何が大変だったって、車が壊れたのよ。
厳密にいうと壊れたのではなくその数歩手前なのかもしれないけれど。
8月14日の朝、お墓参りをするのに家を出たんです。
夫方の墓地と私方の墓地、北海道を三角形にぐるりと移動。
まずは夫方のお墓参りから。
墓地に行くその前に、知り合いの農園でメロンや野菜を買い、それをトランクにいれ、
墓地へGOとエンジンをかけようとしたら、どういうわけかエンジンがかからない。
うんともすんともぷすっとも言わない。
夫の車は「スマートキー」、7月末に車検から帰ってきたばかりの状態で、
これといった不備どころか整備されたいい状態なはずなのに、いったいどうしてなんだ。
ト○○に電話をかけても、担当者に電話をかけても、お盆休みで通じない。
夫の実家は(今はもう親の家は片付けたのでお墓があるだけだけど)、
四方を山に囲まれた小さな小さな過疎の町で、
どこに出るのも隣町にも峠を越えて行かなければならず、
一番近くのオートバックスまで車で約3時間、って車が動かなければ話にならないけれど。
どうやって札幌に帰るんだ。
これはJAFのお世話になるしかないのか。
と、ここで私がト○○の休日対応ダイヤルを見つけ、夫がかけてみるものの、
スマートキーになにか問題があるのならドアロックの解錠は出来ないはずだし、
車本体の電子系統になにか問題があるかもしれないと、それぐらいの回答しかえられず、
さて困った、これはJAFに連絡かなんてムードになったとき、
どういうわけかエンジンがプルンとかかった。
それからというもの、エンジンかけっぱなし。怖くて切れない。
お墓参りをするのもトイレ休憩も交代制、お昼ご飯を食べにお店にはいることも出来ないので、
コンビニで交代で買出し、道の駅で家族三人ちんまり車内で食事、
私方の墓参りも済ませ、なんとか札幌まで帰ってきたのですが。
夕方出先でまたエンジンがかからなくなり、商業施設の駐車場に一泊。もちろん事情を話し許可を得て。
翌朝、娘の運転で車の様子を見に行くと、どういうわけかエンジンが一発でプルンとかかる。
そのままガソリンスタンドへ持ち込んだらまたそこでダメになり、
スタンドの人いわく、「ギアのPの位置が何かの拍子に少しずれるのかもしれない」そうで、
ト○○の休みが明けるまでここに置いておいてもいいですよとまで言ってくれた。ありがたい。
数時間後様子を見に行くとまたエンジンがかかったので、自宅駐車場まで移動することができた。
今日は娘が犠牲?となり、娘の車で夫は外出、
娘はバス&地下鉄で出勤。
ト○○はやっと明日から営業。
ガソリンスタンドの人は「車検のときにゆるんだんでないか」といっていたけれど、
ト○○はなんというのやら。
家族三人、あのカンカン照りの農園の駐車場で必死になって脱出策を練った、受難のお墓参りでした。