:04:04 | 本 3

 

今日は17ページシリーズの日ではないのですが。

 

しかし、あれですね、昨夜かなり飲んでいたのにもかかわらず、

帰宅後しっかり詫び状というかごめんね投稿をいれていたのには驚いた。

ということは、いれた記憶が定かでないんだな、これが(笑)。

責任感が強いのか記憶力が弱いのか。

 

しかし、あれですね、昨日のことを少し書かせてもらいますが、

私、歩いていたんです、長距離をね、新しいランニングシューズの紐がどうもしっくりこないので、

その調整という試しといか、延々平和の滝まで歩いていて、

その最中に連絡が入ったものだから、もう焦って競歩のようなスピードで(あくまで本人の感想です)家を目指し、

帰宅後猛スピードでシャワーを浴び髪を乾かし、再びダッシュで家をでた。

おそらく15km前後歩いていたのでは。

これはのどが渇くわ、ビールがうまいわ(笑)、おなかもぺこぺこよ(笑)。

 

というわけで、一日遅れですが、今日は17ページシリーズを。

いつものように読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 いやぁ、なんだか凄い本に出会ってしまいました。

 

 

 すべての見えない光/アンソニー・ドーア 藤井光訳

爆発物。

 

 

図書館で予約を入れていたのがいつだったのか、予約をいれていたことすら忘れていた本で、

あまり乗り気でなく、むしろ潰すために読み始めたのですが、これが、あくまでも私にとっての話ですが、

これが大袈裟に言うと生きているうちにこんな本に何冊出合えるかというレベルの本だということにすぐ気がつき、

3日目にしてジュンク堂に買いに走った。

読み終えるのが惜しいのと、先を知りたいくせに知りたくない、祈るような気持ちで読む本なんて、ある?

こんな文章を書く人がいるんだ、それを今私がこうやって惜しみながら読んでいて、

それってきっと私だけでなく、国や言葉を越え、読む人の心をちゃぷちゃぷちゃぷちゃぷ揺さぶっているんだろうなと。

なんだかもう他の本を読む気がしなくなり、図書館本すべてまとめて返却してしまった。

時代を行ったりきたりしながら話しは進んでゆくのだけれど、最後の場面は2014年。

もうちゃぷちゃぷではなく胸いっぱいにふくらむ、なんでしょね、この読後感は。

で、もう一度初めから読み返しています、メモをとりながら。

受け取れるものがあるのなら取り落としたくないし、もっと深く理解したいと思う。

ああ、いいなぁ、こんな読書体験ができたなんて。しあわせものだと思います。

 

 

 

 

 

 記憶に残っていること 新潮クレスト・ブックス短篇小説ベスト・コレクション/堀江敏幸編

功の証だ。私たちの知り合いには、タウンハウスまで昇格した者さえまだいなかった。検討中の計

 

 

「すべての見えない光」があまりにもよかったので、同じ新潮クレスト・ブックスを借りてきた。

世界最高の短篇10作をこの一冊にと謳っている通りレベルが高すぎて、

私にはちょっとハードルが高かったかも。

数日で読み終えたのだけれど、さらっと読んだわりには10作の内容はアタマに入っている、ということは、

やはり書き手のうまさなんでしょね。

私の悪いところは作者の名前をあまり気にしないところ。

さきほどのアンソニー・ドーアとなるともう話は別ですが、もう少し作家の名前を記憶にとどめていると、

次に読む本とか、背表紙で「!」とくることも多くなるはず。

 

 

他に2冊読んでいたのだけれど、なんだか「すべての見えない光」のあとだと、

特に書かなくてもいいかと。

 

 

昨日の平和の滝に行く前にもクレスト・ブックス2冊借りてきて、

「すべての見えない光」と代わる代わる読もうかと。

新潮クレスト・ブックス、おもしろいかもしれない。

 

以上、一日ずれましたが、238回目でした。

 


17ページ 6行目 237

2018-06-09 23:40:40 | 本 3

 

脚が、膝下~足首までの間が見事に日焼けしてしまっている!

そこの部分だけ露出しているから日焼けするのはわかるのだけれど、

程合いというものがあると思うんだ。

くっきり線というか、ズボン下(ひどいな、カプリパンツの裾ラインといえばいいのか)と5本指ソックスの足首部分、

しゃきーんと段差焼けとなっている。

いやぁ、早い。まだ6月上旬。

腕のほうの半袖ラインはいまのところついていないけれど、これも時間の問題か。

週に数回走る&歩く、ただそれだけなのに、時間だって1回につき2時間くらいでしょ、

脚焼けと同じくらい顔も焼けている?

一応こちらは日焼け止め&ファンデ厚塗り、似合わない帽子で死守しているつもりだけれども、

このごろファンデの色のほうが地肌より数段明るく感じるんだな。

今日はこんな話ではなく17ページの日なのに、

自分の脚の色にひきつってしまい、つい余計なことを書いてしまいました。

お先真っ黒だ。

 

では、真っ暗真っ黒ながらもいつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 

 北海タイムス物語/増田俊成

「誰に?」

 

 

増田さんはその時代への誘導がうまい。

『七帝柔道記』では岡田有希子の自殺が冒頭にあり、あれは強烈な出来事だったので、

すぐにこの小説はあの時代の頃の設定で、その頃私はどこに住んでいて……などなど、

ぱぱぱぱぱっと1986年4月にひとっ飛び。

今回の『北海タイムス物語』では、宮沢りえのサンタフェだ(笑)。

ばばばっと、あの有名すぎる扉の透かし模様カモフラージュヌード(通じることを切に願う)、

今これを読んでいる人のアタマのなかには裸の宮沢りえが浮かんでいることと思いますが、

ああ、あのころの時代の札幌が舞台なんだと最初にぽんと固定される。

ちなみに大火傷を負って札幌医大に自衛隊機で移送されてきたソ連の三歳児コンスタンチンちゃんもでてくる。

ああ、そんなことがあった、

イーゴリさんは髭のパパだったと思い出した方もたくさんいらっしゃるでしょうか。

金不二(富士は使っていない)もでてくるし、円山動物園もでてきた。

前半のぐずぐず具合に対し後半の盛り上がりは熱かったな(笑)。

後半だけでももう一度読み直したい。

解決していない部分、サラ金はどうなったのか、浦さんのこと、その後のこと、

これは続編があると考えていいのかな。

しっかし北海タイムスってこんなに低賃金だったんだ。

 

 

 

 

 

 ファインダーズ・キーパーズ上/スティーヴン・キング 白石朗訳

出さないほうがいいことは心得ていた。

 

 

 ファインダーズ・キーパーズ下/スティーヴン・キング 白石朗訳 

す。あるとき……たしか六週間たっても手紙が来ないことがあって、そのとき父さんが母さんに、

 

 

 

上下巻まとめて。

退職刑事ビル・ホッジス三部作の第二作。

面白いのだけれど、なんかちょっと物足りない。

なにが物足りないのか考えてみたら、キングのぐずぐず節が炸裂していないんだな。

あのキング節はあればあったでまどろっこしい、というかしつこい、だらだらで参るのだけれど、

それが手短に終わってしまうと、キングはどうしてしまったんだろう、どこか具合が悪いのではないかと心配してしまう。

第三作に期待。

 

 

 

 

 小泉今日子書評集/小泉今日子

 愛とはなんて強いものだろう。そんな風に生き、そ

 

 

書評というのは、その本をまだ読んでいない人に向けて紹介するもので、

自分の思いを書いたものは感想文だと私は思うのだけれど、

それでいうとこの本は書評のようでも感想、心の内がが80%のような。

タイトルに小泉今日子と入れているのは得なのか損なのかなんて考えてしまった。

で、やっぱりこういう本を読むと読んでみたくなった本や作家がいっぱいで、

実は今日登場した「北海タイムス物語」「ファインダーズ・キーパーズ上下」「小泉今日子書評集」、

この4冊すべて図書館の順番待ちしていた本で、それが一気に到来、

そして私の後ろも順番待ちの人が控えていて大慌てで読んだのだけれど、

やっと落ち着いたと思ったら、順番待ちをしていた本4冊がどどんとまた図書館に届いている。

大変なことになっています。

 

 

 

 

 健康の味/南伸坊

つけの漢方の先生に、相談をした。

 

 

その小泉さん(元総理か)の書評集で紹介していた1冊。

ちょうど10年前の話で、ということは今現在の、10年後になった伸坊さんはどうしていらっしゃるのか、

そこのところが知りたいなと。

シコを踏んでいるのか、30回嚙んでご飯を食べているのか、ウエスト問題は解決したのか。

さらっと読了。

 

 

 

 

増田さんの本はこれで3冊読んだことになる。

確かあと2冊出ているはずだけど、格闘系でとっつきにくいのよね。

って七帝柔道記もばりばり格闘技だったけれど、舞台が北大・札幌だからちょっと別。

どうしようか迷うところです。

ああ、読んでみたい本がありすぎる。

 

以上、237回でした。

 

あ、忘れていた!

キングの上下本、といえばあれですよ、

 

 

 

 

つなげてみました。

あまり意外性がなかったかな。


17ページ 6行目 236

2018-05-29 22:18:18 | 本 3

 

本来なら236回目は10日前の5月19日にやるはずだったのに、

魔の、あの地獄のブルースクリーン→再起動のループに憑りつかれ、

そうだわ、本当あれは大変だった。

以来、ブルースクリーンがどどどどどっと画面に現れることは無くなったのだから、修復できたということで、

いやぁ、一昨日の33キロ完歩といい、私はなかなか頑張っている(笑)。

そっちのほうを頑張ったので、こっちの、読み終えた本の内容は思いっきり抜けています。

というわけで、書くに書けず、今回はこんな本を読んだという足跡だけかな。

 

ではいつものように(ではないのだけれど)、この20日間になるのかな、

読み終えた本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介も感想もなにも書けないのですが、よろしければ、どうぞ。

 

 

 

 

 

 木漏れ日に泳ぐ魚/恩田陸

 そう、私はずっと疑っている━━彼があの男を手に掛けたのではないか、と。

 

 

私は話の最後はすっきりはっきり終わるのが好みで、そう、すっきりぱたんと本を閉じたいのですが、

この小説はもやもや~っとした終わり方で、思わず「おいおい」と声がでてしまった。

苦手な終わりかただなぁ。読解力ないのです。

 

 

 

 

 

 王妃に別れをつげて/シャンタル・トマ 飛幡祐規訳

つけると、中には素晴らしいものが隠されていた。奇跡の形をした贈り物……エナメルの縁取りのペンダ

 

バスティーユ陥落後3日間のヴェルサイユ宮殿の内部を書いた小説。

読みにくくてなかなか進まなかったにもかかわらず、最後はなんとも心がしーんとしてしまう読後感。

マリー・アントワネットに関する本を読んでいると、軽薄とか享楽主義とかいろいろでてくるけれど、

たとえば意地悪だとか性格が悪い、卑屈とか、そういう話には出会わないのよね。

 

 

 

 

 ヴェルサイユ宮殿の歴史/クレール・コンスタン 遠藤ゆかり訳

に、世界で一、二を争う華麗な宮殿を建設することになるなどとは、とても予想できなか

 

 

「王妃に別れをつげて」を読むにあたっての副読本というか参考書というか、

絵や写真、解説が豊富でなかなか面白かった。

ちなみにルイ14世ではなくその父のルイ13世の狩猟用の建物が、もとだそうです。

 

 

 

 

 

 吸血鬼/佐藤亜紀

細く入る光の中を漂っている。部屋、というよりこれは広間だ。目の前に自分が叩いた扉がある

 

レベル高すぎてついていけませんでした。最後まで読んだけれど、いやぁ、全然わからなかった。

 

 

 

 

 中二病漢字バイブル

 

笑・漢字の書き取りの練習に使ってみた。

 

 

 

 

 ゴリラは戦わない/山際壽一 小菅正夫

 

17ページは扉でした。

もうゴリラ本は読まないつもりでいたのに、小菅さんとの対談となると、これは読むしかない(笑)。

小菅正夫さんは、旭山動物園をあそこまで有名にした前園長で、

札幌市環境局参与(札幌円山動物園担当)、そして北大柔道部主将、あの七帝柔道の主将だった人であり、

私としてはそこを一番ききたかったのだけれど、しっかり本書の中でもゴリラ話の中に七帝柔道がでてきていた。

円山動物園の「象」のこともふれていて、その通りにすすんでいるのなら、市民として注目していくべきかなと。

後半は結構円山動物園のことが出ていて、小菅さん一人の意見なのか全体の総意なのか、長いスパンでみていかないと。

 

 

 

 

 ぐるぐる博物館/三浦しをん

坊がちょこんと載っている。

 

 

いやぁ、しをんさんは気を遣う人だから、褒め称える中でいったいこれはどこまでの褒めたたえなのか、

読んでいてわからなくなってしまうのが良い点でもあり、謎が残る点でもあり。

風俗資料館、国立科学博物館、このふたつが気になったけれど、だいたい博物館って面白いものがほとんどで、

見る側の興味の持ち方とか態度とかで、持ち味を十二分に引きだすというか味わうというか、

興味のないところに興味のない人を連れて行ってもちっとも面白くない訳で、

だから、何を書きたいんだ私、博物館は両手を広げて待っていてくれていて、あとは見学者次第、

まぁ中にはなにこれという箱物もあるかもしれませんが、そうだ、レトロスペース坂会館、

あれ博物館扱いでいいんじゃない? ぜひしをんさんに観てもらいたい。あ、いい考えだな、これ。

 

 

というわけで、慌しく何を読んだのかさっぱり抜けてしまった236回でした。

 


17ページ 6行目 235

2018-05-09 22:25:25 | 本 3

 

ついに1度無断欠勤してしまったこのシリーズ。

これ、書いている内容に反して時間だけはかかるのね。

今回は2回分となりますが、中は軽く薄く。

 

ではいつものようにこの10日間×2で読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 

 

 図書室の海/恩田陸

とが信じられないのだろう。あたしも昔そうだった。母にも母がいるということが理解できなか

 

前回読んだ「夜のピクニック」の前夜編らしき短編が入っているというので読んでみた。

恩田ワールドっていうの? 初心者なのでなんだか新鮮。

「6番目の小夜子」は数年前から積みっぱなしで、今度忘れずに探しておかなければ。

感想としては、「夜のピクニック」と「春よ、こい」のなかでぽろっと抜き打ち的に語られる母親の一言に、

おもわず泣きそうになり、恩田さんって母親なのかわからないけれど、いやぁ、そこはやられてしまいました。

 

 

 

 

 

 ゴリラは語る/山際寿一

もちろん、近づきすぎれば、地面を手でたたいたり木をへし折ったりして警告してきます

 

 

 

 野生のゴリラと再会する 二十六年前のわたしを覚えていたタイタスの物語/山際寿一

よぎった。

 

 

2冊まとめて。

またまたゴリラ本を読んでしまった。でも残念なことに、2冊とも青少年向けのせいか、

内容はほぼ同じ、前に読んでいた2冊に書いてあったことをわかりやすくしてある程度で、

復習のような読みとなりましたが、山際さんの語りはやはり魅力的だ。

二ホンザルとは目をあわすなというけれど、ゴリラは顔を突き合わせ目と目をあわせて集団を円滑にまとめているそうだ。

人間より人間らしい。

ああ、ゴリラにあいたい。見てみたい。

 

 

 

 

 

  練習しないで、字がうまくなる!/阿久津直樹

 

 うまくなりません

 

 

これ、絶対タイトルで損していると思う!

「字が汚い!/新保信長」の中で紹介していて、たまたま図書館にあったので借りてみたけれど、

これは目からウロコの一冊でした。

お手本どおりに書いてうまくなるのなら、

なぜ日本語に日々囲まれお手本がそこらじゅうにあるはずなのに字が下手なのか。

それは字がうまく見えるコツというものがしっかりわかっていないから。

道具選びも大切で、サラサクリップを買ってしまったし、硬筆用の下敷きも買ってしまった。

 

 

 

 

家にあった古い硬いタイプの下敷きで試しに書いてみたところ、全然違うのね、書き心地というかペン運びというか。

太さにムラが出にくくなるのでそれだけでもきれいにみえる。

あと、フォントがきれいなのは拡大しても字の太さ密度も比例しているからで、

手書きするなら同様にペンの太さもかえるべきで、

小さい字を書かねばならない時には細字のペンを、大きい字のときは太字のペンを使うと、

それだけで読みやすくなる、などなど。

ちなみに連休で帰省中の娘にこのことを話すと、

「あなたの字がうまくなったなら信じる。フっ」と鼻で笑っていたが、

実際に私が書いた「アルパカの応募はがき」を見せると、

「わっ、きれいになってる!」とかなり驚いていた。

きれいになったというより、読みやすい字が書けていたというべきか。

いやぁ、大変参考になったわ。

コツを忘れず意識を怠らず。

 

 

 

 

  弱った体がよみがえる人体力学/井本邦昭

 

 

思ったほどの感激はなし。

私はもう次のレベルまでいっているのか?

 

 

 

 

 

 鳥肌が/穂村弘

 どう考えてもおそろしい。だって、本当にそんなことになったら、おかしな

 

初め意味がわからなかったのだけれど、読んでいくうちに、あれ、これって、ざわっだわと。

感じ方、受け止め方、状況、いろいろな意味での「ざわっ」とくる話が満載で、

私としては直接的なランドセルの子供の話が怖かったかなぁ。それと鉛筆のキャップの彼女と焼け焦げたネームプレート。

 

ちょっと脱線しますが、そういう心霊現象とか全然語りそうにない作家が遭遇したそういう話って本当読んでいて怖い。

すぐに浮かぶのが村上春樹氏の「辺境・近境」、高野秀行氏の「世にも奇妙なマラソン大会」、

角幡唯介氏の「探検家40歳の事情」←この本だったと思うけど、違うかもしれない、

まさかここに穂村さんまで食い込むとは。

小説ではなく実体験を語っていて、興味のある方はどうぞお読みください。

 

私の鳥肌ものといえば、小さくびっしり密集して蠢くものと、栞(紐)なんかもかなり怖い。

なんで栞かというと、私の場合図書館から借りて読む本や古本がかなりの数になり、

新刊と違って、どうも栞に念というか意思を感じてしまったり、単純に怖かったりで。

で、うまいことに、この本の栞もかなり怖い部類だったので写しておきました。

 

 

 

 

ひぇぇぇ。

趣向を凝らしているのでしょうけれど、この糸のようなびろんびろんが怨念めいて怖い。

あと、栞の先を結んであるやつも叫びたくなるくらい怖い。いやだ。

まず、新刊で買った本以外は栞を使うことは無く、

指先でつまんで表紙の裏に挟み、以後触れることはない。

汚いとかの嫌悪感ではなく、どうもあれは怖いのだ。

この本、文庫化したら買おう。再読したい。

 

 

以上、235回目でした。


17ページ 6行目 234

2018-04-19 23:32:32 | 本 3

 

今回の17ページシリーズは234回目。なんと連番! あ、続き番号というのか?

宝くじでも買っておけばよかっただろか…。

当たったら、え、どうするだろう。美容整形? わはははは! しないしない(笑)。

四国に歩き遍路行ってくるかな。

それから楽器と防音室完備して、我慢せずに本を買う。ささやかだなぁ。

これを叶えるには何賞をあてればいいんだろ?

それよりその前に宝くじを買わなきゃならないんだな(笑)。

誰もがみんなきっとこうなのよね。

 

 

では栄えある234回目ですが、宝くじを握り締めることも無く、

いつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 

 夜のピクニック/恩田陸

 この辺りは古い町で、町全体がしっとりとした黒い塊に見える。小さな運河の両岸には、最近

 

前回の「死のロングウォーク/S・キング」もそうだったけど、延々長距離(80キロ)を歩く話。

数年前に途中で投げ出した本なのだけれど、今読んでみると、なんで投げ出したのかがわからないんだな。

歩行祭の高校生の話がメインなのだけれど、異母きょうだいの異母、

それぞれの母に気持ちがどっちもわかるよなで、母目線での一冊となりました。

 

 

 

 

 

ゴリラとヒトの間/山際寿一

い巨人。邪悪な心と不気味な顔をもった原生林の悪魔。それは、アフリカを「暗黒大陸」

 

これまた前回出の「僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう」で、山際さんのゴリラの話が面白く、読んでみた。

この本を読んでから「シャバーニ」やゴリラの動画を観ると、

おお、こういうことかとわかる場面が出てきてこれまた面白い。

専門的なことに及ぶとさすがにあっぷあっぷなのだけれど、ゴリラ、いいな。

東山動物園近郊に住んでいる方が羨ましい。

あ、宝くじ当たったらの項に追加だな。シャバーニに会いに行く。

で、ゴリラもそうなのだけれど、ゴリラ愛を語る山際さんにも惹かれます。

 

 

 

 

 

 呼び出された男 スウェーデン・ミステリ傑作集/ヨン=ヘンリ・ホルムベリ編 ヘレンハメル美穂・他訳

れでも、ラングの作品に対する男性評論家の批評はいかにもバランスを欠いていた。ラングの小説に出てく

 

スティーグ・ラーソン(ミレニアムの作者・故人)とヘニング・マンケル(ヴァランダー警部シリーズ・故人)の

短編を読みたくて借りてみたのだけれど、期待が大きすぎたかも。

あとは時間にも気持ちにも余裕がなく、他は読まずに返却。読むにも体力気力が必要です。

 

 

 

 

 

 字が汚い!/新保信長

何かの冗談かと思うほど汚く、それで印象

 

 

かなり共感してしまった(笑)。

私も字が汚い下手というより(いえ、そのものなんだけど)超癖字で、

それを誤魔化すように早く逃げ書きをするからさらに雑で、

美文字とか読みやすいとか大人っぽい字には3万光年くらい離れている。

拙い字を矯正しようとペン字の本を買い、教室に通い、書家に話を聴きにいき、

お手本のような字を目指すより味のある読みやい字を目標に奮闘するのだが、

これが納得というか、

ああそうか、私の字はここがこうだから読みづらいんだとわかっていくのが副産物というかなんというか。

長体ヘタウマ文字、初めて知った言葉だけれど、いわれてみればこの文字いくらでもみかけるわ。

私の字は読みやすい文字の逆路線を行っているのね。

隙間がない、無駄な線が多い、大きさもバランスも不揃い。中心線ぐにゃら。

良く言うと飾り文字(アルファベット)っぽい字を書いていることが判明。

そうかそうか、これを直せば、大人っぽくて読みやすい字になるのかなんて思うのだけれど、

新保さん同様、そんな自分の字を愛している傾向も強いのね(笑)。

そうなんだ、自分の字が好きなんだ、すっごい下手なくせして、これは開き直りか(笑)。

だいたい線もまっすぐに引けない。これ難しいのよ、やってみると。

せめて、自分の名前ぐらいは恥ずかしくない程度に書けるようにはなりたいなと、

5ミリ方眼ノートを今日買ってきた(笑)。

ペンは試してみたけど、保留。次回だな。

なんだか自分の字を見直すよい機会となりました。

ペン先あげずに書くのはさよならしよう。

きちっとあげないで書くから余計な線が増えて飾り文字っぽくなり、読み難い度がアップするのよね。

あ、行書とかそういうのではなく、ただただ変なクセ字ガチャ字なんです。

 

追加。

私、人の書く文字見るの好きなんですけど、なかなかそういう機会が無くってね、肉筆っていうの、

この人どんな字書くんだろと想像してみるのって楽しいと思うんですけど、いかがでしょう。

 

 

 以上234回目でした。


17ページ 6行目 232

2018-04-09 23:21:21 | 本 3

 

今日、琴似発寒川河畔の道を歩いて来たのだけれど、

いい感じにミズバショウがつつっと背筋を伸ばしていて、

おお、おお、ちょっと気が早いけどいいんでないかいと写そうとしたら、

アイフォン不携帯。

ああそうだ、外出用に充電してたんだ。

そのまま置いて来たわ。なんのための充電だったのか。

相変わらず寒い日が続いているけれど、草木花は着実に成長しています。

 

さて、今日は例のシリーズの日。4月も9日になりました。

フランス革命小説での消耗がきつかったのか、あまりペースが上がらず少なめとなっていますが、

いつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 ホームレス中学生/田村裕

 冷蔵庫の無い生活は初めてで、今まではファンタなんかは冷たいのが当たり前だったからびっく

 

いやぁ、私もこれ読んでびっくりでした。いい方じゃない意味で。

この本が面白いという記事を読み、無性に読んでみたくなり、今さらながら図書館で借りてきたのですが、

全体が上に書き写した6行目の文のような調子ですすんでいて、

いったいこれは小説なのか実話なのか、図書分類は何になっているのかと調べたところ、

「779 大衆演芸」に分類されていました。納得のような、はてなのような。

父親の「解散」の一言から一家離散、公園でのホームレス生活となったわけですが、

実際公園での生活は夏場の1ヵ月ほどで、あとは友人や近所の人に助けられ、その後生活保護費を受給、

高校生で一日2000円(小遣いとして)の生活をしている。30日で6万円。

そもそも父親に見捨てられたときに(関係はどうであれ)親戚にまずは頼るとか、

子どもじゃないのだから行政機関、役所や身近な交番に相談にいく考えはなかったのだろうか。

素直に学費(兄は大学生、姉は受験生)はどうするつもりだったのか。

そうよ、そう、この父親。母親は死別しています。

もし本当にこの本に書いてあるとおり差し押さえになった当日その場で「解散」の一言で姿を消したのだったら、

これって罰せられるんでないの? 罰せられないにしても無責任すぎる。

一番上が大学一年の兄、高校3年の姉、そして中学生の田村君。

18歳の女の子よ。信じられない、どんな事情があったにせよ、路上に放り出すなんて親がすることではない。

面白く盛り上げるためにこういう設定というか演出があるのかもしれないけれど。

感動したとか涙が出たとかの感想がいっぱい載っているけれど、

苦労したこと大変だったことはわかるのだけれど、

なんだか後味の悪い一冊でした。あくまでも私の感想です。けれど多用ですね。

 

 

 

 

 

 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう/山中伸弥 羽生喜治 是枝裕和 山際壽一 永田和宏

ったのか、それ以上、毎日毎日、柔道のつらい練習を続けていく気力がなくなってしまっ

 

講演と対談からなる一冊。面白かった! 

いろいろな分野のトップをいく人の話は、これがボリュームがありすぎると読むほうも大変なのだけれど、

これぐらいの限られた長さだと飽きずに読めるし、他の本ももっと読んでみたいという気を起こさせる。

羽生さんの「様々な種類の物差しを持つ」、「世代によって感覚が違う」話が面白かった。

若い世代の人とは言葉遣いと同じでこういう手は指さないこういう感覚はないなということがしょっちゅう起こると。

あと山際さんのゴリラの話を読み円山動物園に会いに行こう(ゴリラにね)としたら、

円山動物園にゴリラは現在いないそうだ。出張中らしい。残念。

iPS細胞の「i」はなぜ小文字かというと、当時流行っていたiPodを真似たそう。小ネタですが。

 

 

 

 

 

 死のロングウォーク/スティーヴン・キング 沼尻素子訳

体重のある奴は早くへたばるといったのはだれなんだと、あやうく尋ねようとしてやめること

 

キングだ! わーい、久しぶりにキング本読んだ! といってもリチャード・バックマンのペンネームでの一冊ですが。

14歳~16歳までの少年100人が時速4マイルで歩き続ける話。

少しでも時速4マイルより遅くなると警告があたえられ、警告は3度までOK。

4回目に時速4マイルより遅くなった時には切符をもらう→すなわちその場で撃ち殺される。

ゴールは、最後の一人になったとき。

それまで昼も夜もなく歩き続け、食事も睡眠も排尿排便も歩きながら。まぁ排便は警告一回と引き換えか。

時速4マイルと言われてもピンとこないけど、キロに換算すると時速約6.4キロメートルとなり、

これが結構速い。

私は歩きだと時速6キロくらいなので、1時間2時間ならまだしも、ぶっ通しで歩くとなると、すぐさま切符をもらう組だろな。

キングが大学生のときに書き上げた小説だそうで、ぐだぐだのキング節はまだでてこないけど、

表現の仕方(足が水のようだとか、とけかかったゼリーのようだとか)は、おお、やっぱりキングだよなと。

キングの在庫一冊読んだということで、ちょっと満足。

が、キング本の塔はまだまだ高い。どうしよう。

 

 

 

 

 

 ワンピース 巻八十八 獅子/尾田栄一郎

このザマだ…!!

 

買って1ヵ月近く読まずにいた新刊。

うぇぇ、いったいどこまで続くんだ。

面白いことは面白いのだけれど、今回もまたロビンやゾロは出てこなかったぞ。

これはきっと誰もが思っていることに違いない。

やっぱりこのパターンしかないのかな。面白いには面白いのだけれど。

一冊がこの値段だから買い続けているけれど、

それもどこかで買う買わないの山場というか峠がきそうな気がする、私の中で。

アニメはもう何年も観なくなっているし。

今テレビでは、少年ジャンプではどこをやっていてどうなっているのだろう。

1度どこかで立ち読みチェックしてくるか。

 

 

以上、232回目でした。


17ページ 6行目 231

2018-03-29 23:20:20 | 本 3

 

昨夜、下書き保存にしたはずの白塗りピエロ「パドルズ」の動画がででーんと投稿されていて、

驚いた方も多かったのでは。

私もさきほど開いた途端ででーんと大きな白いピエロが現れ、げげっとしてしまいました。

ほぼ24時間そのままだったので、いまさら引っ込めるのもあれですので、そのままにしておきます。

 

では、今日は29日なので、いつもの19ページシリーズの日となります。

この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 

 小説フランス革命11 徳の政治/佐藤賢一

街の古株』は読み飛ばされないことだった。これが『デュシェーヌ親爺』となると、軍隊という軍隊

 

 

 

 小説フランス革命12 革命の終焉/佐藤賢一

されるまま、友人を殺すことになってしまった。それを無念と思うならば、なるほど、ロベスピエー

 

 

 

2冊まとめて。

やった、ついに全12冊読み終えた。80%は意地だったな(笑)。

ルイ16世、マリー・アントワネットの処刑の話は有名だけど、革命を起こした側の話、

王処刑前後の話を詳しく読んだのはこれが初めて。

歴史の教科書だと1ページもあるかないかなんじゃない?フランス革命の記述って。

それを単行本12冊で語るんだから、大変な大変な作業というか苦役でした。

なのにマリー・アントワネットやその子どもに関しては数ページもなく、これにはがっくり。

全巻読み終え、流れはなんとなく掴めたけれど、もう少しぐだぐだなし簡潔にまとめてくれればと。

やっと終わった。

しかし、いったいなんだったんでしょね、フランス革命って。

 

 

 

 

 

 アウシュビッツを一人で生き抜いた少年/トーマス・バーゲンソール 池田礼子・渋谷節子訳

 

17ページは扉絵。

 

フランス革命小説が届くまでの待ち期間に読んだ一冊。

ナンセン(フリチョフ・ナンセン アムンセンの師匠)の息子オッド・ナンセンが恩人として登場していて驚いた。

予期せぬところで名前を見る驚きと興奮。

 

 

 

 

 

 おじさんは白馬に乗って/高橋源一郎 絵・しりあがり寿

 

 

…ページの表記なし。

同じくフランス革命小説待ちの一冊。

自分のことをタカハシさんタカハシさんと呼んでいて、なんかそういうところにひっかかってしまう私は狭いんです。

 

 

 

 

 やさぐれるには、まだ早い!/豊島ミホ

私のことがきれいさっぱり消えてもいいから、モノは残って欲しいのである。

 

 

同じくフランス革命小説待ちの一冊。タイトル借り。

印象に残ったのが宝くじの話。

買います? 宝くじ。

昔何度か買ったことはあるけれど、買うときって10枚かと思っていたら、

豊島ミホさんは「買うならジャンボを連番で三枚だけ」と決めているそうで、

三枚というのは、一等プラス前後賞をゲットし得る最小の枚数だからで、

おお、なるほど、そういう買い方もあったのかと(笑)。

これなら1000円でおつりがくるし。あ、今でも一枚300円でしょか。

名前にちなんでグリーンジャンボってのどうかななんて。

まぁ買わないと当たらないのですがね。

 

 

以上、フランス革命小説をついに読み終えた231回目でした。

 


17ページ 6行目 230

2018-03-19 23:02:02 | 本 3

 

時間の配分がうまくいかず、更新が滞りがちなこの頃です。

まぁ書いてもたいしたことも書けないのですが。

勢いで書けるときはいいのですが、勢いのないとき、

変に振り返ってしまうときなど、げ、こんなくだらないことまずいんでないかと溝にはまり、

そのままストップしてしまうことが多いんですね、これが。

 

さて、今日は9のつく日ということで、17ページシリーズの日、

登場するのは、2冊。

ほかに2冊読んだのだけれど、ちょっと載せるのもどうなのよという感じで、パスします。

ではたったの2冊ですが、17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 

 ヴァレンヌ逃亡/中野京子

 

17ページは革命当時のパリの地図

 

いやぁ、それが、佐藤賢一さんの「小説フランス革命」に書いてあることとかなり違っていて、

歴史小説というものは何がなんだかわからないなと(笑)。

時系列は違いがないのだけれど、

例えば1791年6月20日王一家はパリから逃亡したのは間違いないのだけれど、

佐藤本ではフェルゼンが下見もせず計画性に乏しく道に迷ってばかり、それが原因で大幅に時間をロスし、

ルイが見切りをつけ解雇、もうフェルゼンぼろくそに書いてあったのに対し、

中野本ではフェルゼンの計画は万全だったのに対し、ルイの嫉妬で解雇、

以後ルイの甘さで時間をロスし、ルイぼろくそで逃亡失敗などなど、

挙げればきりがないほど肉付けが違っていて、いやはや面白いというか、いったいというか。

著者の好みも反映しているのかもしれないけれど、

巻末にある林真理子氏との対談でちょっと謎が解けた気が。

古い資料は前からあったが内容はバラバラで、どれを取るか悩み、結局最後は自分はどっちの資料を選ぶかなんだと。

なるほど。

にしても、こうも人物像が異なると。

まぁそれは別にして、前回も書いたけれど、現代の感覚で捉えてはいけないんだよなと思うことがたびたびあり、

何事も自分の物差しを振りかざし騒いではいけないんだよなと。

余談ですが、当時パリは相当臭かったそうな。

臭くて臭くて臭くて、マリー・アントワネットは目先の臭さから逃げ出したかったのではなんて。

セーヌ川は糞尿だらけ、1度もお風呂に入ったことのない民衆体臭、道はもちろん糞尿だらけ。

ヴェルサイユはまだ森に囲まれた広大な面積だったけれど、

パリ市街は凄まじい臭気の壺というか、そういえば、前に読んだ「香水」もパリの臭さに触れていたな。

あれですね、最初にどの本を手にとるかによって印象ががらっと違ってしまうのが歴史小説なのでしょか。

 

 

 

 

 

 死刑執行人サンソン 国王ルイ十六世の首を刎ねた男/安達正勝

ディエップの広場に設けられた処刑台の上にジュアンヌ親方が立っているのをシャルルが見た

 

王の子は王に、死刑執行人の子は死刑執行人に。

天と地ほどの違いがあるけれど、どちらも世襲制で自分の意思で変えることはできない。

いろいろフランス革命本を読んできたけれど、この本が一番おもしろかったかも。

おもしろいといっていいのか、なんというか、言葉って困ります。

いろいろ読んできたから話の内容がうまく掴めたのかもしれないけれど。

 

ルイ十六世の首を刎ねたのは4代目サンソン。

本によってはこの4代目サンソンが粗悪な人物に描かれたいたりするけれど、

本書では善良で思慮深い人物に描かれていて、そのサンソンの世襲制による、

王から与えられた職務をまっとうしているだけなのにもかかわらず人々から忌み嫌われ、

人の手で人を殺さなければならない苦悩、敬愛する王を処刑したあとの苦しみなど、

そもそもギロチンはどうして必要だったのか、

その時代背景もわかりやす説明で書かれていて、

「パリの断頭台」よりずっと脳にインプットされた一冊。

フランス革命本でなにを読めばいいのか聞かれたら、私ならこれを推しますね。

 

 

佐藤賢一本「小説フランス革命」11と12、ちょっとしたトラブルでまだ手元に届いていません。

あまり間を空けると、ますます読み進める気力が減ってきてしまいそう。

この2冊でフランス革命本は卒業する予定。

次はメアリー・スチュアートかヘンリー7世(8世ではなく7世!)にはまるか、

アムンセンの積んである本に手を伸ばすか。

なんて書いていると、予期せぬ図書館過去に予約していた本がどどどっと一気に届いてパニくるんだよな(笑)。

 

以上、230回目でした。

 

しかし、マリー・アントワネットもいろいろ描かれていて、

実際どうだったんでしょね。

ああ、ワープしてみたい。って臭くて悶絶してだめかもしれないな。