実家から父の形見の品として持ち帰った ラドー ボイジャーの その後。
町の時計屋さんへ持っていってきました。
西区民になったころから地下鉄駅付近のビルの端にちょこんとある、古い昔ながらの時計屋さん。
腕が勝負の職人さんが構えているお店だと前から想像してまして。
おそるおそる、潜入というか、お邪魔したのですが。
おじさん、この古い時計を気にいってくれまして。
(あ、ひょっとしたら時計もそうだけど、私のことも気にいってくれたのかもしれない・笑)
バンドの調整から磨きから傷消し、精度のチェック、果てはお店の精密機械の説明まで、
さらに入り口ガラス戸上部を指さし、その先にテープで張ってあるラドーの文字まで説明?してくれた(笑)。
完了っ。お蔭さまで、愛着仕様となりました。
結局2回直してもらいました(笑)。
一度目はジャストすぎて、動いているうちに腕の太いところではまり、
皮膚にタツノオトシゴとラドーの文字の刻印が。
2回目は、動き過ぎない程度のゆるさに微調整。
それと、この時計の出所なんですけど、
父と同じような、収集癖のある者同士で物々交換した一品みたいなんです。
いったい私で何代目の所有者なんでしょ(笑)。
私の死後、娘使ってくれるかな?う~ん、好みじゃなさそう。怨念こもってるって言いそうだ(笑)。
夫も逃げそうだ。
なぜか、父と私と時計って縁があるのよね。
(プロフィール写真の時計、これは父が大昔に買ってくれた時計です。
結納返しに、当時安物の時計を使っていた夫と、そして私も使えるようにとペアウォッチを。
これは高かった。今でも夫婦ともども壊れず動いております)
不思議と、縁がある。兄にはこのつながりがあてはまらないし。
いつまでも動いていて欲しいんだけどなぁ。
あとどれぐらい動いていてくれるんでしょ。その日まで、大切に使わなくちゃね。